最近書きたいもの(適当な設定メモ)
受験生なので受験が終わるまで書けない&勉強中に考えたネタを適当にメモ。
もしかしたら書くかも。
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・進撃
超絶鬱展開で書きたい。足掻いてもあがいても報われない女の子の話。
大切な人や家族を巨人に奪われて死ぬほど巨人を憎んでいるのにエレンみたいにあんな風にはなれないし、ミサカみたいな秀でた才能もない。ましてやアルミンみたいな聡明な頭脳もない。眩しすぎる後輩たちに焦りながら劣等感丸出しの人間臭い子が、(紆余曲折して)調査兵団に入隊してリヴァイさんに足掻いて血反吐を吐いて努力した結果少しだけ認められるけど、結局巨人に食われて死ぬ話。
めさんこ暗い。恋愛の「れ」の字もない。
一応シガンシナ組とは幼馴染。夢主が3〜4歳くらい年上。
・どうしてこうなった!がベースのクロスワールド設定(進撃)
すごい短的にいうと、上記の進撃夢主が転生して白村さんになった話。
進撃→普通の世界(看護学生)→黒バス、みたいな。
進撃キャラたちも転生してドイツにいるけど、リヴァイさん(記憶持ち)が留学だか何だかしてきたときに白村さんに遭遇して何とか接触を試みたり、記憶を掘り起こそうとするこっちは超ほのぼのな話。私しか読んでいて楽しくないだろう設定。
正直いうとこれが書きたいがために進撃が超絶鬱展開になってしまった(笑
・マギ
いま書いてる長編「無色透明少女」の主人公で、主人公が煌……っというか紅炎さんに嫁いだらのもしもシリーズ。
あまり詳しくは言えないけど、友人でありサイト仲間である祐葵のマギ夢主も入れたネタ。こっちも超絶ほのぼの。私達2人しか恐らく楽しくはないだろうお話。
昔はクロスワールドとか転生とかそういうネタが苦手だったのですが、年を食って大人になることで味覚も変わる様に書きたくなるネタや好みを変わったみたいです(笑)
逆裁夢主設定
律騎さんと、以前Twitterで少し話していた逆裁夢主の設定ですー。
折角なのでまとめてみました。
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名前:荒真 紬 (あらま つむぎ)
職種:検事
仲の良い人たちからはからはつむちゃんと呼ばれていたり。
仕事では荒真検事とかツムギ検事等。夕神検事とは同年代。
もしかしたら5では主席検事とかになってたりするかもしれないけど、正直ビス子が5を未クリアなので未だ微妙な設定。
家族構成:母が裁判官で父が検事の根っからの司法一家。
父親は信さんと仲良かったが、母がカルマ検事の妹だったので結婚してからぎくしゃくしてしまった。(=冥といとこ同士)
カルマ検事に師事はしていなかったが、アメリカで検事となりバリバリ働いていたと思われる。多分御剣が日本で検事として働き出して1〜2年で日本で働き出した感じ。
外見:冥と同じ髪色だがそこに黄色みが掛った感じのプラチナブロンドで、(うみねこのベアトリーチェみたいに)シニョンに結ってる。服装はややロリータちっくなワンピースとジャケットを着用。
性格:いつもふわーっとしてて周りにお花が飛んでる感じ。でも怒ると怖い。
法廷での口調は「異議あり!」のほかに「よろしいでしょうか?」とか。怒ると「お黙りなさい!」が出てくる。
普段は「あらまー」が口調。それにも色々バリエーションがある。
天然なんだか計算でやっているのかよくわからない所がミソ。
ヤンデレ黄瀬くん2
※連載設定の幼馴染黄瀬くんがヤンデレに走りました第二弾。拍手にて続きをと有難いコメントを頂きましたので、調子に乗って第二弾です。
コメント下さった方、有難うございました!
***
玲の笑顔が欲しい。出来るならオレだけに向けてほしい。オレだけを甘やかして欲しい。そう思うのは変なのだろうか?好きな相手に対してならこれくらいいいとオレは思う。少なくても今まで付き合ってきた女の子たちも皆オレをそうやって縛ってきたんだ。オレだけが可笑しい訳ではない。……束縛されるのは嫌いだが、玲にはしないとオレが持たない。いつ離れて行ってしまうか不安で堪らないから。
「なにそれー変なの」
楽しそうに笑う玲の声に苛々する。視線を向ければ斜め前の席で隣の奴と楽しそうに話す玲の姿がいて、久しぶりに見たその笑顔に胸が掴まれるような感覚になった。……苦しい。どうしてその笑顔をオレに向けてくれないんスか。嫉妬と独占欲が溢れて頭が変になりそうだ。吐き気さえこみ上げてくる。思わず奥歯を噛みしめ、手にしていた携帯へと視線を戻した。
……たまにこれで本当に良かったのか、と思う時がある。自分を傷つけることで玲を縛り彼女の3年間を奪ってしまったことに。でもこうするしか思いつかなかったのだ。玲は優しいからオレが傷つくことを何よりも嫌っている。オレが玲に抱いている”愛情”とは違う“愛情”でオレを守ろうとしているのだ。本人は自覚していないがそれは一種の病気の様なものになっている。オレの望んでいる”愛情”を貰えないからこそそこに付け入ったのだが。
だからこそ余計に玲が向けるかもしれない“愛情”を誰が貰うのか、それがいつになるのか、それだけが怖い。玲は絶対に手放さない。ずっとずっとオレだけの幼馴染でいればいいんだ。
――携帯から玲の携帯にコールをすれば直ぐに視線がオレへと向けられる。少しだけ強張った顔だが自分だけを見てくれていると思うと何とも言えない幸福感が湧き上がってきた。机に置きっぱなしにしておいたシャーペンを空いていた方の片手で掴み、徐に携帯を握っていた手へと振り下ろそうと振りかぶれば玲が悲鳴を上げてオレを抱きしめてくれる。
手が傷つくことを、オレがバスケを出来なくなることを想像したのだろう。蒼白な顔で携帯を握る手を庇うように自分の手を添えた玲の手が震えていた。
「……楽しそうになに話してたんスか?」
「ごめんなさい、ごめんなさい……っ」
出来るだけ優しい声で耳元に囁きかければ、声を震わせて謝る玲の頬は涙で濡れていた。オレの為に泣いてくれている。嬉しくて思わず顔が緩んでしまった。
震える小さな体を安心させるように抱きしめてから手を握ると、静まり返った教室から逃げるようにオレたちは飛び出した。
―――
この後きっと黄瀬くんはクラスの子達にも上手い具合に言いくるめて何事もなかったように片付けたと思う。こんな感じでじりじり玲さんを追い詰めて、昔みたいにわんこみたいに甘えて、甘やかして可笑しくさせて行くと思われる。
連載だと絶対こうはならないだろうなー、なんて思いながら書くから楽しいです。連載玲さんは「この軟弱野郎がああああ!!」とか言って愛の制裁ならぬビンタをしそうですしね(笑)
ヤンデレ黄瀬くん
※連載設定の幼馴染黄瀬くんがヤンデレに走りました。
***
「玲が一緒じゃないなら、高校には行かないッス」
そう言って綺麗な笑みを浮かべた涼太を見たのはもう5日も前のことになる。飲食もせず部屋に篭り頑なに心を閉ざした幼馴染。何がいけなかったの、何が彼を変えてしまったの?自分自身に自問しても帰ってくる言葉はなく、扉の前でただひたすら呼びかけることしか出来ない自分が歯痒かった。
出てくるように懇願しても、あの時の言葉を彼は返してくるだけ。その声が日に日に弱って行くことに私自身もじわじわと疲弊して行くのが分かる。
小母さんも戸惑いを隠せないのか体調を崩し始めていて、少しずつだけど周りの雰囲気が歪になっていく感じがした。
「涼太、お願い……出て来て」
声まで聞こえなくなったことに不安と恐怖で気が狂いそうだ。こんなことで涼太からバスケを奪いたくない。好きだった黄瀬家の雰囲気、関係を崩したくない。
扉前に座り込み隙間からある書類を部屋に送れば小さな物音が聞こえて来た。僅かな反応だったが、ああ良かった生きている。と安心したせいか力が抜けて思わず涙が零れそうになった。
「私の進路用紙、涼太に渡す。……私の3年間を涼太にあげる。だから出て来て、お願いだから……っ」
嗚咽混じりの声で呟いた言葉は涼太の耳にも届いたみたいだった。力が入らないのだろう、扉が開いた瞬間抱きしめてきた幼馴染の体はふらふらと覚束なく遠慮無しに体重を掛けてくる。
やつれた顔にはあの時と同じ綺麗な笑みが浮かばれていた。
ーーー
玲さんが黄瀬くんとではなく、違うキセキと同じ高校に行くと言い出して遂に爆発した感じ。
黄瀬くんはヤンデレでも相手を傷付けるのではなくて、自分自身を傷付けて相手を縛るタイプだと良いよね!ってことを書きたかったんだけど、よく分からなくなってしまった…。
でも最近ヤンデレ黄瀬くんネタしか思いつかない。しかも凄く楽しい(笑)
幼馴染と黄瀬君の小学生時代
連載の第一章の空白の2年間のエピソード
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……どうしてこうなったのだろう、そればかりここ最近言っている気がする。
記憶を取り戻して早2月が経過したが未だに私はモヤモヤと気持ちのまま2度目の小学生生活を過ごしていた。うーん、この気持なんて言ってたらいいのだろうか。なんかこう、いきなり自分が異国の世界来てしまったような感覚というのだろうか。言葉が通じるし日本の行事など自分が認知している事柄などがある分有難いと言えば有難いのだけれど、それが余計にややこしくしているというか……。
自分が認知している日本という“世界”との些細な違いにもとてつもない違和感を感じるし、自分自身が何だかこの世界から切り離された様な“異物感”を感じてしまうことが何よりも辛い。記憶があるだけでどうしてこんなにも不自由な思いをするのだろう、と思わず頭が痛くなってしまう。ここ最近こう言ったギャップにストレスを感じているのか偏頭痛がひどいのだ。
先生の話も聞かずに思わず寄せてしまう眉間の皺の間を揉み解すように手で押さえていると、ふと目の前に見慣れた金色の髪が視界に入ってくる。徐に視線を前に戻せば、キラキラと向日葵みたいな笑顔をした幼馴染の顔があった。
「玲、委員会一緒のにしようッス!」
思っていたよりも近い位置にあった顔に面食らい思考が停止していたせいで涼太の言葉を理解するまで数秒掛かってしまった。……委員会?なんて呟けば「先生の話は聞かないといけないんスよー」とか茶化しながら前の黒板を指してくるので見れば委員会決めとでかでか書かれている。どうやらこの時間は委員会決めの為の時間だったらしい。やば、全く聞いていなかった。
「良い……やっぱやだ」
「ええ、なんで?!」
ガーン、と効果音が付きそうなほどショックを受けた様な顔をする涼太に私は小さく溜息をつく。――記憶が戻ってストレスに感じ始めたことがもう一つある。それは彼、涼太のことだ。
彼の容姿を見れば何となく想像は出来ると思うが……そうクラスや他学年の女子からやっかみを受けるようになったのだ。小学4年生といえばそろそろ恋やらなんやらに関心を持ち始めるお年頃。素直で優しい(と私は思っている)涼太がその対象になることは至極当然のことだろう。
こまめに話しかける仲良し女子グループや遊びのお誘いを掛ける子は最早日常茶飯事なので慣れたが、少女マンガでもみたのかラブレターを送る子までいるくらいだ。流石に私もこれには驚いた。
最初はすげー、というぐらいにしか思わなかったが当の涼太はというとそんな子達に目もくれず未だに私の跡をちょこちょこ付いているせいで女子グループに私が標的となってしまった訳だ。……さっきも言った通り疎外感を感じている今、今までの様に皆と同じ様に関わることが出来なくなっているせいで只でさえ孤立気味になっているのにこれ以上問題を抱えたくないのが本音だ。
精神年齢があれだけに小学生レベルの虐めとかには私は別に平気なのだが、教師を通して両親に心配を掛けさせたくはない。ここ最近体調が悪い日が続き不安に思っているだろうからこれ以上不要な思いをさせたくなかったのだ。
……だから私は今、涼太のことが苦手だった。
―――
連載の第一章の空白の2年間のエピソードです。
この時の玲さんははっきり言って黄瀬くんのことが苦手であまり関わりたくない感じです。
連載の玲さんは少し達観したような感じで大人びたイメージで書いているのですが、彼女もごく普通の女の子なのでナーバスになったりもします。そういう弱いところも書けて満足です。
これが連載の様に戻るまでにどうやって元に戻ったのか、考えると楽しいですね(笑)
幼馴染とキセキで異種族パロ
個人的に書きたい異種族パロのネタ。
サイトで書くのは微妙なのでこちらに。
***
「坊ちゃま、涼太坊ちゃま!」
息を切らせ慌てた声色で主の名前を呼ぶ少女の声が庭園に響き、その声に庭師や使用人たちはまた始まったのかと微笑ましそうに走り回る少女――玲の後姿を見送った。
――美しい花や木々に囲まれた庭園はとても一日では回りきれない程の大きさを誇っており、それはこの国でも有名な名所となっている。一度でいいからあの邸宅の庭園に招かれてみたい、それが貴族や民衆の中で囁かれているくらいだ。
それだけでこの庭園の所有者が多くの富と権力を持っていること誇示し、認めれている証だということが分かる。それは敬愛し使用人として仕える身としてはこの上ないことだ。が、“かくれんぼ”をするとなると話は変ってくる。
色とりどりの花々も眺める分には美しいものだがいざ人探しとなれば只の邪魔な障害物でしかない。周囲を見渡し足を止めた玲は小さく溜息をつく。嗚呼、早くしないと旦那様たちにご迷惑を掛けてしまう。逸る気持ちを押さえ、重たいメイド服をたくし上げると悪戯好きの主の名前を呼び歩き始めた。
「涼太坊ちゃま、いい加減出てきてくださいまし!もうピアノの先生がいらっしゃっています。このままでは旦那様や奥様にまた叱られてしまいますよ……!!」
玲の焦った声を聞きながら近くの木の陰に隠れて居た少年、涼太は満足げにしたり顔で彼女の姿をこっそりと見つめ小さく笑った。今日は見つからないぞ、そう言わんばかりの雰囲気だ。
「そもそも、玲が悪いんじゃないッスか……!!」
むっと頬を膨らませ呟いた涼太の言葉に背後からどうしてですか?と静かな声が掛けられる。肩を揺らし逃げ出そうと足を踏み出した彼の小さな体を抱きしめる様に華奢な手がまえた。
最初は抗おうと暴れる涼太だったが観念したのか大人しくなったことに玲も胸を撫で下ろし、手を放し立ち上がると眉を寄せ少しだけ怒った口調で彼を窘める。
「やーっと捕まえましたよ、坊ちゃま!さあ、ピアノのお稽古をしましょう」
そう言って案内するように数歩前を歩いていた彼女だったが、後ろから着いてくるであろう足音が聞こえないことに思わず振り向けば涙を瞳一杯に溜め、我慢するように自身の服の裾を握りしめる涼太の姿があった。
「ぼ、坊ちゃま……?」
心配げに近寄った玲に走り寄り、抱き着く小さな主の姿に困惑しながらも、優しく頭を撫で目線を合わせるように膝を折れば今度は彼女の首に抱き着くと声を上げて泣き始めてしまう。
「玲、この前一緒に遊ぶって約束したのに……っ」
嗚咽交じりに訴えてくる声にあやすように背中を軽く叩いていた玲もギクリ、と肩を震わせた。……そういえばこの前、お休み前に本を読んで差し上げた時にした気がする。走馬灯の様に思い出された記憶に彼女もやってしまった、と顔を青くなってた。
「坊ちゃま……申し訳ありません、全てこの玲めのせいです。普段から約束事は守ること、そう言っていた私が貴方さまとの約束を破ってしまうなんて……私は坊ちゃまのお世話役失格ですね……」
思わず涙声になる玲に今度は涼太が吃驚とした様子で、そんなことないッス!!と首を振る。目を真っ赤に腫らしてしまっていたが涙はもう止まったらしい。
「玲は一番のお世話役ッス!だって一番玲が好きだもん!!」
そう言って涙を拭い彼女の手を握るとグイグイと引っ張りながら屋敷の方へと歩き出した彼の姿に玲も目を丸くしてしまう。どうしたんですか、と思わず尋ねる彼女に涼太はこれで本当に玲が自分のお世話役から外されてしまったら嫌だからピアノの稽古をする、と力強い口調で答えた。
「でも、これが終わったら一緒に遊ぶんッスからね!ピアノの稽古も見てないとダメ!」
頬を赤くしながら言ってくる主の姿に思わず頬が緩み彼女も握ってくるその小さな手を握り返しはい、と嬉しそうに笑った。
―――
こんな感じで書いてきたのは良いんですけど異種族とかいっておいて全くその要素零な部分しか書いていないのでいまいち分からないと思う(というか私も分からん)ので簡単に設定を書いておきます。
*玲さん
貴族である黄瀬家(多分伯爵とかその辺り)のメイドさん。怪我をして瀕死の状態だったところを現当主(涼太くんのお父さん)に拾って貰いなんやかんやで涼太くんを生まれた頃から見守りお世話役をしている。
実際の所は人間と人魚のハーフだったが、数世紀前に美しい容姿をしている人魚を捕えるべく“狩り”がなされた頃に大怪我をしてしまいそこでヴァンパイアの赤司くんに救われ結果的に彼女もヴァンパイアになってしまいます。だから人間+人魚+ヴァンパイアの超混血。
色々あって彼の元から逃げ出し黄瀬家に転がり込んできたが赤司くんは未だに玲さんに執着しているらしい。本音を言うと迎えに来た赤司くん、そして彼に従属しているキセキと派手に喧嘩するところが書きたいだけだったりする。
拾ってくれた恩のある黄瀬家がとても大切で、次期当主である涼太が命よりも大切。
*涼太くん
黄瀬家の一人息子で次期当主。普通の人間。
物心つくころからお世話役をしてくれている玲さんが大好き。長寿なので姿の変わらない彼女を不思議に思っているが、世界観的に異種族が普通に沢山いるしお屋敷にも使用人として何人もいるので何とも思っていない感じ。でも彼女がなんの種族とかは知らない。
大きくなったら玲さんと結婚したいとか夢見ているお年頃。ずっと一緒にいることが当たり前だと思っているので、大きくなって原作と同じ年代になって赤司くんたちキセキにあって彼女を取られそうになったり、自分だけ人間でモヤモヤする彼を書きたい。うん。
*赤司くん
ヴァンパイアの超偉い人。つか多分この世界の種族トップだと思う。
玲さんにやけに固執してて、逃げた時も敢えて見逃して黄瀬家にいる彼女のこともこっそり見ていたり。涼太くんが大きくなってきて雲行きが怪しくなってきたので迎えにいきました。
後は長いんで省略。気が向いたら書きます。
幼馴染と美容院
※白村さんが美容院に行くお話
***
暫く放っておいたせいで伸びた髪がウザったくなってきた頃、私はポットポッパーのクーポン利用して近場にある美容院に行くことにした。……マネージャーとして入部してからろくに休みもない為二つに結ったりしてなんとかしていたが、前髪が邪魔で仕方なくなったので漸く重い腰を上げたという訳だ。癖のある髪質なのでこれ以上放置すると酷い目に遭うことは経験上重々承知しているので否が応にも行かなければならないところが我が髪ながら本当に憎たらしくて仕方がない。
このやろー、と自分のパサついた髪先に悪態をつきながら目的地である美容院へと足を踏み込めば直ぐににこやかな笑みを浮かべたお洒落なお姉さんが迎えてくれた。席に案内され雑誌を受け取りながら今日はどんな風にしますかー、なんて緩い雰囲気の声で尋ねられる。
「カットは全体的に揃えるくらいで、パーマもふんわり緩めでお願いします」
癖っ毛と生来のズボラな性格から中学生にしてパーマをかけている私を、生前の私……正確には“前の世界の私”だろうか。彼女が見たら生意気だと言って張った押しそうだなーなんて思う。でも朝楽だから仕方がないじゃないか。寧ろ外見に緩いこっちの世界に便乗しているだけだ。仕方がない、うん。
なんてぼんやりと考えていたらお姉さんが私の髪を手で弄りながら鏡越しに声を掛けてきた。
「このクーポンだと同じ料金でカラーも出来ますけどどうしますか?」
「あ、そうなんですか。うーん、でもなあ……」
「お客様ですと目の色も明るい色ですし、合わせる形で金色とか会うと思いますよ。あ、白色とかも合うかも!」
きゃぴきゃぴと1人で盛り上がるお姉さんにカラー表を見させられながら私もカラーねえ……、と思わずまじまじとそれを見つめ考えてしまう。お姉さん、というかこういう仕事をしている人って勧めたりするの本当上手いよなあと思いつつ気が付けば何だかんだ言って私もカラーリングに乗り気になってきていた。
―――
中途半端になりましたがここまで。
落ちとして黄瀬くんと黄色は被るなーとか考えて、よくよく考えらた周りにいるのカラフルな奴ばっかじゃねえか!ってことに気が付き以前の”常識”では考えられない髪色に耐性が付いてきている自分の感覚に自己嫌悪し悶絶する玲さんが書きたかったのですが、全く持ってキセキ面子が出てこないこととどうやってこれ連載の中で入れるんだよ、という結果になったのでこちら行きになりました。
実のところをいうと白村さんも十分普通の人ではない特徴(これを読んで気が付いている人はいる筈)があるのですが、本人は全く意識していません。慣れって怖い。
幼馴染と黄瀬くんのメール2
※幼馴染と黄瀬くんの日常メール。多分帝光時代。無駄に長いです。
***
From:黄瀬涼太
Sub :ただいま!
――――――――
やっと撮影終わって今帰ってきたッスよー(ノω・、)
部活で最近仕事サボリがちだからってこんな遅くなるなんて鬼畜過ぎる……。
俺はこれからお風呂入ってくるけど、
もういい時間なんだから玲もゲームしてないで早く寝なくちゃだけッスよ!ヾ(`Д´*)
↓
From:玲
Sub :おかえり
――――――――
もう直ぐ日付変わるっていうのにこんな時間までご苦労なこったね。
つか何でゲームしてるって分かったの?(゜ロ゜)<コワイ……。
↓
From:黄瀬涼太
Sub :顔文字使うなんて珍しい!!(゜ロ゜)
――――――――
帰ってくる途中で玲の部屋が電気付いてるの見たッスからね!
こんな時間まで玲が起きてるのっていつもゲームしてる時だし(* ̄ー ̄*)
↓
From:玲
Sub :真似すんな!(゜ロ゜)
――――――――
うわ、涼太怖い。というか変態だわ。
涼太なんかお風呂で溺れてしまえい
↓
From:黄瀬涼太
Sub :[風呂]*ノ∇ノ)キャッ♪
――――――――
ひ、酷い!
でも俺いま半身浴なうだから溺れたりしないッスもんね(*´ェ`*)
↓
From:玲
Sub :風呂ポチャしないようにね
――――――――
まあそうだろうと思ったけどさ!
あー涼太の家のお風呂大きいから羨ましいわー。
↓
From:黄瀬涼太
Sub :大丈夫、ジップロックしてるから!
――――――――
玲は大きいお風呂好きッスもんねー
また今度入りに来ればいいと思うけど、俺的にはまた温泉に行きたいかも(・´艸`・)
それとゲームは俺も一緒にやりたいからもう止めて、寝るべきッスよー。
睡眠不足はお肌に大敵ッスからね!ヾ(・ω・o)
↓
From:玲
Sub :温泉まんじゅう食べたい
――――――――
そういえば昔家族ぐるみで行ったねー
確か私達の中学入学祝いで行ったからもう1年以上経ってるんだね
涼太が行きたがってるってお母さんに一応言っておくわ。
はいはい、ご忠告ありがと。でも私一応明日提出の課題とか終わらせたし、
むしろそれやってたらこんな時間にすることになったっていうか…
↓
From:黄瀬涼太
Sub :え、
――――――――
課題なんてあったの?(゜ロ゜)
↓
From:玲
Sub :え、
――――――――
(゜ロ゜)?
↓
From:黄瀬涼太
Sub :ええええええ
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ちょ、嘘ッスよね?
↓
〜5分経過〜
↓
From:黄瀬涼太
Sub :ちょおおおお
――――――――
寝た振りしないで教えてええええ!!・゚・(ノД`;)・゚・
↓
From:玲
Sub :やっぱりそうかーい!
――――――――
涼太のブレなささには本当ビックリするわ!この、おバカ!
というか一瞬ふざけてるのかと思った私も馬鹿だったわ!( ノД`)
古典の授業で今やっている範囲の文法と現代語訳をノートにまとめるやつだよ。
教科書見ても分からない所あるけど授業でやったプリントとか見れば出来ると思うから頑張れ
↓
From:黄瀬涼太
Sub :・゚・(ノД`;)・゚・
――――――――
教科書も置き勉してプリントも寝てて書いてないッス……どうしよう
↓
From:玲
Sub :Re:・゚・(ノД`;)・゚・
――――――――
今すぐ風呂から出てパソコンつけてスカイプを起動させなさい
早く寝ないとお肌に悪いから1時間で終わらせるよ
↓
From:黄瀬涼太
Sub :ありがとう!!
――――――――
もう玲大好きッス!!ヽ(TдT)ノ
↓
From:玲
Sub :Re:ありがとう!!
――――――――
そんなの打ってる暇あったら早く来なさい!
――――
ちなみにこのメールが始まる前に青峰くんからも電話が来て教えてたという裏話があったりなかったり(笑)
幼馴染と黄瀬くんのメール
※連載設定の幼馴染と黄瀬くんの日常メール。一応高校生設定。
***
From:黄瀬 涼太
Sub :みてみて!
――――――――
メイクさんに付けて貰ったッス!(w´ω`w)ポォォ
[添付ファイルあり:初つけま☆]
↓
From:玲
Sub :ポォォってなんや
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祝☆きゃりーきせきせ爆☆誕
↓
From:黄瀬 涼太
Sub :カワイイでしょ!
――――――――
あんな奇抜な恰好しないッスよー
確かにカワイイと思うけど……(・´艸`・)
↓
From:玲
Sub :涼太が使うとキモイ
――――――――
黄瀬君ツッコむところが違うと思いますよ。
というか君は玲さんにいつもこんなくだらないことをメールしてるんですか?
↓
From:黄瀬 涼太
Sub :えっ、ちょ!
――――――――
く、黒子っち?!
↓
From:玲
Sub :無題
――――――――
今一緒にマジバいるんだけど、写真見せたら返信させて欲しいって言われたから貸したッス
テツヤくん今までにない位しょっぱい顔してたよw
↓
From:黄瀬 涼太
Sub :2人だけでズルいッスよ!
――――――――
うわあああ恥ずかしい!!
↓
From:玲
Sub :m9(^Д^)
――――――――
面白いからきゃりーみどみどこと真くんを筆頭に征くん達にも送っておいたー。
↓
From:黄瀬 涼太
Sub :無題
――――――――
ちょ、マジ止めて冗談どころの話じゃなくなるッス……(ノω・、)
もー悔しいからオレもマジバ行く!
どこの店にいるんスか?
↓
From:玲
Sub :くんな。来ないでください。
――――――――
●●駅前の所にいるからおいで
透明少女と過去(帝国時代)
※無色透明少女の番外編で煌帝国時代のお話です。恐らく本編開始の約5〜7年程前くらいだと思われる。
***
「アリシャール」
抑揚のない静かな声で呼ばれた自身の名前に彼女は手にしていた書物から声の主へと視線を向けた。――草木も寝静まる丑三つ時、宮中は時折警備兵の巡回に回る足音が聞こえる程度の音しか聞こえず静けさに包まれていた。
日中の賑やかさは嘘のように静かなこの時間がアリシャールは好きだ。誰も自分を見ることもなく、後ろ指を指される心配もない。それはこの縛られた生活から唯一解放されるような気持ちを感じられるから。
「……お帰りなさいませ、紅炎さま」
小声で掛けられた言葉に紅炎もああ、と頷き手にしていた燭台を彼女の方へと向けた。薄暗い室内でアリシャールの手にしていた書物を見るためだ。
「またトラン語の書物を読んでいたのか」
呆れたような口調で言う紅炎に彼女もバツが悪そうに顔を俯かせると放すまいというような様子で書物を胸に抱きしめてしまう。そんな彼女の姿に紅炎も小さくため息をつくと燭台を近くに合った机へと置き座り込んでいたアリシャールへと目線が合うように膝折り口を開いた。
「誰も責めはしていない、勉学に興味を持つことはいいことだ。……俺はただこんな時間にお前がここに来ていることが気に入らないだけだ。もっと堂々と見ればいいだろう」
「でも、おじい様が……」
今にも泣きそうな表情で唇を噛みしめるアリシャールの姿に紅炎は思わず口を閉ざしてしまう。……アリシャールはこの国に来てから厳しい修行を受けていると聞く。身体的なものは勿論、徹底的に制限を掛ける生活は彼女の自由な時間すらないに等しい。
幼いながらにも泣き言も言わず必死に耐えようとする彼女の強さに惹かれ、同時にそれが哀れでならず紅炎がアリシャールを気にかけるようになってからは彼女の生活も著しく良くなってきている。
以前にも増して増えてきた笑顔を見るほどに彼女と離れることが寂しく感じ、遠征に出るたびに彼自身彼女のことが不安で堪らなくなるほどになっていた。――今日もまた遠征から帰還しアリシャールが部屋に訪れてくることを待っていたが一向に来る気配が無い彼女を見かねて宮中を探し回っていた、というところだ。
初めて見る彼女の顔に内心驚きながらも紅炎は優しく頭を撫でるとどうしたのだ、と小さな声で問いかける。
「もうすぐ私もダンジョン攻略に行くことになると言われて、紅炎様が仰っていたトラン語を学ぼうとしていました。トラン語はダンジョンの中でも使用されていると聞きましたから……」
ぎゅっと強く自身の衣服を握りしめ俯くアリシャールが震える声で途切れ途切れに話す言葉に紅炎もあやす様に背中を叩きながら相槌を打つ。
「でもおじい様にその様なことをしている暇があれば鍛練をしろ、と言われしまいこの書庫に入ることを禁じられてしまって……」
「それでこんな時間に入り込んでいた、という訳か」
「……はい。紅炎様、私はいけないことをしたのでしょうか?私はただ……守護者としての力をつけ無事に金属器を手に入れたいだけなのです。それに私は紅炎様、貴方様の役にも立ちたい……っ」
そう言って口を閉ざしてしまったアリシャールを見つめ彼は息をつくと、徐に彼女を抱き上げた。突然のことに柄にもなく慌てた様子で豪華な衣装から足覗かせバタバタとさせるアリシャールに紅炎は行儀が悪いぞ、と意地悪く笑う。
「俺の部屋にトラン語の書物が多くある。明日一緒に読んでやるから、今日はもう寝るぞ」
彼の言葉に頬を赤らめ大人しくなった彼女は無言で頷き、首に腕を回す。その様子に紅炎も口角を上げるとアリシャールの額に口付けを落とし、歩を進み始めた。
―――
この時のアリシャールさんにとって紅炎さんは凄く大きくて、何にも変えられない存在でした。
この後彼女はダンジョン攻略に単身で挑み、なんやかんやでシンドリア組やジュダルとも出会い連載へと繋がっていきます。
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