プラスティック (ポリプロピレンPP)に異材を混ぜてその使用量を減らしたバイオマスプラスティック鉛筆キャップ。
混合物は三種あり、品番末尾がA:ホタテの殻、B:タマゴの殻、C:紙クズで、ホタテを買いました。
2022年10月発売、日本製。ベルマークつき。
側面に開いた孔から芯先を見れます。
鋭角に削られた芯先(円錐高28mmくらい)も収められます。
F) 三菱9800 φ7.8mmを
トンボKSA121えんぴつ用で削った芯先∠17.3°
H) 三菱9800をKUMマスターピースで削った芯先∠15.8°
基本的に日本の鉛筆向けなので、細い舶来鉛筆に使うには制限があり、芯先の円錐高20mmくらいまでにします。
それより長いと芯先がキャップ内部に当たって嵌まりません。
tB)
ステッドラー トラディション110 φ7.4を
トンボKSA121いろえんぴつ用で削った芯先∠21.3°、
tH) 同上、トンボKSA121えんぴつ用、∠17.2°
LH) ステッドラー ルモグラフ100 φ7.5、KUMマスターピース、∠15.2°
左tBは嵌まります。中tHと右LHは芯先が長すぎて嵌まりません。
舶来鉛筆の長い芯先は
トンボつなげるキャップに収められます。
※2023年6月18日追記
三角軸も入ります。
KUMマスターピースで削った芯先を収められるのはいい、というか助かる(ただし舶来鉛筆除く)。
ホタテに限らず貝殻の粉末を水に溶かすとアルカリ性になって抗菌性や防カビ性を持つ、だったと思うんですけど、これは水に溶けないのでなさそうです。
ホタテの貝殻を用いたバイオマス材の開発が盛んなようで、ヘルメットや弁当箱もあります。
ただ、石油系樹脂と混ぜるのが主流で、まだまだ発展途上。
再資源化技術は必要な分野になると予想されるうえ、円高でも売れる技術になると考えられるので、いい技術になるといいですね。
関連記事
クツワ タマゴカラキャップ&ホルダーデザインフィルミドリ P-51クリップス 43319