トンボ モノワンのような繰出し式消しゴム、非塩ビ、消しゴム日本製、ホルダー中国製。2021年2月発売、替えゴム無し。
三色三種あり、色ごとに形状違います。
ホルダー(ペン軸)の基本構造は同一ながら共用不可、一部が各ごとに専用化されています。
†紙はコクヨキャンパス
画像の上1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
左から
ぺんてるAinシュタイン0.2HB、
パイロット ネオックスG 0.9/2B、
三菱ナノダイヤえんぴつ2B、
三菱ユニUL-S 0.9HB◆消字力:優良〜良好
消しかす:まとまる
消耗:トンボ モノより遅い
消し心地:モノに似て軟らかい生地、軽く消せる点では
トンボ モノライトにも似る
折れにくさ:折れにくい
コクヨ 大人キャンパスやペルパネプざらざらではうまく消せて、
キングジム コンパックノート専用リーフでは消し跡がうっすら残る。
消しゴム生地は
同社レーダーを折れにくくしたような感触。トンボ モノワン用ER-SSMより軟らかい。
軟らかい消しゴムにはべたつく感触がありますが、これはべたつきません。
5〜7mm/回転、トンボ モノは4〜5mm/回転。
作動は軽く快適ですが、黄色三角のみ作動が渋い。
使用につれて消しゴムがホルダーに食い込みますが、いまだ折れたことも、折れそうになったこともありません。使用量約8mm。
ホルダーは
コクヨ カドケシスティックとほぼ同じものですが、回し過ぎても繰出し機構が壊れないよう改良されています。
反面、あちらより消しゴム残量が多くなりました。
消しゴム残量はトンボ モノワンと比べても明確に多い。
本品は消しゴム長が10mm長いのに、ホルダーに納めると同じ長さになります。
キャップは前方ではねじ式、後方では嵌めるだけ。使用中に外れることがあるので、あんまり手荒に扱わないようにしましょう。
カドケシスティックにはストラップが付いていました。
三種のどれが良いかといえば、すべてを選んだらいいと思いますけど、
ピンク丸は既存のφ6.7mmと同じように一行消しや一字消しができ、
緑四角は丸よりも罫線に沿わせることができ、
黄色三角はそれらに加えて細部も消せます。
三種いずれも良品ですが、替えゴムが無いという最大の欠点があります。
丸はトンボ モノワン等より直径が0.1mm太いものの共用できます。
ただし10mm長いので、新品時モノワンのキャップを閉められません。
三角は
ぺんてるアインクリック替えゴムと(長さが異なるものの)共用可、また
シヤチハタ ブロックス替えゴムを流用できます。
消しゴム生地は本品が最も軟らかい。
四角は今のところ共用製品を発見できませんでした。
緑四角には注意点があります。
消そうと紙面に圧しつけると、回転して消しゴムが引っ込んじゃうことがあります。
黄色三角は作動が渋いこともあって動きません。
類似の繰出し式異形消しゴムには
サンスター ミニヨン、
コクヨ カドケシスティック(ともに製造中止)がありました。変わったところではトンボ モノ2ウェイCT-PEX5修正テープ+消しゴムがあります。
サンスターはミニヨンを再発すべき。
これをシャープペンシル後部に組み込み、製造中止になったモノグラフワンを再生産するといいと思いました。そして.7と.9で海外でも売る。
非塩ビ消しゴムにもかかわらず、包装には「他のものといっしょにしておくと、くっつくことがあります」と注意書きされています。
ただ現時点では可塑剤移行は確認してません。