お題まとめ



春に眠る 

朝が待ってる
それでも僕はここから離れない
羽音はいつの間にかに止んでいた
世界が眠る時刻
君の声はもう忘れた
いっそ麻痺してしまえば良いのに
世界は君だけで良かったのに
笑顔でさよならなんて
雨音に沈む
存在証明の欠損
彼女は笑っていた?
春に眠る
全然分からないよ
目を閉じて溺れて
魔法は終わり
僕たちの春があったね
お月様、どうか聴いてください
叶えたい願いがあった
叶うと信じてた願いがあった
刹那の逢瀬
まどろみの記憶
口ずさんだ歌は
君の影を探したあの日
小さな背中がそっと離れて
消えないで、いかないで
目覚めた時僕はひとりぼっち
追伸、まだ君の笑顔は覚えてる


生み出した感情論 

からくりのお話
かちかち音を立てて
酸素とはさようなら
二酸化炭素とは相容れず
今宵は月が視えません
まるでビー玉のよう
静寂はお嫌いですか
ギコギコ、阻む声
ネジをお忘れですか
生み出した感情論
ちっぽけな声はしない
あらら、壊れてしまったの
初めから終わりは決まっていた
平和なんてどうでもいいの
愛ある殺戮をお願い
僕は道化師になりたかった
おどけて魅せて
鳴いて枯らして
絵描きの残した最期
ほら、星はあんなところに
宝石に興味はないの
幻に恋
でもそうね、世界はもう
安楽を求めて蝕して
君の温度は感じない
僕の温度は感じますか?
えぇそうねこれはきっと笑い噺
どこにでも転がっているがらくたのお噺
明日になればまた始まる
そこに僕はいなくとも
それではレディー、永久の呼吸を
一度だけの本音は忘れて
アフター、よろしく


そういえば、未来の話はしなかった

あの日君は笑っていた
水音の合唱
きらきら眩しかったね
そういえば、未来の話はしなかった
確実に欠落していく
それでも声を上げて君を探して
なにを望んでいたかなんてどうでも良い
それだけのためで良かった
ほら、耳を澄ませて
ただ一つの声を欲しがった
あすなろにはなれないけれど
夢なんて持たないけれど
それでも願望はあったんだ
誰のために泣いたんた?
誰のために笑った?
誰のために僕はいた?
誰のために、君は笑っていた?
ブラウン管なんてもうないはずなのに
ごめんね神様
髪に触れた手は音もなく離れて
世界よ止まって
僕はまだ君といたかった
終りなんていらなかった
お伽噺を信じてやまない
届いてよ、
どうして僕の手はこんなにも
甘い記憶は色褪せて
かき集めたあの色は
こじれた糸を辿って
あの日僕は泣いていた


君たちが幸福になる方法を私は知っていた

歪な三角形を編み上げて
こうして僕らは息をしている
この花はどこから来たの
ノスタルジックに決別
溶けても解けても絡んではまた
愛が重いなぁと呟いてみる
望んだ結果なんて最初からない
狂ってる?知ってるよ
約束は宝箱の中
きっと私が死ぬときは
幼い頃は皆笑ってた
あのね、本当はね
君たちが幸福になる方法を私は知っていた
残酷だね、世界
それでも綺麗だったの
悲しくても辛くても、それでも私は
悲劇のヒロインになんてなれないから
お菓子をたんとお食べ
でももう、いらないよね
泣かないでよ、笑って?
私は笑っているよ
一人でもきっと大丈夫
壊したのはきっと私
世界の中心が消えればいい、ただそれだけ
どうか君たちは綺麗なままで
その温もりが愛おしくて愛おしくて
本当はね、手放したくないんだ
それじゃあ世界を造りなおそう
君の名前を教えて
私の名前は、
戻って始まった物語は
結末なんて知らなくていいよ
それでも、好きだった
優しい嘘から始めましょう


シャッターチャンス!

シャッターチャンス!
このカメラに君と君の心を閉じ込めて
ほーら、笑ってごらん
緊張なんて吹き飛ばせ
私はいつもにこにこだよ
あ、その顔いただき!
拗ねてる顔も可愛いなぁ
ほら見て、カメラが青でいっぱい
太陽は君だね
それじゃあ少しこの子との出会いを話そうか
なんでも愛好家にすればいいってもんじゃない
ぱしゃっ。今日も絶好調だ
君はそうしてまた、俺の心を奪っていく
不機嫌顔でいっぱいなのに、
それでも嬉しいのです
素敵なお花に目移りしそう
お前はこっち、
ツンデレじゃねぇよばーか
本音はフィルムにそっと焼いておこう
君がいればどんな写真だってお気に入り
私の気持ち、伝わってません?
誤魔化して笑ってシャッターをきって
本当は臆病だから
好きなものを建前にして
泣き顔は、この一枚だけで十分
遠くからでも良いよ
嫌われたって、私は笑うもの
そうして自分を守るしかないの
でもね、
どうか私の事、嫌いにならないで
シャッター音が恋しくて
走って探して隠した君を見つけて
どんなに隠してもだーめ
全部全部、見せてよ
その泣き顔いただき!…なーんてな
気が付いたらもう俺の心はカメラに収まっていた
それじゃあご一緒に、

ピース!


春は君の隣にいるでしょうか

君の手が触れただけ
雲ガール
掴み所のない彼女
わたあめみたいに微笑んだ
気になってなんかないし。ないですよ?
手でカメラをつくってパシャっ。
思い出が君色に染まれば、なんて
甘すぎて笑えちゃうけど
脈あり、かも?
彼女はあげて落とすの天才ですか
どうしようもないくらい想ってしまうんだ
声が沈んで雨が降る
春は君の隣にいるでしょうか
願ったり叶ったり、になってよ
意気地無しでも意地はあるから
諦めなんてしたくないじゃん
ピエロにだってきっとなれる
ひとりぼっちレディー
ほら空を舞っているみたいだね
君の前ではかっこつけたいんだよ、気付けばーか
桜色に染まって
甘くても苦くてもいいから
泣き虫ボーイと泣き虫ガール
冬はもうすぐ終わるよ
春にこんにちは


ハロー、アイロニー

しゃがんで見た世界
結わいてほどいて
白昼夢に焦がれる
髪を染めて心も染めて
才能なんていらない
普通でいいから、
貴方の声が愛しい
無くした定期は君行きの
ぽろん、ピアノの音が聴こえた
忘れたままでも大丈夫
キャパシティー理論
どこにもいないのに
円滑な世界とはさようなら
嘘だらけの愛の花束を
甘い毒はお好きですか?
誰もいなくても声は聴こえるよ
でももうすぐ無くなってしまうの
ハロー、アイロニー
ひとりぼっちのプラネタリウム
点と点を繋いださきに
夢を描く筆はなくなってしまった
迷子の子猫に慈悲を
吠える狼には慈愛を
そうして世界は大団円?
カーディガンの袖に隠した本音
言葉は棘となり私に突き刺さる
我慢なんて、もう慣れちゃったよ
ほら今日も笑ってる
真実なんてどうでもいいの
事実だけあればいいの
例えそれが痛くても
貴方の本当が知りたい
だからどうかこのお話を終わりにして
知りたくなかった
本当でも嘘でもどっちでも良かった
僕、君、私、貴方
もう枯れ果ててしまいそう
静かに笑った君はもう
どこにもいない
だれかこの鼓動を止めてよ
色なんてとうに忘れてしまった
ありがとうは水の底
されど人はあがいていくのです
愚かでも馬鹿らしくてももがいて
そうした先に得られるものは
無慈悲な歌はもう消えてしまった
さよなら、またねはもうないよ
あのときはまだ愛していたよ
優しい記憶にお別れのキスをおとして
誰か、なんて期待していたのは自分
花言葉は、なんだろう
忘れてしまったのなら、お眠りなさい


あの時君が残した言葉 

青い林檎には気を付けて
安らかな声が響き渡って
朝は来ますか
月は夜にしか見えないのに
湖のほとりには小さな妖精がいました
叶わない恋をしました
辛くて悲しいのに、どうしようもなく幸せなのです
神様、私はいけない子でしょうか
安楽死はもう無理ね
照らし合わせた水面の奏
思い出したくなんてないの
壊れてしまったなら、もう終わり
過ぎて行った日々は今も艶やかに
魔法の言葉を教えましょう
暗転、
結局涙は枯れることを知らずに
どうしてどこにも貴方が居ないの
どうしようもなく君の声を求めて
砂はとまることなくて
幸せなんて、ウソばっか
君が笑ってたあの安らかな日々
閉じ込めた世界が崩れていく
生きてるのに、どうして?
愛おしさに満ち溢れたこの世界は
もう終わりを迎えてしまうんだね
あの時君が残した言葉
風にとけて消えていった
樹海に忘れ物
君の影を見た
あぁそうか本当は
いなくなったのは私だったんだね
ばいばい、私
アイデンティティーと決別
王子様なんていらなかった
ただ、この涙を止めることのできる魔法使いに会いたかったの
ほら、林檎はもう真っ赤
星は永眠についた
氷の上での舞踏会
ねぇ、だれか酸素をちょうだい
苦しくて死んでしまいそう
君が笑ってられる世界だったら良かったのに
十五夜の終り
朝日の逃亡
生まれて、死んでしまった
今宵も泣くことしか出来ないの


グロリアは嘲笑う

コスモスの死期
欠落したフィナーレ
深海心中
息も止まるほど愛して
敬意なんて犯して忘れて
君は誰のものなの
解答の紛争
一瞥した未来
オクターブ・ラブ
身体を殺して心を愛して
すべては快楽の為
本当に愛していたのは
故障の舌
グロリアは嘲笑う
炎天下のような視線
火照る頬に滴るそれは
歪んで重ねて
永遠を慕った
頂点に痕を残す
ばいばい神様
空腹は君のせい
今日も夜は眠れない
アイシテイル
呪文が耳にこびりつく
喘ぐ野獣は傷を負う
謝っては罪を重ねる
あぁ、愛しの××
空はもう見えない
どうしようもなく気持ちいいの
鳴いて、泣いて
怖いならやめればいいのにね
怖い話は嫌いだった
つまらない戯言
虚ろに這い寄る
あの頃はただ純粋に愛おしかった
きっかけなんて些細なこと
傷口から酔わされて
君の世界は俺だけで十分
もう全て壊してしまった
偏食ボーイ
欠陥修復は不可能
園庭に吐き出した
からからの喉に潤いを
えぐるように記憶を辿って
子守唄はもう歌えない
何度も糸を紡いで確かめて
もっと俺を求めてよ
卑猥に微笑んで手を伸ばす
月すら無意味なもの
空虚に求めて
愛、哀、アイ
白濁した視界の中で
君はまた泣いていた


音のない声は君に届きましたか

願っては崩されて
積み木遊び
君のぬくもりに溺れたい
配慮します、嘘だけど
冗談と嘲笑った
見つめて五秒で、世界は一転
興味ないの
パレットには何もない
閉じ込めたあの記憶
無情にも鐘は鳴ってしまった
メアリーの憂鬱
今日は何を祈ろうか
信じて騙されて笑って
どれもこれも造りもの
私は誰の作品?
夏は海の底
木枯らしが心を凍らせた
譜面には君の歌
やがて僕は窒息死するのだろう
らんらん、るんるん
逃げようなんて思わない
死神は優しい涙を流しました
奪うことしか知らない彼はなんて哀れで寂しくて愛おしい
ばらばらに砕けて消えた
あぁ、この光景は前にもどこかで
聡明だけじゃ生きていけないよ
愚問さえ愛おしい
セルフタイマー
もうすぐ僕は世界に溶け込む
セピアは好きになれないの
マグネット、さようなら
文学少女はもう終わり
死んでいくのならどうか一緒に
ずっと一緒だと、思ってた
どんなに、離れても、君なら大丈夫だって、
いなくならないでよ僕の片割れ
耳を塞がれて言われた言葉は
甘く苦く心臓に染みわたる
不幸だね、お互い
でも、幸せだったね
いつも、どんな時も、世界は僕たちで回っていた
息を吹き返したエピローグ
奇跡でも魔法でも何でもいい
お前がいるならそれでいいよ
睫毛に口づけ
音のない声は君に届きましたか
なくしものはもう見つかった?
あの日の記憶を飾り付けよう
ハミングに恋して
メトロポリスはいらない
星の雨に溺れよう
青は沈んで藍が浮かんで
プロローグの変更
たったふたりぼっち
瞳に夜空を浮かばせて
まるでお伽噺みたい
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