[メリシデ編]キャラのセリフなど…ネリア(3)
15th.Sep.2016
執筆中の小説の断片。
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・ピンチに陥る
「“紫眼の吼龍”以外にもこれほど戦える者がメリシデにいたとは予想外だが……
そろそろ遊びは終わりだ」
風で形作った鎌を振りかざして、敵兵がネリアに迫る。
後方に二、三歩跳んで敵と距離を取る黒髪の娘の肩で、蝶の形をしたブローチが赤く光った。
その顔に浮かんでいる笑みに焦りの色がにじむ。
「ちょっと。いくら何でも、そっちの人数多すぎでしょ……?」
・ラディルの加勢を受ける
飛来した炎の矢が敵兵の胸を貫いた。
「ラディル!」
「ごめんね、ネリア。助けに来るのが遅くなった」
「ううん! きっと来てくれると思ってた」
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この記事の前半でちょっと言及している蝶のブローチは、
ネリアが戦うときになくてはならないアイテム。