〔vines 〜植物魔法の実践と応用〜・本文〕
5th.Oct.2016
お待たせしました。
ようやくBLっぽい・ストーリー系の記事ができました。
(「渇望」はちゃんとしたストーリーを公開できていないので)
直接的な描写はありませんが、18禁風なのでエロが苦手な方は閲覧注意。
ただし最後までは作中で記述しません。
まだ推敲が途中なので、これから少しずつ手直しします。
*追記・95%程度推敲完了しました*
*
魔法が存在する世界
生徒に魔法を教えているある学校の寮の一室
生徒Aと生徒Bが床に座ったり寝そべったりしてくつろいでいる
ここは生徒Bの部屋
草の茎で編んだエスニック調のラグマットが床に敷いてある
A「植物魔法って難しいよなー」
B「独特の癖があるからね」
A「お前、よくあんなに使いこなせるよな」
B「うちの一族は代々植物魔法を使ってきたから、この属性とは親和性が高いんだ」
A「ふーん。
俺も教官やお前みたいに格好よく花を咲かせたり草の蔓(つる)を伸ばさせたりしてみたいな」
B「ふふっ。草木の成長を早めるだけが植物魔法じゃないよ」
カンッ カツンッ
Bが持ってきていた短杖で床に敷いてあるラグマットの表面を
二ヶ所叩くと、叩いたところから草の蔓が伸びてくる
A「おぉお!?」
伸びた蔓がAの左右の腕にするすると絡み付く
B「生きた植物じゃなくても、
植物の素材でできたものに生命力を与えればこんなことができるんだ」
A「すげぇ! ……って、なんで俺に巻き付けるんだよ。動けねぇ」
Aの両腕には蔓がしっかり巻き付いている
B「A、捕まえたー♪」
A「は?」
Bの目が妙にらんらんとした光を帯びていることに気付くA
B「Aって美味しそうだなと思ってたんだよね」
A(やべぇ……まさか、こいつ!?)
彼らの通う学校は特異な環境のせいもあって男色家が多い
A(こいつも男が好きなのか……!)
しかしAはノンケ
A(1年のときはこいつと違うクラスだから分からなかったけど)
B「1年のときから目をつけてたんだ♪」
B「ね、俺といいことしようよ」
非常にいい笑顔でAににじりよるB
A「ちょ……待て、来るな」
B「いいじゃん、減るもんじゃないし」
Aの体に触るB
A(そういう問題じゃない……!)
身をよじって逃れようとするA
しかし両腕は蔓に固く絡め取られている
B「大丈夫、すぐに気持ちよくしてあげるから」
A「よせ、触るな……」
B「堅いこと言うなってば」
A「や、やめ……」
…………
……
…
Fin.
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