近年増えてきた特殊形状消しゴム。断面が紡錘形の平べったくてしかも長い消しゴムです。店頭購入。全8色、2022年7月下旬発売。
同社消しゴムにしては珍しく日本製で、生地がSBS、非塩ビ系プラスティック消しゴム。PP製スリーヴ。
†紙はコクヨキャンパス
画像の上1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
左から
ぺんてるAinシュタイン0.2HB、
パイロット ネオックスG 0.9 / 2B、
三菱ナノダイヤえんぴつ2B、
三菱ナノダイヤ0.9HB◆消字力
良好
消しかす:細かくまとまらない
消耗:
レーダーと同程度
消し心地:レーダーよりやや粗い
折れにくさ:折れにくい
折り曲げて1kg加重しても折れませんでした。
この薄さは
二本持ちに適した形状で、私向けに設計されたのかと思っちゃいますね。
その持ち方で使っていると、カドが鋭く立ってきます。
それを利用して、
1) ちょっとずれてしまったコンパスの円弧に
2) 本品の端を際まで寄せて消し、
3) 作図修正することもできます。
標準的な立方体消しゴムでは難しいことも、薄い本品なら容易です。
カドを立てれば1mm間隔の平行線も消せます。
紡錘形の円弧は中心角60°で半径約18mm、体積は
8,400mm3くらい?8,500mm
3くらい。
消しゴムは平面で消すと(接紙面積が増えると)消字力が低くなり、カドで消すと消字力が向上します。
二本持ちで消していると接紙面積が増えて消字力が落ちるので、適宜傾けて消すとよいでしょう。
上述の5回反復消字試験は二本持ちで消したため、消字性能がちょっと低く出ています。
上から
フ) 本品5mm×18mm×145mm
ガム)
メタフィス ガム2.4×20×80サラ) ぺんてるAinサラ4.4×16.5×65.5
スマ) トンボ モノスマート5.7×17×67
ピュ) サクラ フォームイレーザーピュアスリム7.7×12.7×90、
アーチスリム7.5×12.7×90とほぼ同寸
幅が18mmくらい(公式19mm)ありながらも、紡錘形のため7mm罫で一行消しできます。
が、下の行もちょっと消してしまってるので幅10mmくらいでよかったと思います。強度を保てなかったのでしょうか。
一文字だけ消すこともできますが、それには次回の
同社ロングロングイレイサーが本品より適しています。
日光で変色します。とくに明るい色で黄変が目立ち、包装の黒い四角に隠れた箇所との差がわかります。
小売店向けのことになりますが、こんなのを面白がって買うのは私くらいなので、日が当たる場所には陳列しないほうがよいでしょう。
なお変色して劣化するのは表面のみなので、消字性能はあまり変わりません。
シャーペン(
コクヨ鉛筆シャープPS-PE107)と同程度の長さで新品鉛筆より短く、それらより薄くて筆入れ内でもかさばらないのが長所。
アフィブロガーとしてはメール便で送りやすく、通販向きというのも長所です。店頭でも買えるくらい流通していますが……
サンスター文具がバンダイナムコグループになっていたことを思い出した。