回転繰出し式消しゴム。非塩ビ(スチレン系熱可塑性エラストマー)なので消しかすが合成樹脂を溶かすことはたぶんないと思います。でありながら消字力も高い。ケースはABS樹脂製、ベトナム製。2022年3月発売。
第31回日本文具大賞2022機能部門優秀賞並びに第16回キッズデザイン賞受賞。
替えゴムER-0111R2。
回転繰出し式は
トンボ モノワンや
三菱Eノックのように丸棒消しゴムを使うのが一般的ですが、これは四角に近い六角形消しゴムです。
†紙はコクヨキャンパス
画像の上1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
1)
ぺんてるAinシュタイン0.2 HB2)
パイロット ネオックスG 0.9 / 2B3)
三菱ナノダイヤえんぴつ2B4)
三菱ナノダイヤ0.9HB◆消字力:優良〜良好
消しかす:まとまる
消耗:トンボ モノと同程度
消し心地:モノより堅い、軽く消せる
折れにくさ:折れにくい
ナノダイヤえんぴつ2Bをうまく消せなかったんですけど、それ以外はかなり良好。
特徴の六角形は、カドで消すというより、稜線で消すと扱いやすく感じます。
やや堅い生地ながら軽く消せます。
旧来の軟らかい塩ビ消しゴムと違い、圧力が分散されにくく扱いやすい。
メラミンスポンジで食器を洗う感触に近い、と言えば語弊があるかな。
使って丸くなったら、直立させて消すとカドが復活します。
消しゴムは接紙面積が増えるにつれ消字力が落ちてゆくんですけど、これはあまり変わりません。
同社フォームイレーザーのような発泡体構造に思いますが、プレスリリース等にそんな記載はありませんでした。
青い底部を回して消しゴムを繰り出し、一回転で約3mm。
一回転ごとに印をつけました。8回転ちょっと回ります。
交換するほど消耗してなくて、ギリギリまで減った状態をまだ試せていません。
注意点:回しきると橙色の消しゴム受けが回転軸から外れて、逆回転させても戻らなくなります。
そのときは消しゴムを軽く押し戻しながら逆回転させて収納します。
ケースの厚さが1mmちょっと、薄くて扱いやすい。隣は
パイロット ケシキーパー。
◆替えゴムER-0111R-2、2コ組、日本製
120円132円
体積約5,400mm
3なので従来の60円消しゴムよりやや小さい。
売ってるの未だ見たことなくて、ここに現物はありません。他の画像に写っている2コめは初回限定に付く替えゴム。
消しゴムが六角なのは利便性向上だけでなく、他社製消しゴムで代用されないようにするためでもあるようです。
消字力も良好で、よく考えられた商品。
初回版はもう無いかもしれない。
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