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東京モダンアパート(rank)
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ヴィーガンズ・ハム

実写映画デッドプールからヒーロー要素をぬいたグロ系コメディ映画だった……。露悪趣味がすごい。ジョークのやり方がフランス映画。 露悪趣味かつ自己本位的主人公たちのやらかしを見続けるのが辛い人には向かない。わたしは好みではなかった。 なんていうか なんていうかね、合わないんだよ!! ああいうの!! 自己本位がすぎるヤツ嫌いなんだわ!!!!! 因果応報映画だけどさ。 「なんでこんなやつと友達なの!?」から始まり「どうしてそうなるの!?」の連続だった。まあ人を沢山殺す映画は面白いものね。 あと犬は……犬は可愛いね……(いろいろあるけど可愛いね……。)

  • 27th.Dec
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バービー

フェミニズムの意図を感じられる一方で、フィクションじみた世界(バービーランド)をベースにしていてもここまでしかできないのね、があった。 ライアン・ゴズリングのマチズモに染まっていく演技は面白かったし、マーゴット・ロビー演じるバービーの実写化のお似合い感と現実に来て存在意義の否定された感じだとか、彼女の何にも考えてないと言われたかのような馬鹿にされたような女の演技はとてもよかった。(もっとも、そういった演出にばかり当たっている気がするのでホントに彼女にはいろんなキャラクターを演じてほしいなあと思う。) ただバービーランドというオモチャと人間のお話、女性と男性のお話というかなり大きなテーマをふたつとも混ぜたストーリーになってしまったのでオモチャで遊んでこなかった幼少期の人間としては全くささらず(これはトイ・ストーリーもささらないタイプ)散らかった印象になったなあと思う。 ラストのあのセリフに賛否両論あるだろうなと思ったが、人間のように生きたいと願ったキャラがそこに着地するのはまあそういうこともあるかなあという気持ち。 Aスペクトラムのキャラクターとしてバービーを見たい気持ちもあったけれど、自分の理想の押しつけはしたくないなと思った。 追記で男女逆転映画の話

  • 20th.Dec
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雄獅少年/ライオン少年

いわゆるスポ根アニメではあるし正直「それを肯定しちゃうのは……」というところもあった。ただ、この映画のすごいところはキャラクターたちの生活のリアリティだとおもう。 (獅子舞の演技もすごい! CGでここまでの細かい質感と動きの演出してくれるの本当によかった。) 貧乏な家庭の子どもと金持ちの家庭の子どもという対比はたくさん見てきたが(どうしてもガラスの仮面など思い出してしまうのだが。)この貧困の線がとても上手にフィクションとして描かれている。 感想を書いているわたしは金持ちではないが出稼ぎしなければならないほどの生活ではなくあくまでも安全圏から「この貧困はリアルだ」なんて言ってる訳だが。 主人公以外のチームキャラクターの表現に弱さはあるが、ある意味サブプロットを切り捨てることによってクライマックスシーンを盛り上げているとも言える。 少林サッカーを見て育った人間としては「まだこういうネタなんだ」と思うところもあるが、恋愛要素のないヒロインの関わり方、ラストの演出など本当によくできていたと思う。 中国獅子舞、観光客向けステージ(遊園地的な場所でのステージで見せてもらった)で見たことがあるがあえて後ろについた人間を振り回すタイプの演出もあるのでこういうのは手っ取り早く動画などで見てほしい。実物もホントにすごい。

  • 20th.Dec
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告白、あるいは完璧な弁護

リメイク前の映画は視聴済。思っていたよりも韓国流アレンジがはいっているなあという印象。 (まあリメイクだからといってストーリーそのまんま使っていても「なんで作ったんだろう……」の気持ちになるので元ストーリーとの改変は面白くもあるのですが。) ただインビジブル・ゲストのストーリーとあのオチがかなり好きだったので今作のエンディングはわりとわりと性根が悪くなくて(言い方が難しい)おーっとなりました。 ロケーションはとてもよかったです。雪国育ちなので画面から伝わってくる寒々しい感じにリアリティをおぼえました。 DVDで見たのですが特典映像としてキャストのおもしろ動画が入っているのが可愛くてよかったです。映画自体がずっと重苦しい感じなので……真っ白なお部屋の中での軽快なおしゃべりはちょっと気楽さをとりもどせる。

  • 12th.Dec
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マーベルズ

女性3人のチーム映画! かっこよかったし泣いたし笑った! それぞれがコミュニケーションの取り方が不器用でうまく言えないんだけど大切に思ってる気持ちは伝わってきてよかった。 パク・ソジュンが突然ディズニープリンセスになったのは笑っていいんですよね???? 個人的に気になるのは「それはなんの解決にもならなくないか?」という、困ってる人たちはずっと困ったまま変わらないところ。ヒーロー映画だからみんなを助けよう! とまではいかないけれど、救済することができる時とできない時とがあることも仕方がないけれど描き方がわりと危ういと思った。 でも最近のMARVEL映画の中ではいちばん「この後どうなるんだ!?」が気になる映画でもあった。パク・ソジュンやっぱり面白かったな……。

  • 12th.Dec
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エクソシスト 信じるもの

ストーリーはうまいが反中絶映画じゃなかった……? その点が気になったので点数たかくしようとか考えられなかった。 ホームレス描写もひどかったし、なんかいろんなところが怖くて泣いちゃった……。

  • 12th.Dec
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デスパレート・ラン

明確な反銃所持映画だった。主人公のパニック感がすさまじいのだけど、子どもが今にも死ぬかもしれないというあの恐怖の演出だとしたらあれぐらいでいいのだと思う。 音だけしか情報がない映画というとブラックボックスやトジコメ、the guiltyなどまあ挙げられる作品は多いのだけれど、やっぱり「映画として画面をどう保たせるか」が難しいんだなあと思う。searchシリーズの方みたいに視覚情報でバンバン引き込むのとはちがうね。 ただ主人公の地頭の良さによって話がどんどん展開していくのだとか、ラストのあの動画などよくできているお話でもあった。 あとイヤホンについてるマイクの使い方がイマイチ分かってなかった人間なんですけどああやって使うのね……。映画でも初めて知った……。

  • 12th.Dec
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パリタクシー

それなりにきたないパリだ!!(きゃっきゃ)(はしゃぐ音) あるおばあさんを老人ホームへ連れていく時に、どんどん寄り道をしてどんどんおしゃべりをして、世界を見つめ直すお話。 まあぶっちゃけマイ・インターン好きな人間にはこういうのもいいのではって思わせるストーリーなのだが、主人公もおばあさんも決して好感度をあげるような「人の良さ」を出すわけではない。 どっちかっていうと翻弄された人間の辛さとか苦しさのお話なのだが、それが上手く「立ち直れる未来」として描かれていくのが面白い。 エンディングに泣かされた。幸せにおなり。

  • 12th.Dec
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不思議の国の数学者

脱北者の清掃員さんに数学について教わる奨学金利用の高校生の物語。 これぞ王道の韓国映画っていう感じでもあったし、北朝鮮と韓国の交流の文脈はやはりこの国でしか扱えないのかもという気持ちもある。 数学の美しさと面白さは国がどこであれ、どんな時代であれ変わることがない。不変的なものなのである。 小川洋子が数学の美しさを度々語るのとこの作品はなにか通じるものがあると思った。ラストの美しさが言いようのない感動を作ってくれる。

  • 12th.Dec
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THE KILLER/暗殺者

Twitterで見かけたのは「奥さんに怒られないように子どもを守ろうとする映画」とのことだったけど、大体そういう映画だった。非常に面白かった。 主人公のおじさんにとって女子高生が常に「めんどうな性格してるけど守らなければならない対象」になっているのがよかったし、奥さんが「裏社会ってなに……」みたいなスタンスなのもいい。 アクションのキレもよかったし、結構黒幕に驚かされた。ストーリーがうまい……。 愛する奥さんとのお話という意味では幸せのジョン・ウィックっぽい。幸せにおなり。

  • 12th.Dec
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