〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
7th.Apr.2018
公園にやって来たミニヨン&リーズ
桜が咲いている
等身大の精巧な人形のような美しい容姿だが、
その整った顔に表情が現れることはほとんどなく、
言葉を発することもごく少ない銀髪碧眼の少年の姿をした精霊に、
召喚者の少年がはしゃいで話しかけている
ミニヨン「すごい!満開だ」
リーズ「……」
ミニヨン「ね。きれいでしょ!」
リーズ「?」
※人造精霊であるリーズに花を愛でる趣味はない
ミニヨン「ほんと、来てよかったなぁ」
リーズ「(あの花の何がいいのかわからないけど、ここに来てよかった)」
リーズ「(だって、こんなにも――)」
……
〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
10th.Nov.2017
エリオル「それに、彼には"主要キャラ補正"も付いてるよね?」
リゼル「……?」ちらっ
フォリオ「(マスター。
登場人物に付いてる主要キャラ補正って、
エリオルさんにも見えてるんですねぇ)」ひそひそ
リーヴェ「(これは番外編だからね。見えるみたいだね)」ひそひそ
リーヴェ「――でも、エリオル。
主要キャラ補正は君にも付いてるし、
君には"作者の意向"という名のブーストもあるから、
心配しないで大丈夫だよ!(^^)」グッ
ジル「(何のことを言ってるのかよくわからないけど、
なんだかすごくいい笑顔だな)」
フォリオ「あ、僕知ってますよマスター。
それって、『ソンタク』っていうんですよね!」
リーヴェ「うーん。ちょっと違うけど、まぁ似たようなものかな?」
ジル「よくわからないけど……頑張って、エリオル!」がしっ
エリオル「えーと……」
〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
30th.Oct.2017
――精霊レースの競技場――
ワーワー
ガヤガヤ
フォリオ「エリオルさん、試合頑張ってくださいね!」
リーヴェ「リゼルの精霊レースのSS後半が書き上がるまでもう何日かかかりそうだから、
それまで君にリゼルと勝負しててもらおうかなと(^^」
エリオル「あ、あのね……ちょっと無茶なんじゃないかな?
僕は走るのがそれほど得意じゃないし、あそこにいる彼は
いろんなレースで賞を取ってるよね」
リゼル「……?」くるっ ちらっ
※リゼルはエリオルとリーヴェたちから離れた場所にいるので、
会話の内容が聞こえていない
フォリオ「(エリオルさんはリゼルさんのこと、知ってるんですね)」ひそひそ
リーヴェ「(同じ世界だし、人造精霊同士の試合っていう点では同じジャンルだからね)」ひそひそ
ジル「エリオル……」ハラハラ
エリオル「心配いらない、頑張るよ。頑張るけど……これはちょっと(汗)」
〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
10th.Oct.2017
ワーワー
ガヤガヤ
――精霊レースの競技場。
試合に参加する人造精霊(スピリティア)たちが
召喚者(パートナー)と話したり、準備運動をしたりしている――
リゼル「……」ぐっ ぐっ
※ストレッチをしている
――リゼルのいる場所から少し離れた所。
リーヴェとフォリオが誰かと話している――
フォリオ「試合、頑張ってくださいね!」
???「えーと……どういうことか説明してくれるかな?(当惑)」
リーヴェ「リゼルの精霊レースのSS後半が書き上がるまでもう何日かかかりそうだから、
それまで間を持たせるために、君にリゼルと勝負してもらおうかなと(^^」
???「(作者の都合かい……!)」
フォリオ「マスター。更新が遅れたこと、読者の方に謝った方がいいと思いますよ」ひそひそ
リーヴェ「まだ創作以外の記事を書く余裕がないから……(-_-;」ひそひそ
???「(何の話をしているんだろう?)」
――リゼルのいる場所――
アル(仮)「リゼル、頑張ってね」
リゼル「誰が相手でも……負けない」きりっ
*
続く
〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
28th.Sep.2017
こんな感じです。
*
レース中
後方
リゼル「……くっ……」
アル(※リゼルを召喚した少年)「リゼル、無理しないで!
順位は下がってもいいから……!」
リゼル「ん……。やれるだけやってみる」ザッ
タタタッ
アル「本当にわかってくれたのかな……?」おろおろ
…………
レース中
先頭
タッタッタッタッ
ライバルA「優勝最有力のリゼルは突き放してやった。
このままいけば、このレースは俺が……!」
――ワァァアア――
不意に後方から歓声が聞こえてくる
ライバルA「!?」くるっ
リゼル「……」タッタッタッタッ
司会「速い! リゼルがAに追い付いてきたー!」
タッタッタッタッ
A「お前、なんで……さっき振り切ったはず!」
リゼル「僕が勝てば、アルは笑ってくれるから……」
A「くそっ。ここまで来たんだ、首位は譲らねぇ!」バッ
A「くらえっ!」
ガガガッ
リゼル「――っ!」ザザッ
〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
7th.Mar.2017
初回投稿:2017/3/6
この前のSSとは別の試合の直後の様子。
*
司会者「勝者、エリオルっ!」
ドッ
ワァアアア
タッタッタッ
ジル「エリオル!」
エリオル「やあ、ジル。勝ったよ」
ジル「すごいや」
エリオル「ふふ。ねえ、もうお腹ぺこぺこだよ」
ぎゅっ
ジル「!?」
エリオル「んーーっ」
ぐぐぐぐ
ジル「……っ!!」
バッ
ガシッ
ジル「ま……待って、エリオル!」
エリオル「?」
ジル「みんなが見てる所でキスはだめ!(焦)」
エリオル「?? うん」
[
あとがき]
〔戦域のスピリティア(旧(sp)2)・本文〕
4th.Mar.2017
エンジェリックレイヤー的な何か。
今夜考え付いたできたてほやほやの書き下ろし。
召喚者である少年ジルが見守る中、劣勢ながらも死に物狂いの
戦いを繰り広げるイケメン人造精霊(スピリティア)エリオル。
このSSは比率でいうと、バトル9、BL0.5ぐらいです。
*
満身創痍のエリオルは敵のスピリティアと向き合った。
「まだだよ。まだ、僕は倒れていない」
「くそっ。しぶといやつ!」
魔力を練る一瞬の間があって、再び両者の間に光の矢や刃が飛び交う。
息をもつかせぬ攻撃術の応酬だ。
両者の戦いを見守っていたジルはエリオルが発している波動の変化に気付いて息を呑んだ。
「あれは……!」
敵もエリオルの状況に気付いていた。
エリオルの耳に光るピアスの石――スピリティアが持つ核石を、彼は装身具として
身に付けていた――の色が普段の緑色から敵と戦ううちに黄色く、
やがて橙色に変わって、今は熾火のような赤を湛えている。
「そんな……」
気付いてもどうにもできない。
戦闘領域のすぐ外にある使役者用の空間で、ジルは両手を固く握り締めた。
*
※公開からしばらく「セラフィックフェザー」と書いていましたが、
「エンジェリックレイヤー」の間違いです。すみませんでした(^^;
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