アブラカタブラ
プロローグ

一話 大魔女
二話 裏切りと背徳
三話 予定調和
四話 名無しの画家の知恵と約束

エピローグ にはまだ早い話




¶あらすじ
 時は1830年。世界は芸術と錬金術の最盛期を迎えていた。
 ある日、実在した少女が描かれたという古い名画・『大魔女』が世界から消失した。名無しの画家・アイオネは『大魔女』のファンで、突然の絵画の消失に落胆していた。
 アイオネは美術館でせむしの醜い少年・リックと出会う。二人はその夜、得体の知れない怪物に襲われた。それを魔法≠ナ見事撃退して見せたリックの正体は、消えた『大魔女』のモデルとされた少女・ヒストリカだった。