きみの色
今後、なにかメンタルをやられそうになったときに自分を奮い立たせてくれるようなよすがの一時という青春の映画だった。 その繋がりは永遠ではないかもしれないけれど、一生に残る出会いとバンドの体験だったのだと思う。 主人公の色がみえる話だとかが大袈裟に描かれるわけではなく、美学としてのお話でもあり好きという気持ちを伝えるコミュニケーションのものでもあるんだなあと思った。 キリスト教徒としての描き方も変にカチコチに固まったものではなく普通の女の子としての敬虔な子どもという描き方なのも好き。 それぞれの持ち味をいかした音楽に、クラスメートたちの可愛さに、色んなものがつまった作品だった。 悪い人がいなくて、みんな優しくていい人で、だからこそあの一時が思い出として色褪せず残ってくれるのかなあと思った。
- 11th.Sep
- Movie