というものが何処にあるのか?

ほう、興味深い質問だね。

例えば僕ら刀剣男士の場合、魂が宿るのはまず間違いなく本体である刀だろう。
なんせ依代だからね。
もっと言えば僕らの魂の根幹は逸話や来歴といった物語だ。つまりある意味、物語に宿っていると言えるかもしれない。


では人間はどうか?

とても興味深い研究をした人物がいる。
ダンカン・マクドゥーガル博士という人物を知っているかい?
彼は死後の人間が生前より軽くなることに注目し、あらゆるものを考慮し計算して、なんと人間の魂は21gであると結論つけてしまったのだよ。面白いだろう?
つまり魂は確かに肉体のうちにあったということだね。

輪廻転生というものは知っているかな?

それでいくと前世の記憶がある人間、なんてものもいるらしい。
お目にかかったことはないがね。
ぜひ会っていろいろ聞きたいものだが……いや今は置いておこう。

つまり魂には記憶が内蔵されていた、ということだ。
さて、ではその記憶に関連するはどうなのだろう。
人は悲しい記憶を思い出すだけで悲しくなってしまったりするけれど、魂と心は共にあるのか?
あるのかもしれないね。

なんせ魂は心魂ともいうのだから。

つまり人間の魂は記憶や心と共にあると言えるのかもしれない。
死後の行方は分からないが、あの世、といっておこう。

申し訳ないが証明しようも無いし判断材料も少ないから断言はできかねる。

この答えでいいかな?

こんのすけ

はて、彼はそうだね______。


あとがき




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