〔magic arms(仮)・本文&後書き等〕
19th.Oct.2015
本文はこちら。
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[SS下書き]国境の空]
・やっぱりパラレルになった
「マグナリア戦記」は登場人物が兵士を率いて戦う現実世界寄りな世界観の戦記ものだけど、
このSSの断片は登場人物が魔法+テクノロジーのファンタジー武器を使って直接戦う話
パラレルなので人物名も微妙に変更
・現実世界じゃなくて異世界ものなので、完成版では「イカロスの〜」の記述はなくなります
(異世界の登場人物たちが現実世界の伝承を知ってるのはおかしい)
・最近読んだWikipediaのルーデル閣下の記事やあるガンアクションものの影響で、
魔導砲の機構や敵兵の兵種が思い切り近現代の戦争もの風になってますが、
完成形ではもう少しテクノロジー控えめ、魔法多め、王道ファンタジー風の世界観になる可能性があります
もしも完成版でも近現代の戦争風の世界観をご希望の方がいたら、ページ下の「拍手」からその旨を書いてお送りください。
作者はファンタジー厨ですが、要望があれば多少は留意します。
〔magic arms(仮)・本文&後書き等〕
19th.Oct.2015
月曜日といっていたけど間に合うかどうか微妙なので、先に下書きを公開します。
やっぱりパラレルになった。
*
国境の夜空は、魔導の炎に照らされてあかあかと燃えていた。
フィリが放った火球に直撃された敵兵は、日輪に身を焼かれたイカロスのように、燃え盛る炎に包まれて地上へと落下を始める。
「容赦がないね」
ウォルドンが背後から声をかけた。
ウォルドンもまた、半刻ほど前に風の魔導砲を操って、敵の爆撃兵を血の色をした霧に変えたばかりだったが。
「あいつらを同じ人間だと思っちゃいけない」
薄紫色の巻き毛の少年は魔導砲のレバーを操作して空薬莢を排出しながら、感情の籠らない声で呟くように言った。
そして、再び夜の闇を取り戻し、ささやかな星明かりに照らされている夜空を見上げる。
「この空は……渡さない」
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