刄cイログ @airi_15ore
ついったでやった140字練習(追記におまけ有)や短文練習です

花京院
あのジョースターさんが声を掛ければホテルが満室で取れないなんて滅多にないけれど、ホテルが全くない街は中にはある。長い旅をしていればたまたま一夜を明かそうとする地域がそうだったりすることが稀にあるのだ。幸い今夜は小さなコテージを借りることに成功したが、野宿は今後も一切体験したくない。more

鶴丸
ぐ、と腰を押し付けられて思わず唇を噛む。彼の熱を感じると与えられた分だけ情けない声が押し出されてしまうからだ。彼はわたしの唇を指でなぞると、それを嗜めるようにキスを落とした。
「傷になるぜ」
ちゅ、ちゅ、と可愛らしい口付けを繰り返しながら、腰遣いは可愛くない。下品な水音がわたしたちの交わりを表しているようで恥ずかしかった。尚も噛もうとしてしまうと、彼の綺麗な指が口の中へ入ってくる。
「強情だな。噛みたきゃ俺の指を噛めばいい」more

うたちゃん
窓辺に顔を押し付けながらカーテンを握り締める。涙がどんどん染みて色が濃くなっていく布を見るとつい口許が緩んでしまった。
「うたちゃん、っ、うたちゃんんん…っ、」
「ばか、声出すなって。見られて困るのはお前だろ」
後ろから無遠慮に腰を動かしながらどんどん追い詰めていく。泣きじゃくりながら何度も俺を振り返り、もうやめて、もう嫌だ、と主張を繰り返す。そういうのがめちゃくちゃ俺を煽って堪らない。こんな楽しいの、やめるわけねぇだろ。more

ベルフェゴール
内腿に爪を立て、ゆっくり這うようにそれでなぞられる。もどかしい刺激に息を漏らしても、彼はさっきから何も言わない。前髪の下でわたしを観察しているはずなのに、自分は余裕な顔をしてわたしを一方的に弄ぶ。
「ベル……ッ、ねえ、意地悪しないでよ…、」
早く、もっと確実な刺激が欲しい。彼は何も答えないけれど、するすると指が脚の付け根に滑っていき、真っ赤に熟れたそこの周りをくるりくるりと撫で回す。
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後者
蜜を塗り付けて指先で弄ると、ぴくんと分かりやすく眉を寄せる。本当に弱いんだよなあ、ここ。小刻みに揺らせば真っ赤に勃起したそれが俺の刺激で更に大きく熟れてきた。皮を捲って付け根から抉るようにとんとんと叩くと、堪らず甘い声を漏らす。
「あ、あぁっ…ん、」
「気持ちいいよなぁ、ここ。お前大好きだもんな」
「ぅん…っ、うん…っ」
こくこくと頷く姿が可愛くて、今度は二本の指で挟み込む。右に左に倒して遊び、ゆっくりとそれを扱き出した。びくびくと腰を引かせながら喘ぐ姿が情けない。
「女のくせに穴使わないで善がるもんな。男みてえ。俺がひとりでスるときみたいに扱いてやろっか?」
ちょっとした提案だったけど快楽で思考を絶たれたそいつは迷わず縦に首を振る。本当に可愛い。小さなクリトリスを少々乱暴に、オナニーのときみたいにごしごし擦った。強すぎる刺激に背を反らして身悶える。
「あぁっ、あ、ああぁあっ、だめ、ぇ…っ」
「だめじゃねーくせに。スケベ」
ごしごし擦る手は止めないまま、煩い唇を上から塞ぐ。俺の舌にうっとりと自分のを絡めるそいつは、少しだけ泣いていた。

前者
ぷっくり膨らんだ丸いそれを指先だけでくりくり転がす。先端は皮から外に出て、俺の刺激でどんどん腫れ上がった。指先だけを小刻みに、何度も。快感を追うように動く腰がたまらなく愛おしい。
「ここ本当に好きだね、かわいい…」
ちゅ、と額にキスすると、強請るように唇を差し出されたからそっちにも。どろどろとシーツを汚す蜜をもう一度指で掬い上げてクリトリスに塗り付けた。滑りが良くなったそこを更に小刻みに指の腹で撫でる。
「あ、あ、あうぅ…、」
「恥ずかしがらなくていいよ。女の子が1番感じるところだもんね」
ひくひくと開閉する膣を無視して徹底的にそこだけ。堪らず俺を見上げて目に涙を溜めるから、また宥めるようにキスをしてやる。
「いいよ、イッても」
俺の許可なんかなくても限界のくせに。びくびくと内腿を引き攣らせ、がに股のまま絶頂を迎える。本当に可愛い。まだ震えるそこを宥めるように、指の腹で優しく押し潰した。

ジョルノ
「あの人は創れないの?」泣きながら彼に縋ると、「すみません」と呟かれた。大きな掌で宥めるように私の髪を撫でる。あの人もよくこうして私の髪を撫でてくれたのだ。同じ動作を重ね、彼の胸に顔を埋めて泣いた。「代わりなんていないのよ」「…そうですよね」私の涙を拭う仕草さえ、どこか似ていた。more

ジョルノ
溶けていく氷を眺めながら、また一口。彼は頬杖をついてその様子をじっと見詰めていた。まだ幼さが残る顔はしているが、その視線は子供のものではない。「これが飲みたいの? 貴方にはまだ美味しくないかもよ」「冗談、」彼は私の手からグラスを抜き取り、躊躇いなく煽る。「酒の味くらい解りますよ」more

ミスタ
一瞬何が起こったのか解らなかった。
大通りから遠く離れたそのレストランは知る人ぞ知るお洒落で小ぢんまりとしたところで、オーナーの暖かいサービスやスタッフの細やかな気遣いが気に入っていた。客数は少ないものの、その客層はとても良く、優雅で気品のある者ばかりだ。食に頓着のない私をたまに連れ出し、こうして食事をとらせてくれる彼を私は心の底から愛していたし、この時間が私達ふたりの幸せだったのだ。
しかしどういう訳か、気付けば私の体は宙に浮き、彼の腕の中へ収まっている。激しい音と共に降ってくる窓ガラスの破片。私を庇うように背で包み、彼は銃を持っていた。more

ミスタ
「ようやくお目覚めか? 散々シたのに一人で動けるなんてなァ」マグカップを傾けた彼がにやにや笑う。鈍痛が広がる下半身を引き摺って水分を求めに行くと、彼は私の頬を撫でて額に甘いキス。「飲ませてやろうか?」「まさか、自分で飲めるわよ」残念だと肩を竦めた彼はまだ甘い空気を残していた。more

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