とあるメリーの憂鬱
産み落とした珊瑚礁
月面着陸は失敗しました
強情な感情
カフカの記憶
明日の記憶は深海に
滲んで染み込み離れない
言葉のあやとあや
月蝕に恋
黒染めスプレー
とあるメリーの憂鬱
一色贖罪(しょくざい)
愛ある悲しみ
歓喜して二酸化炭素とさようなら
甘い声には嘲笑い
ほら、私は今日もヒロイン
どうしようもなく私のもの
非凡の吐息
永久論の剥奪(はくだつ)
しゃくしゃく
突然ですがここにカッターがあります
されど人は人を愛す
国境ない博愛
ケーブルの中
憔悴パレード
神頼みも底をつきた
余命、百年
この恋にピリオドを
愕然と世界は終わった
駿馬の眠り
ブラウン管の向こうはもうない
そうして彼は正論を述べては、人から離れて行った
論理の凶行
らんらんと壊れていった
あやしやその声
流転の末路
我が君は世界を嫌った
譜面の上の呪詛
陳列した赤い糸
こうして事実は人を殺す
猫の戯言
無言の警告
物語は始まりを迎えました
スピーカーの平和理論
あなたは世界を愛していたのですね
聞いて訊いて効いて
颯爽と終了
饒舌に釘を打つ
ひたひた、止まらない
嗤って自分を殺めた
選別は少しの本音を添えて
遥か遠い未来で、君は誰といるのでしょうか
鍵はもうとっくに手の中にあった
プラネットに誓う
ルーキーの軽蔑
飾りし夜光
アルタイルの死
たとえばの話をしよう。
貴方が明日死んだときの私
過程の仮定
僕はいつまで貴方の隣にいられるでしょう
ペーパーライフ
憧れて蔑んだ世界
あざは喰らう
儚い声の行く先
秀才の本能
理性の堕落
それでも私は幸せなのです
嘘つき者の末路
斡旋した孤独
独白の功名
黎明は眠りにつきました
安堵の殺戮
間延びした告白
アイドルの嘲笑い
空中分解の悲劇
貴方に恋をしたと気付いた時に胸を埋め尽くした感情は悲しみでした
どうしたことのない、ピエロでした
あぁ、貴方は人殺しなのですね
周りには貴方の死体
世界論の分裂
コンセントは途絶えていた
情動アイラブユー
甲斐甲斐しく蝕んでいく
アライブストーリー
ただただ無音が続く
魔女の自愛
欠損を補う末を私は知らない
歓楽街の悲鳴
生温いあの世界が好きだった
どうしようもなくうつうつしい
誘拐させてしまいましょう
アセロラの潔癖症
セピアさえ消え失せた
革命の根源はとてもつまらないことでした
プラネットに誓う
最期の日に明日の話をした
ゲームダウン
バニラの毒
甘味に含まれているものをご存じでしょうか
休日の存在確認
世界平和を謳った偽善者の血路
連絡はもう来ない
ひとりぼっちで逝ってしまえ
綺麗事を磨きあげる
尊厳は一日を壊し始めた
滲む星に愛を落とした
死に損ない勇者
妄想信者
彼女のアイコトバ
通らぬは安楽
アンダーグラウンドの崩壊
幸福とはあなたなしで成り立つものでしょうか
無邪気を気取り嘲笑う
愛に忠実なのです
跪いて噛みしめて
転ばぬ先のあなた
夜更かしして果てた
悲しかな愛しかな
興味本位の欲情
泣かないよ、お別れ
べっこ飴の味は忘れた
絶対領域にキスを
決してやましい感情があるわけではないですよ?
だって僕たちは愛す権利があるのだから
君は何を願った?
そういえばあの日はひどく雨が降っていた
衝動的でも良かったよ
綺麗ごとのはきだめ
最期くらい本音で話しませんか
涙なんてとうに涸れたと思っていたのに
まだ僕らには感情があったのですね
馬鹿は運命だなんて言うけれど
祈ったのなら仕方ない、叶えてあげよう
見返りはなにがいいかな
うさぎ耳を掴みあげた
狐に騙されて
エゴが消えて始まりへ
隠し事ひとつ、みーつけた
上辺だけの謝罪ならいらないわ
無様に雨は僕を打ち抜く
白い世界と黒い君
神様は代償を求めてきました
連れて行かないでと泣き叫んだって
花言葉はむしり取った
作家の滅亡
お願いお願い、どうか聞いて
ヒーローの真似をしてみた
本に恋した
世界は何十度変わった?
小さな家で見つめ合った
幸福とはあなたなしで成り立つものでしょうか
醜くても酷くても好きだった
馬鹿な君と駄目な私
取引をしよう
先にある世界が寂しさで埋まっても
この感情だけは本物だから
私に鍵をかけて
締め付けても愛していた
ほらただの戯言
気付いたらひとりぼっちになってしまう
泣き虫な私が嫌いだった
最期まで不器用でごめんね
不道徳に魅入られた
あの日々に戻りたいって、
小鳥さん、あなたの名前を教えてください
とある理数系の少年の悩み※物語調
とある理数系の彼に彼女はいいました
「答えがあるものだけじゃつまらないわ」
その言葉の意味は理解できなかったけれど、でも彼女が悲しんでいることだけはわかりました
どうして悲しんでいるの?
その理由を求めても彼女はただ笑うだけ
「泣かないで」
「泣いてないよ」
彼女は笑っていました
わらって、ないていました
僕は数学が得意です
どんなに難しい計算も解いてしまいます
けれど国語は苦手でした
答えはひとつじゃないそれは、僕にとってはもどかしかったのです
見て見ぬふりをして過ごし始めたのはいつからだろう
まるで僕はからくりのようでした
ねぇお願い、教えてよ
憧れの教授にきけばこの感情は分かるのでしょうか
大好きな先生にきけば答えを教えてくれるのでしょうか
じくじくいたいんだ、助けて
理解できないものは今までずっと理解をしようとはしなかった
ただそういうものだと、思うだけだった
でもそれは間違いだったのでしょうか
あの頃解けなかった国語の問題は、今もまだ解けないまま
この問いすら僕は捨ててしまうのでしょうか
彼女の透明な涙すら僕は目を閉じてしまうのでしょうか
この感情の答えを出す数式があったら教えてください
計算は得意なのです
いままでそうやって生きてきたのです
けれど彼女はそれを否定するのでしょうか
「否定なんてしないよ」
そうだよね。だって君は優しいもの
優しいのに、けっして僕に答えは教えてくれない
瞼の裏にはあの日解けなかった問題たち
「解けなかったのではないでしょう?」
「あなたは解くのを自ら諦めただけ」
その言葉はどこまでも優しく、僕の胸をえぐる
そういえば昔使ってた国語の教科書はどうなったのだろう
可愛らしい絵が描いてあったあの物語の結末はなんだっけ?
とある理数系の少年の悩み
解答がないのなら、どうすればいいんだい?
「解答をあなたがつくればいいのよ」
けれどそれは、とても怖いことだよ
「どうして?」
否定されたら僕はきっと、駄目になってしまう
誰よりも臆病な僕だから
自分をさらけだすのは怖い
あぁでも、それでも君の前だったらいいと思えてしまう
どうしてだろう?どうして君なのだろう?
僕を笑顔にしてくれるのは
僕に笑いかけてくれるのは
僕の心が温かくなるのは
あぁ、そうか。この気持ちは
きっとこの答えが分かるのは、あともう少し
ロンリー、喜劇は終わりだよ
時計仕掛けに恋
約束は過去に向けたもの
こわがりの君は今日も曖昧に笑う
あの日塗ったマニキュアはもうはがれてしまった
孤独な合奏
マグネット、まだ僕らを繋いで
赤いドレスは君の色
カラフルなタイツに情熱を
ひとりがふたりになった日
傘を置き忘れたのはいつのことだったか
しわくちゃでどうしようもなく愛しい
私は悲劇の主人公でした
どうやったって願いは叶わないのだから
わたしが生まれた意味はひとつ
あの子の笑顔が守れるなら
気付いた時にはもう手は赤く染まっていた
その日わたしはわたしを捨てた
決して幸せがないわけではない
モラルは破棄してしまったの
警告はもう止まらない
回避する術をわたしは持たないから
けれど、あの日、あの時のあなたの手の温もりは、間違いなくわたしのものだった
ロンリー、喜劇は終わりだよ
きっとこの声はもう涸れてしまった
樹海に置いてきたあの日の記憶
星海に沈めたらなんて幸せなのでしょう
あの空を捨てたのは私
あい、まい、みー
気付いてくれの言葉は笑顔の裏に隠した
目の前に横たわっているあなたの体温
もう触ることすらできないんだね
数えただけ零れていった
君の視界を覆ってそっと愛を落とした
だって結局君は他人のもの
世界はぼくに優しくはない
曖昧な優しさを与えて蝕んでいく
あぁ、あなたはなんて残酷なの
この心を覆った糸はもうほどけないのでしょうか
あの子の周りにある幸せにきっとぼくはいない
こわくないよ、たださみしいの
チェリーに口づけ
オリオン座が舞い降りてくる日
私は世界を捨てた
揺れた視界の端であなたは泣いていた
繰り返しては罪を重ねっていって
砂をかけてそっと隠した
布団の中の本音
浴槽には泥が沈んでいた
潔癖症の最期
鋭いものは嫌いよ
気付いた頃にはもうなにもなかった
ヘブン、君は今どこにいる?
リップグロスに苺
つやつやしてきれいだね
密告者には愛を与えた
チョコレートフォンデュに浸して
恋と毒は似ている
愛と薬は同じもの
妖精さんにはお菓子をあげましょう
君の手は誰よりも優しかった
メトロノームの鼓動
同じものを欲しがる子供のよう
にっこり笑って毒を吐く
蜂蜜はたっぶりお願い
甘いのが好きなの
我が儘は今日も健在
つくろって星をつけた
キャンディーポリシー
あやふやに柔く
ナンバーれいれいいち
はこべらの季節
今日もカルシウムは欠損している
あなたには星の唄を聴かせましょう
黒い羽は天使の証
いつからこんなに甘かったっけ
今日も僕らはいがみ合う
論争なんて挨拶よ
楽しいね、ばかばかしくて
シットダウン!
伝承には花を飾りましょう
間違いだらけの解答用紙
曖昧な黒板
とある作家の寝言
心はときに心を喰うもの
くるくる回って、
まるでシンデレラみたい
もう夢は終わり
アンチヒーロー
言葉に毒を含んで
俯いた睫毛に秘め事
こびりついた甘い声
靴下は好きではないわ
メトロノームの鼓動
ジャックの恋物語
歪に斬り裂いた
ゴーストタウンの軌跡
たとえそれがたとえばなしでも
ライバルの鉄則
鏡の中の魚
飼い主すら選べずに
冥王とお別れ
正義の語る生者の独断
君が決められるものなんて何もないのに
狐の涙
ドロップ・ドレス・ドリップ
制服に内緒話
リボンはちぎれた
蜂蜜を流し込まれたこの世界
どこまでも甘く
けれど切なかった
君の黒髪を探した
化け物の正体
僕たちは嘘で繋がっていた
それは儚い小さな恋物語
あの頃はまだ僕も君も小さな子供だった
恋に恋するほど幼かった
もうひぐらしは鳴いていないよ
四角に閉じ込めた
君がくれた小さな宝物
声を張り上げた
僕はそれでもあなたとの未来を願っています
たとえば君が泣いているのなら僕に教えて
偽善者でもピエロでも良いよ
君が笑うんだったらなんでもいい
悩みごとを話してみよう
素直な言葉なんてほとんど言えないけど
飛行機雲に秘密
それじゃあ、ぼくたちの思い出は閉まっておこう
世界が桜色に染まるその日まで
それは儚い小さな恋物語
まだ君の声は覚えているよ
都会の真ん中で僕は君を見つけた
ねぇ、この世界は好きですか?
(あなたがいるこの世界がぼくは大好きです)
アンダー・アンダー
同刻、月が欠け始めました
ぼくはからくり人形
派閥に紋章
誰にもぼくはみつけられない
ふわふわなお伽噺にあこがれた
世界の定義とはなんですか
鈴のように笑った
拝啓、外は僕には眩しかったです
誘拐犯の妄想
モテる君はどこまでも黒く儚い
でもそれじゃあ足りない
猫に餌付け
眩暈に恋
ひとつ、ふたつ、みーっつ
たった一人のための世界
今日も失恋パーティー
パジャマはくまさん
こうして夢は終わりを告げた
雨に焦がれる
化学記号のラブレター
四分音符の本音
甘い薬は好きじゃないの
ぐちゅぐちゅぺっ
アンダー・アンダー
悪魔と天使の殺し愛
にっちもさっちもいっちゃって
隣の芝はどこまでも青かった
焦がれて悶えて崩されて
腐海の魚
結んで開いて繋がった
炎上パラダイス
ロッカーの中はワンダーランド
ウィンター、恋しよう
君の理想に釘を
ジオラマストーリー
ほぅら、トリックはとけた
空っぽな水の中
たゆたう
〇点の答案は空に浮かべて
あの日の写真は君のもの
アンサー、
あの頃わたしたちは純粋に世界が好きだった
その日僕は恋に落ちた
雨粒が弾けて世界はひどく眩しくて
昔聞いたあのお噺の結末はなんだっただろう
別に望まれなくても良いよ
嘘吐きシャルロッテ
メリーは人を愛した
欠陥品の四方山話
エピソードの消失
わたがしみたいな日々だった
あたたかいね、幸せだね
どうしようもなく貪欲なのです
君が欲しいなんて言えるわけなかった
言葉はまた呑み込んで
私の心臓、知りませんか
苦しくても辛くてもそれすら愛おしい
滑舌の回らないラブレター
これは我が儘なのでしょうか
偽善でもなんでも良かった
こんにちは、明日の私
世界は枝分かれをはじめた
君のいない世界
喧嘩すら愛してた
いがみ合いの告白
春には君はもう手の届かない場所にいるのでしょう
たった四文字の言葉が、どこまでも重く切なかった
雪が解けたら世界が終わるのよ
生まれてきてありがとう
君と私のバースデー
ろうそくはいらない
ひどく不格好な愛情
いびつな泥団子みたい
あの頃わたしたちは純粋に世界を好きだった
ピーターパン、愛していたの
五十音順の合言葉
卵焼きは甘いのでお願い
雨模様の恋
遅桜の事情
朧月は笑っていた
陽炎の中にはただ君と君の声だけ
春暁(しゅんぎょう)の奇跡を信じた
花冷えの声
あえかな微笑み
贖いに依存していた
艶姿(あですがた)の幻影
秋の暇乞い(いとまごい)
泡沫の恋情
海鳴りの誘い
群青に告げた秘め事
*あえか…弱々しく、幼い可愛らしさのあるさま。いかにもはかなげに見えるさま。
クチナシライダーの恋歌
あの子は毒薬
香水の記憶
それはあの日求めた感情に似ている
くまのぬいぐるみの独白
リボンの先の嘘
今朝あの土手で見た景色
指切りは甘い記憶
世界はあなた色に染まり始めた
簡単よ、愛せばいいの
赤い毛布の下の本音
思い出したのは小指の絆
結局は戯言でした
運命なんて信じないのに、
僕はどうしようもない弱虫だった
指先に感じた僅かな温もり
ここは君と僕の全てだった
青空に浮かんでいるように君は笑った
心臓は鼓動を始めた
息がつまるようでした
メリーゴーランドは時を刻んでいた
僕はまるで幼い子供のようで
迷子の羊はようやく気づいた
(君の存在はこんなにも大きかった)
雨女は今日も笑う
僕は弱虫ヒーロー
これに名前をつけるのなら、
思いは空に浮かべて
シャボン玉は無慈悲に僕から離れていった
百の言葉なんていらない
クチナシライダーの恋歌
ありきたりなラブソングにさよなら
どこまでいってもなにも変わらない
あの夏はもう手の届かないほど遠い存在になっていた
四つ葉のクローバーは夢の中
エラーコード
不可解な感情の不可思議な存在
かわいいあの子は誰のもの?
だって私はヒロインにはなれない
誰よりも人間臭い自分がなにより嫌いだった
無口な慰め
背中から伝わってきたのは暖かな愛だった
私も皆と変わらないの
僕らはあまりに近すぎた
いつもそこにあった笑顔は気づけば消えていた
どうしようもなく臆病で甘えん坊だったんだ
夜に窓越しで交わした話をもう一度
ココアのうえに浮かんだ甘い感情
証明はキスでいい?
事後承諾の交渉
僕が嫌いな君が好き
一方通行はなによりも切なくて愛しい
ごめんね、我慢は苦手なんだ
好きの境界線