シャーペンの太芯が細芯を兼ねないように、消しゴムも大が小を兼ねるわけではなく適材適所です。
今回はシャープペンシルに付属する消しゴム。芯補充口の蓋を兼ねるあれです。
透明筒に2コ入り、四つ葉クリーナーピン付き、2014年?発売、日本製。
ぺんてるオレンズ0.2mm用ですが、オレンズ0.3mmや0.5mmにもたぶん使えます。
ぺんてるタフや
ゼブラ デルガードERのような製品を除いて、シャーペン付属消しゴムを使うひとってあんまりいないと思いますし、私も使ったことがありませんが、細かく書けるオレンズ.2mmシャーペンに合わせるなら、この小さな消しゴムが、小ささゆえに役立つと思い至ったのでした。
†紙はコクヨキャンパス
画像の1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
いつもは各社四種の芯を消すところ、今回はぺんてるAinシュタイン.2mmのみ。
また通例6mm×7mm角面積を消していますが、3mm×3.5mm角にしています。
◆消字力:良、2Bは厳しい
消しかす:細かい
消耗:少ない
消し心地:かため、天然ゴムに似る
折れにくさ:折れにくい
たぶん非塩ビ。案外消せる。
500g以上加重すると勢い余ってノックボタンが押されますが、それ以下の加重で消すことが可能です。
細かく書ける.2mmシャーペンのために特殊な消しゴムを別途用意しなくても、これで間に合いそうな気がする。
問題はこの消しゴムを使う際、外したノックボタンを失くさないよう気をつけることで、外したボタンを筆入れにしまうなど定位置を定めておくのがよいと思います。
いっそのこと消しゴムをシャーペンに組みこまず、直に指でつまんで使うのもいいかもしれません。
消しゴムが減ったら金具をずりおろし、消しゴムを迫り出します。
今月紹介してきた消しゴムと並べてみましょう。
垂直線を2.5mm間隔で、水平線を1mm間隔で平行に引き、中央の一本を各製品で消しました。
左から
ロ1)
ナカバヤシ ロジカル消しゴムスライドタイプロ2)
ナカバヤシ ロジカル消しゴムスティックB)
シヤチハタBLOX消しゴムM)
トンボ モノゼロメタルP)本品
PPE-2で間に合うと思ったけど、やはり細いほうが消せる。
左から
オレンズPP502付属消しゴム、φ4.2mm×21mm
オレンズメタルグリップPP1002G付属消しゴム、φ4.2×21ピン付き
本品PPE-2、φ4.2×14ピン付き
別売り品である本品は短く、PP502初期販売ぶんに付いたクリーナーピン付き消しゴムもPPEと同じ短さ。
クリーナーピン付きがPPE-2でピンなしがZ2-1N。どちらもオレンズに合います。
もっぱら消しゴムとして使うなら、PPE-2を容器ごと筆入れに入れて芯詰まり解消に使い、Z2-1Nを買ったほうがよかったかもしれません。
Z2-1Nは同社
グラフギアや
スマッシュとも互換します。
オレンズ.2mmはよく芯が詰まるのでクリーナーピン必須。
ぺんてるはAinサラという細部を消せる薄型消しゴムも発売していて便利なのですが、割れやすい一大欠点があります。あれで消すならば決してたわむ方向へ動かしてはなりません。
あれより割れにくい薄型消しゴムであれば
メタフィス ガムやトンボ モノスマート、SEEDレーダーラインがあります。
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