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とばっちりの結末(終)
By ざくろ
2010/09/27 22:57
ガクッと地に足を付き、壁に背を預けた。青年の辿った所には僅かながらも赤い花が幾つも咲いていた。非常にヤバいのが見て取れる。
「くそうッ!なんてザマだよ。完璧ナメてたわ、チクショウ。」
今日初めての審判をやってきた訳だがリリスちゃんとは違って、経験がないからタイミングとか良く分からねぇ。
つまり、戦闘中に攻撃を見事食らった訳だが、残念なことに俺らんとこは医療班がいねぇ。リリスちゃんは今まで食らった事がないから当たり前だけどさー。
「あークソッ、目ェ霞むっつの!」
愚痴っていても治る訳ないが、つい言っちまう。
ぐっと腹の傷口を抑え、絶対攻撃したヤツ殴ってやると心に決め腹に目をやった。赤い染みが広がってる。
ため息をつこうとした時、フッと影が差した。
「誰だ?」
____________
はじめまして、ヘルの親ざくろです!
皆さんと絡みたいのですが、どうしようかとウロウロしてしまったのでコチラに書き込ませてもらいました。コイツに攻撃した方でも、治癒してくださる方でも気楽にお相手していただければ嬉しいですっ!(´∀`人)
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無題
By 名無とジャンヌ(かのと)
2010/09/28 00:18
すん、と空気を吸い込んだジャンの鼻が動いた。
なんやの?と俺よりも幾分も小さな頭を見下ろして問えば、血の匂いがするっすわ、とジャンは答える。
「…どこにおる?」
「たぶんこっちや。」
俺は早足に歩き出したジャンの背を追い、道に続く赤い跡に目を細めた。(こりゃ、難儀やないの。)
不意に前をゆくジャンが歩みを止める。ジャンの目の前には人影がひとつ。
「誰だ?」
そう人影は呟いた。
俺はひょこりとジャンの背中から顔を出して人影を覗き込む。
彼を見て、やはり傷を負っている事を確認した。
「あらま。手負いの猫さんやんなぁ、自分。俺は名無、ナミさんって呼びぃ?」
「…俺はジャンや。自分、怪我しとる、ちょおみせてみぃ。」
ジャンが手負いの猫さんの前にしゃがみこんで、猫くんの足をジッと診る。
「運ええなぁ、猫さん。ジャンはお医者さんなんやでー。」
猫くんを安心させようと、何も出来ない俺は小さく笑った。
***
長々とすいません…!
名無ことナミ、ジャンヌことジャンの親のかのとです!ざくろさんはじめましてっ
実は参加表明時から猫さんだ!とうずうずしていたので、行くしかねぇ!とチキンの自分を奮い立たせて参りましたっ(><///ドキドキ
それと初審判さんなのもあってちょっとワクワクです!(^○^)
ご迷惑でなければ是非絡んで下さいませ…!
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無題
By ヘル(ざくろ)
2010/09/28 09:35
なんだ?なんだよ?!
いきなり沸いて来て知らねぇヤツに、はいそうですかって見せるとでも思ってんのか!?あーもう!コッチは必死なんだよ。逃げてぇつーの!!
つかコイツら、多分ジャンってヤツは青組だ。女か男か分かんねぇけど。それは確かだ。
んで、ナミって…どっかで見た顔だ。何処だっけなー?
まあ、男の顔なんざ覚える趣味はねぇから忘れたけど。
「お前ら、…一つだけ言っておく」
スッと二人を見据えて俺は言い放った。
「治してくれるのはありがてぇが、審判に媚び売ろうとか、治療代請求しようなんて思った所で無駄だかんな!」
なんせ俺は下っ端だし、財布には絆創膏一箱買えるか買えないかぐらいの金しかねぇんだから!
それでも後々 何か請求されたら、しらを切ろう。そうしよう!
そう思い、それでも治療するならしやがれとか言い放ちそうになるのを押し殺した。
____________
はじめまして!かのとさん(´∀`*)ペアで話かけていただいて、全ざくろが涙しました!!ありがとうございます!
何と、参加表明時からですって?!
ヘル猫にですか?嬉しいです///
チキンは私もなので良く分かりますよ!かのとさん、いらっしゃいませ!!\(^O^)/
いえ、ご迷惑でなければの台詞は私のですよ…!
ウチの子すごく柄悪いし、残念な頭で絡みにくいカモですが、普通に酒とかチラつかせると懐くので!
かのとさんのペースで返信をしていただければ良いので、宜しくお願いしますね(´ω`人)
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無題
By 名無とジャンヌ(かのと)
2010/09/29 09:11
なんや警戒されとるなぁ、なんて思っとったら猫くんがこっちを恐い目で見て、
「治してくれるのはありがてぇが、審判に媚び売ろうとか、治療代請求しようなんて思った所で無駄だかんな!」
なんて言う。
ここからジャンは見えへんけどたぶん表情は変わってなくて、俺はポカンと猫くんを見詰めた。
「ふぅん、自分、審判やったんか。」
少しの間の後、ジャンが猫くんにぽつりと呟く。
俺はそれにはっとして、せやなぁ、と顎に人差し指をそえて考えるフリをした。
「ふふ、じゃあ治療代は猫くんの名前を教えてくれるっちゅうのはどやろ?」
俺が猫くんに笑って言えば、目の前でしゃがんでいるジャンの頭がこてんと揺れる。
「ちゅーか自分、大人しくせんと治療出来へんっすわ。」
いつもジャンの声音は柔らかく感じるんやけど、アカン絶対この子バックの中のスタンガンに手ぇ伸ばしとる…!
俺は慌ててジャンの肩を掴んで、暗にやめぇとさとした。
***
わーっそう言って貰えて嬉しいです…!
ゆ、勇気出せてよかった\(^^)/←
はい!ずっと猫さんだぁああ…!ともだもだしつつ、正座して待ってました!(^q^)←←
分かりました、お酒で釣りまs(ry げふんげふん、全力でサーセン…!(´=ω=`)
でもナミはともかく、ジャンはわたし自身微妙に掴めてないので絡み方おかしくてご迷惑かけるやもです/(^q^)\←
やや、こちらこそマイペースに、親子共々宜しくお願いしますっ(*`・ω・´*)
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無題
By ヘル(ざくろ)
2010/09/29 20:03
ジャンってヤツが一言いって気づいた。
新人なんだから、言わなきゃ分かんなかったんじゃねーか?内心ものすごく冷や汗が止まらねぇんだけど、コレ。え?マジで?
だあああッ!もう、トチったあああッ!
「ふふ、じゃあ治療代は猫くんの名前を教えてくれるっちゅうのはどやろ?」
ジャンの後ろにいるスーツのナミが考える様なそぶりをしながら言ったが、ぶっちゃけ胡散臭い。
偽名だとバレてるのか?
それともカマか?
ぐるぐると嫌な堂々巡りが繰り返された。
するとジャンが何かを呟いた後、バッグから取り出そうとしてる。
しかしナミが肩を掴んでる。
名前を言わなきゃ治療するなってことか?
どうせコイツらに治してもらわなきゃヤバいってことは分かってるんだ。クソッ!
「俺はヘルだ。ヘル猫様って呼べや」
覇気の無い声だがムカつくからニヤリと笑ってみせた。
だけど本当は痛みを飲み込んでるのも、もう限界だっての!
_____________
かのとさん、こんばんはです!
そう言っていただけるなら嬉しいです!!ていうか、もっと早く書き込めばよかったですねー
やった!店長に懐いて、ジャンちゃんにお前未成年やろうがッって突っ込まれる日常を受信しました!←チョット待て
えええッ!大丈夫ですよ、どんな振りをされても返してみせますから!←
でもジャンちゃんみたいなクールな女の子はヘル猫的に絡みやすいですよ!(´∀`*)
なんか話的に余裕な関西組と余裕がない猫ですね♪スタンガン来い!マヒる自信があります!!
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無題
By 名無とジャンヌ(かのと)
2010/09/30 13:43
ニヤリと笑った猫くんは、流石に痛みの我慢が限界なのか声音がなんだか弱々しかった。
「ヘル猫くんね。猫さんの名前は猫さんのままやってんなー。」
くすりと笑って猫くんを見るが、少しばかり違和感を覚えた。(だって、名前、偽名ぽいやん。猫て…。)
とりあえず、俺は医療とかの知識は全くあらへんから、ジャンの名前を呼んで治療を促す。
「自分、怪我どこしとる?見えへん所?」
ジャンは猫くんの目をじっと見詰めて言った。
***
ざくろさん今日和ーっ
いやいや、間があったからこそない勇気を絞れましたよ\(^^)/←
その素敵日常わたしも受信しました!←
そしてヘルくんとナミは一緒に酒盛りですね、分かります←←
な、なんて頼もしい!(°ω°)
色々無茶振ったら全力すみません(^q^)←
おお!絡みやすいですか?わーっわーっ嬉しいです(*´ω`*)
出来る限りジャンにはスタンガンの出力は下げさせます(^q^)←
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無題
By ざくろ
2010/09/30 19:58
うーん。とりあえず、名前の方は流そう。ムシだ、ムシ!
気にしてたら負けな気がするしな。
「…んだよ、どーこ見てんだバカ。怪我してんのは腹だよ」
俺はそう言いながら、スタッフと書かれたパーカーの前を開け、黄色と黒のTシャツとをめくった。勿論、無表情で!
(本当正直、泣きそうに痛いけど…ッ!)
まあ、分かってたけどもTシャツに結構な穴。しかも、まっかっか。
あーあ、結構気に入ってたのにと呟いた。
同時に俺は女かよと突っ込みたくなるなんてなぁ…。
ちょッ!ヤベ、冷静になってきたかもしんない…。
____________
こんばんは!かのとさん(*´艸`*)
酒盛り!そして飲み比べに入って誰彼構わず…が始まるんですね、理解!!←
そこまで頼もしくないのですが、私こそ無茶振りしたらすみません!!なるべく返し易くしとくんで!(`・ω・´)キリッ!
えええッ!逆にMAXでも良いですよ!!←
電気タイプだから、やっちゃった!テヘ★で済まされますって♪
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無題
By 名無とジャンヌ(かのと)
2010/10/01 18:02
猫くんがTシャツをめくって傷を見せた。
俺は思わず顔をしかめてしまう。
どす黒くて生々しいアカが顔を表したそこは、はっきり言って見てて気分のいいものやない。
「バカとは失礼やんな、自分。…そないに痩せ我慢せんでええ。」
バレバレや。
とジャンは呟いたが、バレバレも何も平気な方がおかしいっちゅー話や。
「あー…アカン、麻酔今きらしとるわ。猫、堪忍な、麻酔なしで縫うかも知れへん。」
ジャンはバックの中をガサガサ探したのちに、猫くんの顔を見てさらりと言ってのける。
そんなジャンの隣で俺は猫くんの止血くらいはしとるわけやけど、まさかの発言に思わずジャンの顔を見た。
「…縫うん?やばいん?」
「傷思おたより深いし、縫う方が治りは速いっすわ。」
「…だってさ、猫くん。縫う?」
首を傾げて俺は猫くんに問い掛けた。
***
今晩和ーっ
うちの子たちは猫猫言い過ぎじゃないかと思います…(^q^)←
せめてジャンにはヘルくんの名前を呼んでもらいますが!←
誰彼構わずなんて何事!しかしナイスです!((
酔っ払いの介抱はジャンのスタンガンです★(それ介抱じゃない)
寧ろ無茶振りバチコイ!わたしが降りそうなのでイーブンですっ(笑)
済んじゃいますか!?(°ω°)
じゃあ先に謝っておきます!ヘルくんごめんね!←
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無題
By ざくろ
2010/10/02 21:06
「…だってさ、猫くん。縫う?」
「いやいやいや!何、気楽に布を縫うレベルでさらっと言ってんだよ!!」
そんなに縫いたきゃナミを縫えば良いじゃん!(とばっちり)
俺を縫うな!いくら傷が治るからってそんなのゼッテェ、ヤだし!!
他人なら笑い話で済む!
だけども、当事者とかマジ勘弁だし…ッ。
ああ、もう!冗談じゃない!!
「つか、こんなのツバつけてたら治るっつー…ゥ…」
俺からまた綺麗な赤が滲んだ。
_____________
かのとさん、こんばんはです〜(´∀`人)
ジャンちゃんから名前呼びですって!?猫の癖にそんな美味しいことしちゃって良いんですか!?
うらやましい…ッ!バカ猫は後で体育館裏集合、ね。(笑)
スタンガン超優秀過ぎて、ウケました!スタンガン美味しすぎますよ…ッ。
あそうだ麻酔がなければスタンガンで気絶させれば良いじゃない!とか思った親ですので、猫に謝らなくったって良いんですよv当て馬的ポジション狙ってますから!
一思いにヤっちゃっていいですよ!(一発変換でした/笑)
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無題
By 名無とジャンヌ(かのと)
2010/10/03 14:43
やっぱり猫くんは縫うのには反対らしい。俺だって流石に麻酔なしは嫌や。けど、
「つか、こんなのツバつけてたら治るっつー…ゥ…」
猫くんがその台詞を言うと同時にお腹から血が滲む。うわぁ。
ジャンはその様を顔色ひとつ変えないで見ていて、バックからスタンガンを取り出した。気絶させる気満々やな…。
「喚くなや、猫。縫わな危険や言うてんっすわ。女やあるまいし、少し黙って、」
「待ちぃやジャン。…ほら、痛み止の薬、気休めにはなるやろ。それからスタンガンは出力抑えて、麻痺程度にしぃ。」
今にも猫くんをスタンガンで気絶させようとするジャンをよぎり、スーツのポケットから二錠の薬を出してジャンに渡す。
ジャンは眉を潜めて俺から錠剤を受け取った。(なんで痛み止なんて常備しとるんや、って顔やね。…堪忍な。)
「猫くん猫くん、バチィ!てなるけど我慢してや?」
ジャンが猫くんに痛み止を渡してる横で、俺は誤魔化すように猫くんの頭を撫でた。
***
今日和ーっざくろさん!
だってヘルくんを猫猫って可哀想すぎます(^q^)←
体育館裏って…ヘルくんちょう逃げて!笑
ジャンのスタンガンは大変優秀です(笑)
エヘヘ、実はざくろさんの麻酔がなければスタンガンで、は考えてました★←帰れ
当て馬てww
ごめんねヘルくんバチィ!は我慢して←
よしゃ、ナイス一発変換!ジャンさんヤっちゃっt(ry
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無題
By ざくろ
2010/10/05 23:21
「待て待てッ、ちょっとまて!」
痛み止めもいらねーし、頭触んな!
「何がバチッだよマジお前らなんだ!絶対俺を殺す気だろ!?」
さっき会ったばっかのヤツなんて信用ならねーし!
あああああッ!もう!!どっちみちこの怪我じゃあヤバいし、二人相手は出来ねぇさ!取り押さえられたら終わるつの…ッ。
「どうとでも、なれや!!クソッ!」
俺は勢いよく、ナミの手を叩き落として、薬を飲み込んだ。
今日は厄日か?夢なら、覚めてくれ…!
__________
こんにちはーっ!
ヘル猫は猫で、大丈夫ですよ!ていうかヘルよりも猫って言いやすいんで←←
ですよね!某貴族のご飯がなければ的なノリですよね♪(´∀`*)
よしゃ次はバチッですね!!気絶!気絶!www
どう転んでも、気絶させたい!←
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