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はじめに
夜にだけにみちる花
心臓はあなたの手のひらを覚える
幻みたいにわたしを見ないで
陳腐になんかならない
潮騒と沈黙
ライラック色の狂気
美しいひとでした
いわなくてもいいこと
心臓の絶対零度
ちょっと熱い位の体温と同じ優しさ
わたしのどこかが燃えている
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