前回の
同社フラットロングイレイサーと同長であちらより早く2021年5月中旬に発売された六角柱消しゴム。中国製。
発売時6色、その後10色くらいに増え、キャラクター商品にも採用されました。
店頭購入。非塩ビ系プラスティック、TPE (熱可塑性エラストマ)製消しゴム。
市場在庫や公式動画はまだあるものの(
→ロングロングイレイサー - YouTube)公式サイトにはすでに記載なく、製造中止になっていそうです。
†紙はコクヨキャンパス
画像の上1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
左から
ぺんてるAinシュタイン0.2HB、
パイロット ネオックスG 0.9/2B、
三菱ナノダイヤえんぴつ2B、
三菱ナノダイヤ0.9HB◆消字力:並〜良好
消しかす:少々まとまる
消耗:
レーダーより少ない
消し心地:レーダーより多少堅いけれどもなめらか
折れにくさ:折れにくい
折り曲げて1kg加重しても折れませんでしたが、作用点と折り曲げ箇所が異なるのであまり参考にならないかもしれません。
φ10.2mm×145mm六角柱、一辺約5.1mm、内接円径9.2mm、約20g、体積約11,700mm
3太軸鉛筆のような太さ。
上から
本品φ10.2mm
ファーバーカステル9000番ジャンボφ10.3
Koh-I-Noor 1820 φ11
ステッドラー ルモグラフジャンボφ11
コクヨ リサーレ ケシ-R1-L2 (
コクヨ鉛筆シャープ発売時の限定品)より細い。
フラットロングイレイサーと同じくペン立て型筆入れ(コクヨ ネオクリッツ等)でも取り出しやすく、
コクヨC2のようなペントレイ型にも納めやすい。
筆記中に消しゴムを使うときは数文字消すことが九割だと、トンボ鉛筆が
モノワン発売時に発表していて、本品も一文字消しに向いています。
さらにφ6.7mmノック式消しゴムより折れにくく即応性があり、なおかつ広範囲を消せるのが長所だと宣伝されていました。
とはいえ、細長い消しゴムを紙上から持ち上げて使うのは
モノスティックに似た煩わしさがあります。
しかしそれも
二本持ちするか、利き手ではない手で消しゴムを持てば何とかなるでしょう。
また、短く切ってもいいので融通が利きます。
中指と薬指の間に、ふつうの鉛筆より太い本品を挟むのがつらい場合は、後発の
フラットロングイレイサーや
ぺんてるZE31を薦めます。
生地は初期と後期で差を若干感じます。初期(白っぽいもの、バタークリーム色S4217160)は、紙巻きから引き出したら戻すのにものすごく苦労して、消しゴムは折れなかったものの紙巻きが折れてしまいした。
後日買った肉球がついている灰色のスヌーピー柄S4218345は可塑剤を増やしたのか滑りがよくて紙巻きへ戻しやすくなっていました。消した際もなめらかに感じます。
ここでは軟らかい後期型を中心に取り上げました。