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日差しと木陰と、それから?(終)
By 朧月(月下)
2012/07/11 06:38
 強い日差しを避けるために入った大木の木陰は、中々涼しかった。

 まず羽織を脱いで畳み、その辺に放る。髪の一部を結った簪を乱雑に引き抜くと、我ながら癖の無い髪はサラリと垂れ、流していた髪とすぐに同化した。

 続いて腰の刀もベルトごと外し、すぐ取れる位置に置いた。

 そして畳んだ羽織を枕代わりにしてようやく寝っ転がれた俺は、ややあってこの言葉しか出せなかった。



「……やられた」

 

 俺としたことが、あんまり強い日差しに熱中症になったらしい。

 涼しい場所に入って髪もほどいたことで幾らかマシになったものの、頭は痛えし目眩は酷い。ついでに風で舞い上がった髪の毛が何本か肌に貼り付いてくるだけでも不愉快になる。

 せめて余計なことを考えず寝れば、何とかなるだろうと自分を納得させ、俺は汗だくの顔を袖で拭き、目を閉じた。



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はじめまして皆様、新規加入者月下と申します! 加入早々皆さんと絡みたい! チュウしたい! でも時間ない! ということで図々しいながらスレ立てしちゃいました!
通行人から見ればただ寝てるようにしか見えないので、熱中症を気にせず話しかけるなりいち早く気付いてくれるたり動向を観察するなりどんな形でも絡んできて下さい! お待ちしております!

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無題
By クレハ(優真)
2012/07/12 20:08

『……あちー…。』


流れる汗が頬を伝っては、地面に落ちる。
今年は本当に暑すぎる。


『…帰ったら先ずアイスだな。』


昨日の内に作っといたアイス。
早く食いてぇ…。
俺は足早にマンションに向かった。


『…あ?』


マンション近くのデカイ木に、何か横たわっている。

何か気になった俺は、それに近付いた。


『……人?』


木に横たわっていたのは、顔が真っ赤になっている長髪の男。


『おい、おい。大丈夫か?』


取り敢えず、肩を軽く揺すってみた。



――――――――――
初めまして、月下様!
BAR・dropのキッチン担当クレハの親、優真と申します(^^)
初っぱなに絡むのが、一応ツンデレ強面なクレハと、お馬鹿な絡みしか出来ない私で申し訳ないです(´・ω・`)(笑)
そんな私ですが、楽しく絡みましょう!(≧▽≦)/

クレハは取り敢えず、心配になって駆け寄ってみました。
でも、頭の片隅にアイスの事が残ってる薄情者(笑)



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無題
By 朧月(月下)
2012/07/13 00:58

「おい、おい。大丈夫か?」

「あ……?」

 ふと、誰かに肩を揺すられていることに気付いた。

 重い目蓋を開けると、自分を覗き込んでいたらしい男と目が合う。

 誰かは知らないが、心配している風な表情から多分……熱中症に気付いた、のか?

 ……いや、多分大丈夫だ。それならとっくに病院とかに運ばれてる筈。

 いかにも昼寝を邪魔されて苛々している感じで話せば、相手もそのまま立ち去ってくれるだろう。

 と思ったのだが。


「…………何か、用か……?」


 自分の口から出た、酷く掠れた小さな声に、一瞬自分の耳を疑った。

 表情に出てないか確かめるのも億劫になり、もう相手が鈍感なことを願うしかなかった。


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はじめまして優真様、月下と申します!
スレ立てで緊張しながら覗いてみたら…「キタ―――――!!」みたいな(笑)
絡みに来て下さってありがとうごさまいます!
いえいえ、ツンデレ強面クレハさん大好きです! むしろギャグセンスを期待しない方がいいのは私達(ここ重要)ですから(キリッ
頑張って盛り上げていきましょう!

顔真っ赤とか優真さん分かってらっしゃる((黙れ
とりあえずクレハさんの顔が脳内で掠りもしない朧月を殴ってきます^^
ただでさえ脳の使い方間違えてんのにこんなヤツがキッチンの方々の顔知ってる筈が無いか…みたいな感じなんで。初っぱな失礼過ぎて申し訳ありません…

ちなみに朧月の声が掠れてんのはアレです、水分取ってなくて喉ガラガラなんです(ザマァ←

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無題
By クレハ(優真)
2012/07/13 13:28

「…………何か、用か……?」


絞り出した様な酷く掠れた声。
それに真っ赤になった顔。

酒の飲み過ぎか…?

昼間っから酒飲んで潰れるなんてザラだしな…。


『……しゃあねぇな。』


このまま置いとくのも熱中症や日射病になるかもしれねぇし、それだったら面倒事が起きる前に対処しといてやるか。


『おら、掴まれ。』


横たわってる男を肩に寄っ掛からせ、マンションの自分の部屋に向かった。



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再度はじめましてです、月下様ぁぁぁ!
よ、良かったぁ〜^^;
絡んで良かったぁぁぁぁっ!
ツンデレ強面なんて面倒臭いなんて言われたらどうしようかと…(;^_^A

熱く盛り上げていきましょう!

顔真っ赤には気付くんですが、その原因が何なのかが分からない子です(笑)

とんでもないですよ。
クレハだって名前を覚えるよりかは、その人の特徴で覚えているのでおあいこですよ(^^)

水分取ってなくて喉ガラガラなのに、クレハは酒の飲み過ぎだと思ってるお馬鹿さん(笑)

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無題
By 朧月(月下)
2012/07/13 20:00

「おら、掴まれ。」

「? ……うおっ、」

 いきなりグイッと腕を引っ張られたと思えば、俺が肩に寄っ掛かる姿勢で支えられた。

「……貴様、何の真似だ」

 人に支えられるという状況に戸惑いを覚えるも、男の意図が判らず声にならない声で抗議してみた。

 とりあえず、運悪く何かしらの異常は感づかれてしまったようだ。

「何思ってんのかは知らんが、余計なお節介はいら――」

 急に立ち上がったせいか、強い目眩に視界が霞んだ。

 男から離れるつもりが、更に寄りかかる姿勢になってしまった。


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こんばんは優真様!
お早い返しにテンションMAXです! 勘違いクレハさんハアハア(((
成る程確かにおあいこですね! 朧月は特徴上げるならキリがありませんから、お好きなように呼んで下さいませ!

呼び方といえば、私なんぞに様付けなんて要りませんよ! 優真様の好きなように気軽にお呼び下さい^^



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無題
By クレハ(優真)
2012/07/14 13:12

「……貴様、何の真似だ」


声になってない声で抗議され、何かムカッとした。
何だよ、俺が折角助けてやろうとしたのによ…。


「何思ってんのかは知らんが、余計なお節介はいら――」


更に抗議されそうになった時、更に寄り掛かってきた。

こりゃ重症だな…。


『黙って付いて来りゃ良いんだよ。重症人。』



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こんにちは、月下様!

いやいや、返信遅いですよ〜。
私は俺様朧月さんにハアハア(←)

やっぱり私なんかと絡んで下さる皆様は神様ですから、どうしても様を付けてしまうんですよね…(´・ω・`)

で、では、月下さんで宜しいでしょうか!?
宜しいんでしょうかぁぁぁっ!?!?
あ、私の事も様付けは要らないですよ(^^)



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無題
By 朧月(月下)
2012/07/14 13:42

「黙って付いて来りゃ良いんだよ。重症人。」

「………………チッ」

 何か馬鹿にされたみたいで苛立つが、辛いのは認めた方が良いだろう。

 こんな奴の肩を借りるなんざ屈辱以外の何物でも無いが、しょうがねえ。

 少なくとも矜持は保とうと、歩くのに細心の注意を払いながら一歩踏み出す。


 ……あ。


 そこで俺はふと思い出し、懐から愛用の鞭を取り出した。

 鋼製のこれは、今の身体には邪魔だろう。

 結構な重量のそれを目の前の男に押し付けた。ついでに刀二本も。

「重いだろうが……精々、踏ん張れ。助けてくれるんだろ……?」

 例えそう言う声が掠れていても、いつも通りの口調が自然に出てくる。

 それで見捨てられたらそれまでだが、元々助けを乞いた訳じゃねえから大丈夫だろう。

 とりあえず最後に、日光を避けるため、畳んだ羽織を広げて頭から被った。 



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全然構いませんともぉぉおおおお!!(五月蝿い
さん付け大歓迎ですよ! もっと砕けちゃってもいいくらいです^^

とりあえず最初と最後の台詞で、どっちもドヤ顔してたらいいと思う(ドヤァ←←

しかし早くクレハさんのツンデレ見たい(ry)のに俺様朧月が邪魔である(じゃあ何とかしろ



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無題
By クレハ(優真)
2012/07/15 13:29

「重いだろうが……精々、踏ん張れ。助けてくれるんだろ……?」

そう言って、鞭と刀二本を押し付けられた。

上から目線にムカッとしたが、人助けをしだしたのは俺の方だから、渋々受け取った。


『少し重いが、いけるな。』


毎日大量の材料や食器なんかを運んでるからか、この男を片手で支えて武器を片手で抱えても、何とかなる。


『今度こそ行くぞ。』


一回抱え直し、マンションに向かった。



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いよっしゃあぁぁぁぁa(((〇=(´)
で、では、月下さんでっ!
やったぁーー(゚∀゚)ーーっ!!

ドヤ顔キタァーッ!
ではこちらは、平気な顔して重い物さえも軽々持っていましょう!
そして自室へ連れt(((〇=(´)

連れ込み完了したら、ツンデレ発動しようかと…( ̄ー ̄)



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無題
By 朧月(月下)
2012/07/15 17:26

 渋々といった様子だったが、案外素直に言うことを聞いた。何か意外だ。

(もうちょい意地張ってたら、弄ってやろうかと思ったのによ)


「少し重いが、いけるな。」

 こちらはまあ、予想通りだった。何か顔からして怪力そうだったしな。

 しかし、刀なんてモンを平然と受け取るとはな。War gameの関係者か何かか?

 そういや、名乗り合うのを忘れていた。

 ……。……まあ、いいか。

「今度こそ行くぞ。」

 男は俺を支え直し、近くに見えているマンションの方角へと足を進めた。


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こんにちは優真さん!

連れ込みハアハア……美味しい展開ktkrうへへ((黙れ

ツンデレ楽しみ…! 俺様とツンデレの組み合わせが俺得過ぎて吐血なう←←

明日は休日ですね…! 一日中stkの如く張り付いて返信をお待ちしておりまs((通報されてしまえ
あと、勝手ながらクレハさんお借りしちゃいました…! 拙い落書きですいません
「よし行くか」みたいな。朧月の赤面と汗は熱中症ですよ(笑)
てかクレハさんが童顔ぽく…イケメン無理でした!

20120715172808jpg
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無題
By クレハ(優真)
2012/07/17 21:20

『…おら、着いたぞ。』


エレベーターを使い、一気に自室の有る階まで登った。

鍵を開け、男を気に入ってるソファーに降ろし、刀なんかを机に置いといた。

そして、当初の目的だったアイスを冷凍庫から出し、一応あのダウンしている男の分もよそった。


『アイス。』


ぶっきらぼうにアイスを男に差し出した。
受け取ったのを確認した後、アイスティーを二人分グラスに淹れ、机に置いて男の向かい側の一人用ソファーに座った。


『別に、テメェの為に用意した訳じゃねぇからな。俺だけ食べるのは忍ねえと思ったから用意してやっただけだからな。勘違いすんじゃねぇぞ。』


扇風機を点け、男の方に首を向けてやった。
こ、これだって、あの男が重症人だからやってやってるだけだからな!


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今晩はです、月下さん!
返信遅くなってしまってスミマセン!m(__)m

ツンデレ…。
自分の中のツンデレはこの程度しか出せない…!
もっと修行(?)しなければ!

休日中stkの如く待って下さっていたに違いないのにぃぃぃっ!

月下さんの素敵イラに感化され、自分も納得行くまで描いてたら遅く…!
グボハッ!(吐血)

月下さん宅の朧月さんがイケメン過ぎて辛い…!


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無題
By 朧月(月下)
2012/07/17 23:49

 男の自宅にあるマンションのエレベーターを昇り、

「……おら、着いたぞ。」

 そう言いながらドアを開けた先にあった男の部屋は、意外にも小綺麗にされてあった。

 俺をソファーに降ろした後に机に置かれた武器は、ここから一瞬で手が届きそうな距離では無かったが、まだ武器はあるし、何かあっても大丈夫だ。

 奥に引っ込んで戻ってきた男の手には、

「アイス。」

 自分の分も用意されてありそれをぶっきらぼうな言葉と共に受け取る。

 また奥へ引っ込んだ男は、今度はアイスティーの入ったグラスを手に戻ってきた。

 ――そのグラスがテーブルに置かれた瞬間、まるで手がバネのようにグラスに伸びた。

 掴んだ瞬間、火照った手に冷たい感触を感じる。

 そしてそれを、無我夢中で乾いた喉に流し込んだ。

 男が何か言いながらソファーに座った時には、グラスは勿論空だった。

 続いて食べたアイスも中々美味かった。俺様がこんな事を思うなんてそうそうない。

 初対面の男にアイスをもらうという状況が酷く俺に不釣り合いに思え、思わず自嘲の笑みがこぼれた。

 ふと、風がこちらに吹いているのに気付いた。

 見ると、男がそこにあった扇風機の首をこちらに向けて固定していた。どうやら気を遣っているらしい。が、えらく不機嫌そうに見えるのは気のせいだろうか。


「――――――――礼を言わねえこともない」


 お陰で命が助かった。

 小さく呟いたらしくない言葉に、また笑いがこみ上げてきた。

 腹が刃物に貫かれても悲鳴一つ上げない身体は、どうやら熱でおかしくなったようだ。



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ツンデレえぇえぇえええええええ!!!!!
ちょっと沸いてました月下ですこんばんは←

確かにstk待機してましたがあのイケメン見た瞬間に報われた気がしました…朧月がイケメン過ぎて直視出来ません////
あと心なしか色気がやばい気g(((
クレハさんがイケメンというのは常識ですが改めて見るとあまりの格好良さに悶えます、私が←



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