刄cイログ @airi_15ore
ついったでやった140字練習(追記におまけ有)や短文練習です

アキくん
だいすきな、だいすきな、アキくん。
じっと見つめているとアキくんがわたしの視線に気付いて微笑んでくれる。それから大きな掌でわたしの頭を優しく撫でてくれるんだ。
「何かわいい顔してるの?」
ふわりと笑う表情が何とも甘い。アキくん、すき、だいすき。大好きが溢れて止まらないよ。
「あのね、アキくんを見てるとどきどきするの…」
わたしの言葉に一層笑みを溢すアキくんがわたしを抱き寄せる。
「そんなの俺もだよ」
ああ、なんて幸せなお揃いなんだろう!

仗助
「顔隠すなって」腰を両手で持つ彼が私をじっと見下ろす。そんなに突き上げられたら直ぐに情けない顔になってしまうのに、彼はそれを見たがるのだ。大好きな彼にだけは曝したくなくて首を横へ振ると、へえ、と悪い笑みを口許へ広げる。「その悪い癖、『治して』やりましょうか?」私には見えないのだけど、彼には特殊な能力があるらしい。途端に腕が拘束され、頭上に束ねられてしまうのも、きっと彼の能力だ。羞恥に眉を寄せて喉を反らす私に、彼はぺろりと舌舐めずり。「悦い顔してるじゃあないっスか…っ」更に激しくなる腰遣いに思考が真っ白になっていった。more

ミスタ
少し身を捩っただけで水音が響く。浴室とはどうしてこうも官能的なのか。濡れた肌が重なるだけでいつもより厭らしい気分になるのだ。「何でこっち向かねェんだよ」後ろから私を抱き締める彼が唇を尖らせるが、この距離で振り向いてしまえば彼にどうされてしまうかなど容易に予想ができてしまう。「…だめ、逆上せちゃう」「解ってねーよなァ。だめって言われると燃えるんだよ、男は」more

ジョルノ
ムスッと口を結ぶ彼に後ろから絡み付く。「まだ怒ってるの? 貴方らしくないわ」普段は感情を態度に出さないくせに、今日は嫉妬を隠さない。少し男性に口説かれていただけじゃない、と続けると彼は更に眉を寄せる。「貴女は解らないんだ、僕がどれだけ心の狭い男なのかを」「ふふ、初めて知ったわ」more

ミスタ
「離れてくださるかしら」
低いトーンで私の心情を察した彼は、離れるどころか私の腰を抱き寄せる。掌で胸板を押したところで無駄なのだが、嫌がる素振りを見せる為に形だけ行った。
「おいおい、ご機嫌斜めじゃあねェか。怒ってるお前もかわいいけどよォ」
「煩いわよ、目障りだわ」
キスをしようとする彼を睨むが、彼は構わず私の首許へ顔を埋める。唇の感触を、彼の体温を肌で感じ、強く拒めない。more

ギアッチョ
感情が昂ると制御が乱れるのが彼の悪いところだ。ひんやりと僅かに冷えていく部屋で彼に寄り添われる。「おい、こっち向けよ」照れ臭そうに指示を寄越す彼の瞳は熱が浮かんでいた。こんな冷えた部屋で服を剥がれるなんて、きっと私でなかったら許してないはずだ。「ねえ、少し寒いわ」「あァ? オメーはいつも寒がるよな」彼自身まだ気付いてなさそうなのだけれど。私に触れる掌さえほんの少し冷たいが、その掌に身体はどんどん熱を孕まされる。この温度差が、癖になるのだ。more

ジョルノ:Twitterの企画に提出しました。追記からどうぞ。more

ミスタ
後ろから抱き寄せられて布越しに宛てられる。「朝から勘弁して」「朝からこうなるんだよ、男は」腕から逃れようと身体を捩ると、それを逃がさないとばかりに内腿を掴まれた。「冷てェな、いいだろ?」優しく撫でられると熱が帯びる肌に溜息が出る。いつの間に彼に従順な身体になってしまっていたのか。more

プロシュート
唾液が混ざり、独特の苦味と鼻から抜けるにおいに眉を顰める。胸板を押して唇を離すと、彼の唇は私の唾液で濡れていた。「これ、嫌いなんだってば…」同じく濡れた自分の唇を拭うと、彼は溜め息を一つ。「マンモーナには解らねぇか、この味は」直ぐに子供扱いをするくせに彼の手は服の中に入り込んだ。more

ナランチャ
こちらが甘い雰囲気に持っていこうと頑張っていても、彼は容易くそれをぶち壊す。それが必ずしも悪いことではない、素直な彼の長所だと思っている。それでも。幾度と重ねられた唇を愛撫し頬を撫でる。「なぁ、舌入れてもいい…?」こうして言葉にしないと先に進めないのは少し直してほしいな、なんて。more

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