今回のミニヨンは
トンボモノワン以後増えた短い回転繰出式けしごむの新種で、十字型消しゴムが特長。軸色6色、中国製。
本品もまたモノワンと同じく、キャップとストラップ取付穴がありますが、あれと同じくキャップを軸尾に取りつけられません。この二つは本当に必要なのか?
回転作動は軽いながらガタつき、引っかかりが多いもの。一回転で消しゴムを約4mm繰り出します。
十字型消しゴムは
同社クロスノで採用された形。
クロスノは消しゴムの質がたいへん悪く、十字で細部を消せる特長を十分に発揮できませんでしたが、本品では標準的な消字力を持つまでに改良され、本来の利便性を実現できるようになりました。
他製品と違って口金付近が金属鈑で補強されています。
字を消すとき、棒状消しゴムがたわんでしまうことに対処したもの。
しかしこの補強のためにキャップとの間に余裕がなく、消しゴムをちょっとでも出しすぎるとキャップを嵌めにくくなったりします。
キャップは員数合わせなので、外したままのほうがいいかもしれないですね。
モノワンを始めとするこの形式は、鉛筆を握ったまま、また鉛筆と消しゴムを同時に持って素早く消せるところに利点があります。
モノワンの全長が短くキャップを後ろに取りつけられないのは、これに適応したためだったのですな。モノワンのプレスリリースを読み直したら、この件にちゃんと言及されていましたわ。
鉛筆とともに持った場合、軽く消せないと困るのですが、ミニヨンは及第していると感じました。