2016/10/02
草稿なので各キャラの肩書きなどは仮の設定です。
下っ端戦士の名前も未定なので「(下っ端)くん」と表記しています(^^;
***
ある町が魔のものの襲撃を受けるという報せを受けて慌ただしい様子の協会
町の名はクルッサム
職員A「クルッサム北部の防衛はどうなっている?」
職員B「フレミアが出ています」
下っ端戦士「(フレミア……この広域で最強の戦士「三刃」の一人だという)」
下っ端もその人物の名を話に聞いたことはある
管制係「報告! 敵の増援が現地に向かっています! ベータ級2体、ガンマ級4体です」
下っ端「(そんなに……!?)」
増援としては大きな戦力
下っ端の不安そうな様子に気づくフィリップ
フィリップもまた「三刃」の一人
フィリップ「心配かい、(下っ端)くん?」
うなずく下っ端
フィリップ「大丈夫だよ。彼女ならこのぐらいわけもない」
慌てた様子も見せずに淡々と答えるフィリップ
フィリップの落ち着いた様子にいくらか不安を取り除かれたものの半信半疑の下っ端
下っ端「(本当に大丈夫なのかな……)」
2016/07/16
「刻印の戦士」に登場予定のシスコン二枚目風使い、フィリップ。
キャラの人となりがわかるような物語の断片を2つ。
***
・ペンダント
協会の床にフィリップのペンダントが落ちているのを新入りが見つける
落ちた弾みでペンダントの飾りが開いて、中に入っている絵が見えている
新入り「(この絵は、肖像画……? 女の人が描かれてる)」
フィリップがやって来る
フィリップ「ああ、こんなところに落としてたのか。
それはナスターシャだよ、僕の妹だ。美人だろ?」
新入り「この絵の人は妹さん?」
フィリップ「うん。僕の妹は天使のようないい子で、本当に綺麗でね。
故郷の町一番、いや間違いなくこの国で一番の美人さ!」
新入り「(うわぁ……。フィリップさんって、兄バカだったのか……)」
新入り「妹さんは今も故郷に?」
フィリップ「いや。僕の町は魔のものに襲われて壊滅した。彼女もその時に……」
新入り「……。そうだったんですか」
***
・戦闘前
フィリップは唸り声を上げる黒い獣と対峙した。彼の周囲に風が渦巻く。
「魔のものはすべて滅ぼす……。
そうすれば、僕の心の中のナスターシャはきっとまた笑ってくれる」
フィリップがすっと片手を上げると、風が月牙の形に凝固した。
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