一人の死
少女は願う、彼が幸せでありますように、と
地獄の業火に焼かれ死ぬのは誰
それが裏切りか否かは神のみぞ知る
滑稽な道化師は涙目で笑い眠る
その目に浮かんだ泪が落ちることはない
すべて分かっていてもなおその存在を否定する
真実を知ることを恐れる臆病者
例え月が濁っていたとしても、



前次

[main][top]