[下書き・リヴェイル編]笛、ブリゼール、ヴェルナ
9th.Jan.2016
SSの下書き、状況のメモと小説の断片。
今できている正月SSの最後の部分がキャラ設定の羅列に近いもので
納得がいかないので、そっちより先にこれを公開して更新としておきます。
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ブリゼールたちが首都から離れた土地まで出撃して、野営することになった夜
野営地で二人きりのヴェルナとブリゼール
ヴェルナ「ブリゼール様。私、ブリゼール様の笛が聴きたいな」
ブリゼール「笛か。まあ構わんが」
何もない空中から笛を取り出すブリゼール
魔法で氷の笛を生成した
透き通る笛の吹き口に唇を寄せて、ブリゼールは奏で始めた。
冷たく澄んだ音色があたりに響く。
(素敵だな。笛の音も、この人も)
氷使いが奏でる調べに耳を傾けつつ、月光に照らされた上官の横顔をヴェルナは見つめた。