今にも通ず恋の歌

百人一首の恋の歌をテーマにした短編集
(name change)

あしびきの山鳥の尾のしだり尾の : テゾーロ
(夜長をひとりで眠らなくてはならない淋しさ)
つくばねの峰よりおつるみなの川 : クザン
(秘めている恋心が募り思い悩む)
みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに：パウリー
(恋をして心が乱れるもどかしさ)
住の江の岸による波よるさへや：カタクリ
(夢の中でも人目を忍ぶ恋に苦しむ)
難波潟みじかき葦のふしの間も：スモーカー
(会いに来てくれない恋人を嘆く)
詫びぬれば今はた同じ難波なる：ルッチ
(この身を滅ぼしてでも貴方に会いたい)
いま来むと言ひしばかりに長月の：降谷零
(約束したのに来ない人を恨む)
名にし負はば逢坂山のさねかづら：クロコダイル
(誰にも知られず貴方に会いたい)
みかの原わきて流るる泉川：ルフィ
(会ったこともない貴方が好き)
有明のつれなく見えし別れより：平子真子
(もっと一緒にいたいのに)

ゆっくりと
まだまだ続く
恋の歌

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