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トンボ鉛筆 モノグラフDPA-131 SH-MGR3
2014/06/12 06:00



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 トンボはおんぶっくなどニッチ商品を展開していましたが、ボリュームゾーンへ転向、机上筆記に適したシャーペン開発に注力しているようです。同社オルノ(軸折れ式)、ユラシャもそんな製品でした。
そして今般発売されたのがモノグラフです。

 芯径0.3mmSH-MGR3/DPA-131と0.5mmSH-MGR5/DPA-132、今回買ったのは.3mm。
各軸色6色、2014年4月発売、日本製。
フレノック式、クリップノック兼用、フレロック可能。付属芯2本、回転繰出式消しゴム内蔵。

◆操作法
・フレノック式(フレフレ、振出し式、シェーカー)
シャーペンを前後に振って、ペン軸に内蔵された錘を前後動させ、その打撃力で芯を繰り出す方式。
筆記姿勢を崩さずに芯を繰り出せるのが利点で、シャカシャカやかましいのが欠点。
また、芯径.3でも芯繰出量が0.69mmもあって、芯折れを誘発しやすいのが欠点。
ワンノックで筆記開始できることを狙ったのでしょうが、ここは裏目に出ると思います。
・クリップノック
クリップを押しても芯を繰り出せます。
芯を戻すには、クリップを押しながら戻します。
・フレロック機構
クリップを2mm押し上げると内蔵錘を止め、運搬中に芯が繰り出されることを防ぎます。
・ノック負荷約250g
ゼブラ テクト2ウェイと同じく、ふつうのノック式の半分くらい。
・回転繰出式消しゴム
本品の尾部にはノックボタンの代わりに回転繰出式消しゴムが備わっています。
・芯補充
回転繰出式消しゴムを機構ごと外して芯補充します。
●ペン軸
ステッドラー925 25(φ8.8mm)より太くクルトガスタンダード(φ10.2mm)とほぼ同径の直筒軸。
重心位置67mm(軸長比39%)なのでけっこう前重心。
・クリップ
ノックボタン兼用。
クリップ先端が食い込む溝が胴軸に彫られていますが、いかんせんプラスティックなので狭持力が低い。
長くて手に干渉しやすいのが大きな欠点。

・ゴムグリップなし
指があたる箇所が少し凹んでいます。
個人的にゴムグリップでないのはいいことですが、同社製図用LZなどを参考に、もうちょっと滑り止め溝があってもいいかもしれません。
すべる場合にはテーピング/バンデージを巻いたらどうでしょう。
・口金
公式には4mmスリーヴ、実際には3.8mmでした。筆記用としては見やすい。

チャックは真鍮製。樹脂チャックは経年で破断することがあります。

●回転繰出式消しゴムφ5.3mm×26
替えゴムER-MG, 3コ入り、中国製。非塩ビ、合成ゴム。
φ5.3mmはノートのA罫7mm, B罫6mm, C罫5mmいずれにも合い、一字消し、一行消しもしやすい。
◆消字力、意外に良好。軽く消せるし、筆記用として及第しています。
ただ紙面を真っ白にすることにあんまりこだわってはいけません。それより文章を書き進めることに注力しましょう。

†上辺が左辺になるよう、画像を横にして見てください。
‡紙はコクヨキャンパス
画像の1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
(画像を横にしたとき)左からぺんてるAinシュタイン0.3HB
パイロット ネオックスG 0.9HB
三菱ナノダイヤえんぴつB
三菱ナノダイヤ0.9HB
本品付属芯おそらくトンボ モノWX0.3HB


・一回転で3.5mm繰り出し、26mmのうち16mm強まで使えます。
・回転繰出機構部には突起があって、ペン軸と噛み合います。

 消しゴムをギリギリまで使って取り出せなくなった場合、めいっぱい繰り出すと消しゴムを挟むツメが開くから、振り出すと慣性で飛び出します。
ちなみに同社モノワンも同機構。
※消しゴムを18mm繰り出せるのに公式説明で「実効16mm」とされるのは、この機構のためと考えられます。

 問題はこのφ5.3mm消しゴムが専用品らしいこと。
いまはモノグラフ本体とともに売られていますが、そのうち入手しづらくなるかもしれないので、このシャーペンと長い付き合いになると直感したひとは、今のうちに替えゴムをもう一袋買っといたほうがいいかもしれません。
 設計は継続使用を考えるけれど、営業がそれに応えられない場合が多いんでしょうな。ぺんてるタフシャーペン用替ゴムも入手しづらく、ゼブラ カラーフライト用替ゴムは見たことがない。ファーバーカステル グリッププラスならモノワン用を転用できます。



 学習の電子化に伴ってアナログ筆記具が消えるかと思えば、どうやら生き残りそうな気配なのですが、シャーペンなんて陳腐化した分野は、人件費が低い中進国でも生産できるから(というより日本はもうこんな軽工業品を造ることはないと思われている、市場原理主義者とかに)、価格競争で不利な日本製/準日本製はなんらかの刷新を行う必要があり、その成功例が1990年代はパイロットDr.グリップ、00年代は三菱クルトガでした。
 あれほどの新規性はなく、いくつか欠点もありますが、モノグラフは携帯に適し、主客層の学生以外にも図面修正や数独用シャーペンとしても適するでしょう。
 筆記に特化したなら.7mmや.9mmも売り出せばいいと思うのですが、驚くほど売れないらしい。書きやすいのになあ。

 破断した樹脂チャックは同社LZのもの。未使用品だったんですけど、芯を外して保管していたらいつの間にか壊れていました。
樹脂チャックの場合、芯をチャックに噛ませて保管するのがいいようです。

 購入時「振って!振って!! MONOグラフくじキャンペーン」で当たったモノ仕様ココフセン。
ちなみにA賞2名ジャンボMONO消しゴム、B賞8名MONOふせん、C賞50名ミニMONO消しゴムでした。


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