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鳩ぽっぽ(終)
By 小夜(朝永)
2010/09/27 22:20
晴天、昼下がり、公園の木陰にて。
はもはもと先程買ったばかりのサンドイッチを頬張りながら、俺は少し悩んでいた。
「・・・どうするかな・・・」
別にサンドイッチがまずいわけでもないし、一緒に買ったコーヒーが苦くなかったわけでもなく。
悩んでいる理由は、サンドイッチと一緒に買ったクッキーにあった。
「何となく買っちまったけど・・・俺あんまり甘いもの好きじゃなかったんだよな、失敗失敗」
食べられないわけでもないが、クッキーだって嫌々食べる奴より喜んで食ってくれる奴の方が冥利に尽きるだろう。
先程からパン屑目当てに寄ってくる鳩のように、誰かクッキーにつられてこないだろうか。

−−−
こんばんは、小夜とノクターンの親の朝永です。
小夜でどなたかと絡んでみたいと思い、びくびくしつつ書き込ませていただきましたチキンです(え)
甘いものが苦手な方も大歓迎なので、どなたかこのおっちょこちょいの相手をしてくださると喜びます←

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無題
By モゼリス(冠崎)
2010/09/30 00:10
今日はあまりに天気がいいから、こんな日くらいはと僕は外を歩いていた。
特に目的などもなかったから公園へと足を運んでみたけれど、予定がないからと安易に外へ出たのは間違いだっただろうか。少々日差しがまぶしい。まあ、帽子をかぶっているのだからそれほど関係ないといえばないのだけど。

そんなことを考えていたら、木陰の方で誰かの声がした気がした。
公園なのだから人くらいいるだろうとは思うけれどと視線を向けてみれば、その顔には少し見覚えがあった。
「ええと、Tracerの…確か小夜さん、だっけ?」
見たところ昼食をとっているようだし話し掛けるのも迷惑かなとは思いつつ、なんだか悩んでいたようにも見えなくなかったので思わず話し掛けてみた。
「どうかしたんですか…?」

……………
初めまして朝永さま!
Keeperのモゼリスの親の冠崎と申します。
素敵お兄さんな小夜さんにつられてやってきてしまいました*
ペースはゆっくりになりそうですが、よければお話させてください…!


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無題
By 小夜(朝永)
2010/09/30 01:19
とりあえず甘いクッキーの問題は後回しにして、手元のコーヒーをずーと啜る。
やっぱ苦いコーヒーって美味いなあ、などと思っていると、不意に自分の名前を呼ばれた気がした。
そちらを向けば、帽子を目深に被った青年。
「えーっと、あんた、Keeperの・・・」
誰だっけ。戦闘しているのは時々見かけるが、名前までは覚えていなかった。
「悪い、名前教えてくれっか?」
苦笑しながら手を合わせてみる。
そして青年の質問に瞬いた。
「あー、実は、クッキー食ってくれる奴募集中なんだけど・・・あ。あんた甘いもん好きかっ?」
好きだったら食ってくれるか聞いてみよう。

−−−
はじめまして冠崎様!
絡んでいただけて嬉しいです!
素敵お兄さんなんて・・・小夜はただのおっちょこちょいなシスコン野郎ですよ(笑)モゼリスさんの方が素敵です^^*
はい、こちらこそよろしくお願いします!

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無題
By モゼリス(冠崎)
2010/10/02 15:31
こちらに気付いた小夜さんに名前を聞かれてはっとする。
「ああ、これはごめんなさい、」
いけないいけない、自分が名乗るのを忘れるなんて。それに、勢いで声を掛けてしまって挨拶もしていなかった。
「僕はモゼリスといいます。会うのは初めてですよね…よろしくお願いします。」
そう言って軽く頭を下げた。なんだか少し畏まりすぎているような気もしなくはなかったけれど、実際会うのは初めてなのだからこれくらいでいいかなと思い直す。

話を聞いたところ、どうやらクッキーが悩んでいるように見えた原因らしい。
「甘いもの…」
聞かれた言葉を繰り返してみる。そういえば自分の好きな食べ物なんて、あまり考えたことがないかもしれない。
「特別好き、というわけではないけれど嫌いなわけでもなくて…どちらかといえば好き、になるのかな…」
随分と中途半端な、しかも半ば独り言のような返事をしてしまったとは思うけれど、実際そうなのだから仕方ないと自分を納得させる。
…もしかしたら、かえって困らせてしまっただろうか。

……………
早速遅れてしまってすみません…!よろしくお願いします!
小夜さんのそういう所も素敵だと思いますっ!こんなお兄さんがほしいなと思ったり(…)
モゼリスは回りくどくてよくわからない子ですが(←)そう仰っていただけると嬉しいです…!

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無題
By 小夜(朝永)
2010/10/02 17:39
謝ってきた相手にいやいやと手を振って、挨拶に頷く。
「モゼリス君・・・ね。確かに初対面だな。知っててくれたみたいだけど、俺は小夜。さん付けは何かむずむずすっから気軽に呼び捨ててくれよ!」
にかっと笑ってそう告げる。
「に、してもあんた礼儀正しいな!そんな丁寧に挨拶されたの久しぶりだ」
俺はそこまで礼儀正しいとは思えないから、少しは見習った方がいいかもしれない。
俺の言った言葉を反芻するモゼリス君に、もしかしたら甘いものが苦手なのかと思いはじめる。
が、その後に続いた言葉にぱちぱちと瞬いた。
「えーっと・・・それは、どちらかと言えば好きってことで、いいのか・・・?」
ふむ、俺は馬鹿だからあまりややこしいことはわからないけど。
「とりあえず、一枚食べてみるか?」
そう言って、モゼリス君に向けてクッキーの袋を差し出した。

−−−
気にしないでください、私が暇人なだけなので^^←
こんなのお兄さんに持ったら振り回されるだけですよ!(笑)
モゼリスさんの性格が個人的に可愛いと思います*

そういえば、10月に入ったからハロウィンですね!

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無題
By モゼリス(冠崎)
2010/10/06 21:10
挨拶を返してくれた彼の笑顔に、僕は少し困惑してしまった。
ううん、呼び捨てというのはなんだか苦手なのだけれど…どうしようか。
「…そうだ、よければ小夜兄さんって呼んでもいいですか?」
どことなくだけど、昔お世話になったお兄さんに雰囲気が似ているような気がして、そんなことを言い出してみた。迷惑でなければいいのだけれど。
その後続けられた礼儀正しいという言葉に、僕は今度はきょとんとしてしまった。
「そう、ですか…?」
僕としてはあまり意識していなかったから、なんだか意外かな。今までは、少し話せば回りくどいとか長ったらしいとか、そんな評価ばかり受けていたし。

僕の返した言葉に、小夜さんは少し困惑したように見えた。ああ、やっぱり困らせてしまったかな…。
「はい、たぶんそうです。」
自分のことなのにたぶんというのも少し変だなんて考えつつ、相手の言葉にこくこくと頷く。
「いいんですか…?」
差し出されたクッキーの袋を見て尋ねてみる。
食べてくれる人を探していたみたいだし、勧めてくれるということは貰えばいいのだろうけど、なんとなくすぐには受け取れなくて…これは僕の性格の問題なのかな。
これ以上困らせたりしないように気をつけないといけないかな、などと考えながら僕は小夜さんの顔を見た。

……………
スローペースで申し訳ないです…><
そう仰っていただけるとありがたいですが、あまり遅くならないよう気を付けますね…!

振り回されてもついていきたいです(…)小夜さんと一緒にいたら楽しそうですよねっ
わああ可愛いなんてありがとうございます!

そうですね、ハロウィンですね!
ハロウィンはイベントの中でも好きなので、期間内に何か描いたりしたいなぁと思いつつ、何をするかが未だに思い付いていなかったりします…。

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無題
By 小夜(朝永)
2010/10/07 21:28
相手の少し困惑したような表情に、困らせてしまったかと頬を掻いた。
そして、兄さんという呼び方に小さく笑う。
「べつに全然構わねーよ!兄呼ばわりされんのは随分久しぶりだけどな」
最後にされたのは十何年も昔だから、ちょっと懐かしいかもしれない。
そんなことを思っていたら、モゼリス君のきょとんとした表情が目に入った。
とは言っても、モゼリス君は帽子を目深に被ってるからあくまで雰囲気なんだけど。
「そうだろ、多分。俺はあんまり礼儀知らないから、見習いたいくらい!」
けへ、と笑って肩を竦める。
旅してる最中ならともかく、今は礼儀とか大切だし。

甘いものに関して返ってきた言葉にぱちぱちと瞬く。
「た、たぶんか、そっか!」
うーん、何か面白いな、モゼリス君って。今まで周りにいなかったタイプな分どこか新鮮だ。
「おう、勿論!俺なんかに遠慮してても仕方ないぜ?」
こちらの顔を見た相手を笑いながら手招く。
モゼリス君立ちっぱなしだったね。

「そういや、モゼリス君Keeperなんだよなあ・・・」
もしかしたら、あいつのこと知ってるかな・・・。
少し望みをかけてモゼリス君の方に顔を向ける。

−−−
ご無理はなさらないでくださいね^^

冠崎様にそこまで言っていただけるなんて小夜は幸せ者です(笑)
目隠れキャラとかちょっと難解な話し方とかが自分で書けない分好きなので、そう考えるとモゼリスさんは私のツボなのかもしれません←

ハロウィン楽しいですよね!私も好きです^^*
とりあえず、小夜にパイ投げさせたいです(真顔)←
でもなかなか思い付きませんよね・・・。
コスプレが難しいです(苦笑)

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無題
By モゼリス(冠崎)
2010/10/24 12:25
また困らせてしまうかと心配したけれど、彼は笑顔を返してくれた。
「ありがとうございます…小夜兄さん。」
許可をもらえた名前を呼んで、思わず少し口元がゆるむ。久しぶり、という言葉が少し引っかかったのだけど、兄弟がいたりするのだろうか。
結局礼儀正しいのか僕には今ひとつ判断できなかったけれど、見習いたいなんていってくれる小夜さんにつられて小さく笑う。
なんだか小夜さんと話していると普段気付かないことに気付かせてもらえるなとぼんやり考えて、僕はこの会話を楽しんでいるんだと実感した。…うん、今日外出したのは間違いではなかったな。

彼の様子を見てやはり変なことを言ってしまったかなと思ったけど、笑顔を絶やさず手招いてくれる姿を見て少し安心し隣りに座る。
「それじゃあ、いただきます。」
この少しの時間で判断するのは自分らしくないけれど、本当に優しい人なんだろうなと思いながらクッキーを一枚もらってかじる。それはなんだか懐かしいような暖かい味がした気がして。
「…おいしい…」
無意識に言葉がこぼれた。

そんな風にぼんやりしていた中、ふと呟いた彼の言葉に首を傾げた。
「小夜兄さん…?どうか、したんですか?」
もし僕が何か役に立てるのなら嬉しいのだけれど。

……………
お気遣いありがとうございます!そっそしてまた一段と遅くなってしまい本当すみません…!

小夜さんとほんわかしているモゼリスがうらやましいです…というかモゼリスは小夜さんになんだか懐いてきている気がします(…)
わわっ、私の趣味を詰め込んだのでツボなら嬉しいです!特に目隠れが大好きなので…!

ハロウィンの時期になると毎年なんだかわくわくします…もうすぐ当日ですね!
パイ投げですか!楽しそうですねっ!
モゼリスは…積極的にイタズラとかしなさそうですね…←
コスプレとか仮装は悩みますよね…色々と案はありそうなんですが…!

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By 小夜(朝永)
2010/10/24 23:00
先程自分が許した(と言うとやや大袈裟っぽいけど)呼び方がくすぐったくて思わず小さく喉が鳴った。
口元を緩めたモゼリス君が、何だか弟のように思えた。
俺には妹しかいないけど、弟とかいたらこんな感じだったのかな。
こちらにつられるように笑ってくれたモゼリス君はいい子だと思う。

手招いたら隣に腰を降ろしてくれたのでクッキーの袋を彼に向ける。
・・・おお、ちゃんといただきますって言うんだモゼリス君。
「どうぞ、召し上がれ」
とは言っても、俺が作ったものじゃないけど。
甘いものは嫌いじゃないみたいだけど、口に合うんだろうか。
クッキーをかじるモゼリス君をドキドキしながら見守っていると零れた「おいしい」という言葉にホッとした。
「そっか、よかった!」
やっぱり人の好みって千差万別だなあ。

そして、呟いた言葉はモゼリス君の耳に届いていたらしい。
首を傾げた彼に、今更ながらなんだかあたふたする。
「い、いや・・・Keeperに知り合いがいるんだけどさ、元気かなーって思って。ははっ・・・」
なんであいつ関連になるとこんなに挙動不審なんだろう、俺。
うわあ、なんかすっげえ恥ずかしい。

−−−
いえいえ、こちらこそ暇人すぎてすみませんと土下座したいです←
冠崎様は冠崎様のペースでゆっくりなさってください^^
というか小夜がシスコンな挙動不審野郎でホントに申し訳ないです・・・!(埋まれ)

私もモゼリスさんとのんびり昼時を過ごしてる小夜がうらやましいです←
しかも懐かれてきてるなんて・・・小夜のくせに!(笑)
目隠れっていいですよね!^^描けないけど私も好きです*

あと一週間ですね!
毎年友人にお菓子をせがみますが無視されます(笑)
いやいや、こいつにパイ投げさせたら大惨事ですよ←
でもやらせてみたい(こら)
そんなモゼリスさんも可愛いと思います^v^
仮装ってなにげに難しいですよね・・・(苦笑)

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無題
By モゼリス(冠崎)
2010/11/20 23:50
ふ、と息をつく。
僕は元々あまり喋らない方だから(といっても今もそんなに喋ってはいないのだけど)、こうして誰かと話しながら昼下がりを過ごすというのはなんだか不思議な気分だ。
でも、気持ちのいい、すごくゆったりした時間だと思った。
そういえば心からゆっくりするのは、随分と久しぶりかもしれない。
こうして話していると自然と笑顔になれる。こういうの、居心地がいいっていうのかな。

『そっか、よかった!』
小夜さんの言葉にふと我に返る。いけない、また考え事をしてしまっていたな。
とても長い時間ぼんやりしていたように感じたけれど、おそらく実際は一瞬だったのだろう。
「ふふ…ありがとう、ございます。」
何に対してのお礼なのかはわからないけれど、なんだか嬉しくて気付いたらそう言っていた。

僕の問いに、知り合いがいると答えた彼は先ほどまでとは違う様子で…なんというか、わたわたとしているように感じた。
どうしたのだろう、もしかして聞いてはいけないことだっただろうか。
「…Keeperの人なら、もしかしたら僕も会ったことがあるかもしれないですね。」
黙って考えていても仕方ないか、と僕は口を開いた。
聞くべきでないのなら本当は話題にしない方がいいのだろうけど、なんだか気になって思い切って聞いてみる。
「小夜兄さんがよかったら、その人のこと…教えてもらえませんか?」

……………
それは朝永さまの時間の使い方がお上手なんだと思います!
私はお言葉に甘えすぎですみません、1ヶ月近く空いてしまうとか…!
ま、まだお話させていただいていても大丈夫でしょうか、ご迷惑じゃないでしょうか…><

妹想いなお兄さんってとてもいいと思います、すごくツボです^v^*
モゼリスが何か尋ねたりしていますが、問題があれば適当にあしらってやってください(…)

ハロウィンは結局特に何もできず終わってしまいました…イベントの類は好きなのに、もたもたしている間に乗り遅れがちです(苦笑)

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By 小夜(朝永)
2010/11/22 16:22
ずず、と啜ったコーヒーは温くなっていた。
でもまあモゼリス君と喋ってる方がずっと有意義だし、冷めたコーヒーも美味いし(この辺に関しては変な味覚と言われる)、これを気にするよりもこの時間を楽しむことに専念しよう。
そんなことを考えているうちにモゼリス君から言われたお礼の言葉にぱちぱちと瞬く。
むしろクッキー食ってもらって一枚分減らしてもらったからお礼を言うのはこちらのはずなんだけどな。
でもモゼリス君の雰囲気が何となくほんわかしていたから、何だか俺も嬉しくなって「おう!」と笑った。

とりあえず挙動不審な感じで焦ってしまった俺に関しては気にしないでくれているのか、モゼリス君が口を開いてくれた。
ありがとう、助かる。
そして俺さえよければ聞かせてほしいという言葉に再度瞬いた。
「あ、別に、そこまで重大な話ってわけじゃないから俺は一向に構わねえけど」
でもモゼリス君はこんな奴の話聞いててつまらなくないんだろうか。
・・・ふむ、それに関しては反応を窺いながら話してみよう。
「まあ、簡単な話だよ。そっち側に、妹がいるんだ」

−−−
そ、そうなんでしょうか?;;
お返事は冠崎様のペースで全然構わないですよ!
そして迷惑なんかじゃないですよ!こちらこそこれからもお話させていただければ嬉しいです^^

あ、まったく問題ありません*
チャットとかでいろんな方にその話つつかれてる小夜なので^^
本人はそれよりモゼリス君がつまらなくないかが心配みたいです(笑)つまらなかったら遠慮なくどうぞ←

そうですね・・・私もはしゃいでたわりにハロウィンっぽいことがあまりできませんでした^^;
でもクリスマスで挽回です!(しなくていい)

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