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イーリス隊自己紹介1


◆各隊再編成日

  ガラル軍 談話室にて


おっし!
んじゃ始めるぞ〜っと、その前に、さっきのセクハラ発言、悪ぃね、って謝っとかんとキーウェンにグーパンされっから謝っとく〜

ははは、謝ったアピールするならキーウェンがいる時の方がいいんじゃないのか?

あーいいのいいの、お前に謝ってんだからお前が聞いてりゃ十分。

ふふ、変わったヤツだな。
でも何のために聞いたんだ?

あれはまあ、単に情報収集。
トウヤがお前の同室になっても問題無いかってのに関わってくるかな。

少なくとも彼氏がいるかどうかは関係あるかもしれんが、処女かどうかは必要だったか?

……ん?
確かに……まあ勢いってやつかな?
あ、トウヤが聞けって言ったわけじゃないからな?
そこは誤解のないように!

了解。

さてさて自己紹介だし、出身から話してくか。
トウヤが俺をここに連れてきてくれたんだ。
俺はラテラルの外れにある遺跡出身なんだけど、たまたまトウヤが仕事で来た時に、暇ならここに来いって言ってくれた。
そろそろ遺跡もつまんねぇな〜って思ってたから丁度良かったんだ。
んで来てみたら、仕事で色んな土地に行けるし変な人間にも会うし、経験したことないことばっかでめちゃ楽しいのな!
だから俺は、もっと楽しいことさせてくれるんじゃないかと思って、トウヤの言うことに従うって決めてんだ。

なるほど、さっきもトウヤでなくお前が仕切ってくれてたのも、お前がお喋りが好きなだけってわけじゃなかったんだな。

トウヤは話し合いもそんなに好きじゃないし、相部屋の話も言うべきかどうか考えてたんだと思うぜ〜?
お前が戸惑うのは目に見えてたからな。

相部屋な、私は別に気にしないからあの時も二つ返事しようとも思ったが、一応理由を聞いてみたんだ。

へぇ〜、お前肝座ってんのなぁ〜
ますます面白くなってきた。
じゃあタイチョーさん、俺のことも上手く使ってくれよ?



俺はさ、不老不死ってやつなんだ。

不老不死……

もうお前よりずーっと長い時間生きてるよ。
ちょっと時間はかかるけど、全身火傷しても、足や腕を切り落とされても再生するし、回復手伝ってもらえばそれだけ早く治る。
普通のやつが出てけば死ぬ可能性のある現場でも、俺なら死ぬこと無いから、そういう時は俺を使ってくれ。

……。
……すごいな。
……だが、デメリットもデカいだろうな。

それはお前の関知するところじゃない。
ダメージを負うかどうかは俺の動き次第だ。
俺は楽しみたいんだ。だから好きなだけ使ってくれ。色んなとこへ連れてってくれ。

ヘラはそうだった?

ヘラ?
あー、ああ、まあそうだなー。
俺のしたいようにしてくれたかな。

……ふふっ、本当に?

……んーーー、んむーーーーー……
お前もそういうこと考えるんだな(ムスッ)

図星か。

……ちぇっ、隊長が代わったらもっと楽しいことできると思ったのにな……

あははは、うん、不老不死だってやつには会ったこと無かったから、どんなものか見てみたいとこでもあるけどな。
不死だからといってお前をそんな状態にさせるわけにはいかない。
……幸い、生死に関わる事件や災害が起こることもこのガラルの地では少ない。いや、そんなこと起こらない方がいい。
お前からしたらつまらないかもしれないが、私もお前の話し相手にはなるから、我慢してくれ。

……ふーん。
じゃあいっぱい話してくれないとなー?

いつでも来い。

……。
ふふん、お前気に入った〜
あ、あとこれ見ろよ〜(ニュッ)

うわっ、なんだその黒いの!?

これ俺の技ってやつ?
ほらデスバーンって黒いやつ出るじゃん?あれあれ!
俺も実際これがどんな物質なのか分かんねんだけど、自由に動かせるんだぜ〜

へぇ〜、触ってもいいか?

いいぞ〜

……(ツンツン)
……?
なんか、不思議な……触ってる感じがしない……

俺もそう思う〜
これ燃えないし、切られてもいくらでも出て来んだよ。
だから俺はいつもこれ使ってる。
重いものもある程度までは持ち上げられるし、防御もできる。

便利だな〜

意識しないと出ないけどな。
いつだったか、クスケがさ、俺が寝てる間にさ、黒いのが防御するか試したいって顔ぶん殴ってきたんだよ!

マジかwwwwww

「もし意思があってお前を守ろうとするなら、本当の危機にならないと出てこないんじゃないかと思って」とか言うんだぞ!?
ふっつーに黒いの出ないし、あいつ容赦なく殴ってきやがったからめちゃくちゃ痛かったわ!

あははははっ、ひでぇなあ〜

いやよく分かったけどさほんと〜!
ちょっと1発殴らしてって言ったけど断られたし〜どさくさに紛れていつか殴ってやるって誓ったわ……

あははは、ふふふっ、お前ら仲良いな〜!

仲良いってかー、同室だし同行すること多いし〜
まああいつポーカーフェイスな割にムチャクチャ言い出すからゲラっちまうんだよなぁ〜

へぇ〜、私も同室だしトウヤと仲良くなれるだろうか。

トウヤはさ、俺やクスケとは全く違うタイプだから、ゲラゲラ笑って仲良し、みたいなのにはならないと思うけどさ、全然打ち解けられると思うぜ?
あいつあんまし表情変わんねえし、俺らのこと第一に考えててちょっと過保護じゃね?と思う時もあるけど〜、仲間が好きなんだろうな〜

そうか……この後しっかり話してみよう。

おう、トウヤのこと任せるぜ〜

話してるか?コーヒーやるよ。

おっ、遅ぇじゃんお前コーヒーどんだけ作ってんだよ。

豆挽いたんだよ全員分。ほら。

さんきゅー。

どうぞ。

ありがとう。

よーし、最後に、俺は人の魂が見える。

魂……?

生きてる人間の魂がさ、ちょうどそいつの体の真ん中辺りに、青白い炎みたいに光ってるんだ。

死体からは魂は見えないらしくてな、だから災害現場には最優先で到着して生存者の捜索を始める。

視認できる距離は……遠くから火の玉が視認できるかどうかって感じだな、壁があっても魂だけを見れる。
視力は人並みだ。
光源と同じようなもので、暗闇の方がはっきり見える。
でも時間が経って生存者の体力が消耗するにつれ、その魂が霞んでくる。
完全に消えた時が、ソレが死んだ時。

なるほど……お前は人間離れしてるな……

まあゴーストタイプなんて人間に非ずだ。超人的な能力持っててもおかしくないだろう。

うん、特別な力だ。
それを私たちと、人を助けるために使ってくれるんだから、ありがたいな。
お前はすごく良いやつだよ。

……ふへへ、褒めすぎじゃね〜〜〜?(照)

お前みたいなナリにしちゃ……ってことだろ?
人は見かけによらない(笑)

うっせぇーよ!
もー入ってくんなよぉ、イーリスが話してんのは俺!

長ぇんだよもう30分過ぎてっから。

え〜〜〜っ、だから30分て短ぇんだよぉ〜〜〜(立)

やっと終了か?
なら次は俺。どけどけ。

へーん譲ってやんよ、話したくなったらいつでも来いってイーリス言ってくれたもんね〜

イーリス、そんな約束するとこいつホントに来るぞ、遠慮無いから。

イーリス〜約束だかんな??
いっぱい話相手になってくれるんだろ〜?

ははは、私は構わないぞ?時間が許す限りはな。

ほら見ろ、イーリスがこう言ってるからいいんだよ、お前より可愛いし、笑ってくれるし、楽しいわ。

はあー?
んな楽しみたいならキャバクラでも行ってろよ、可愛い子が笑って話聞いてくれるわ。

はぁ〜??
イーリスのが可愛いし仕事の会話できるのめちゃくちゃありがてえんだぞバーカ!

お、おいおい、どんな喧嘩してるんだよお前ら……

……大丈夫、ほっといていいよ。

そう……なのか?

はぁーもう頭きたッ、お前覚悟しろよ、今晩は寝かせてやんねえ、永遠話しかけてやる。

……え?

勝手にしやがれお前がいくら話しかけても寝てやる。

おー寝てみろよ安眠なんてさせてやんねぇ。

……。
……っぷふ、お、お前らやっぱ仲良いんじゃねぇかwww

別に〜

よーしじゃあクスケ、デッドラッドに対する愚痴でも聞こうじゃないか。

おっ、聞いてくれるか?
まあうるせえってのがほとんどなんだけど。

あはは、賑やかでいいな。

んじゃ俺トウヤの様子見てくる。
ついでにウザ絡みして遊んでくる。

絶対キレられる。

それが楽しいんじゃん〜じゃまたな〜




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