太軸ゴムグリップつき、は私の苦手な要素なのですがこんな製品を持っています。
ベーシックと同年1999年に発売された0.7mmシャーペン。ファーバーカステルはドイツ企業ですがこれはたぶん日本製。
太軸、筆圧吸収機構(クッションポイント)、フルスライドスリーヴ、ノックボタン兼回転繰出式消しゴムなど筆記を考慮した機能を持ち、0.7mm芯のため殴り書きでも芯が折れにくく、それでいて漢字筆記もできます。
・最大軸径はパイロットDr.グリップ並みに太いのですがゴムグリップの凹んだ箇所を握ると、やや細く感じられたりします。
ぺんてる タフと異なり、時が経ってもゴムグリップのべたつきやぬるつきが殆どなく、堅めなので強く握りこんでも指が沈み込むことがない。
ゴムグリップが苦手な私でもこれなら快適です。
・筆圧500〜600gで筆圧吸収機構が働き、フルスライドスリーヴとともに芯折れを防ぎます。また約450gでノックでき、一回あたり約4mm繰り出します。
・ただ大きなクリップが手に干渉することがあって、そこが難点です。
・ノックボタン兼回転繰出式消しゴムは便利ではあるのですが、これで紙面をこするといつの間にかノックされて芯が出てたりします。
替ゴムは
無印良品コンパクトスティック消しゴム、
トンボモノワン等φ6.7mm消しゴムを流用可能。
このノックボタン自体を無印良品消しゴムと交換可能。
重心がだいたいタフと同じくらい。
価格差が二倍ほどありますが、ぺんてるタフと同じく学生(大学生含む)に好適な製品で、全般的に書きやすいシャーペン。
私はこれをもう十年以上前に買ったのですが、ゴムグリップつき太軸が好みではないのであまり使っていない。
にもかかわらず買った理由の大部分が.7mm芯だからってなことでした。
シャーペンには複数の芯径があり、それらを使ってみると0.5mm芯径というのがたまらなく中途半端に思えてきてしまいます。
製図等ではさらに細い0.3mmがあるし、筆記用なら0.7mm以上に太いほうが折れにくく、扱いやすい。
シャーペンというのがどうも苦手だと感じているひとには
今月紹介した太芯シャーペン群をご一考されることをおすすめします。
もちろん
芯ホルダや
鉛筆に転ぶのもいいと思います。