猫被りな二口くん
もしかしてを数えたら
息を飲み込んだ
隠した心と交換に
好奇心の曲がり角
一つ二つと拾い上げ
張り巡らせた思考と罠
落ちる影に目を閉じた
ほつれが顔を出す
誰も知らない海底へ
少しずつ広がる黒
そんな願いを繰り返した
暗がりとかくれんぼ
踏み込んだ影
冷たい熱を知る
向かい合わせの視線
足元の光を眺めて
時間を重ねる
はんぶんこの空気
好奇心の末に
隙間の感謝
喉から手が出るほど
たった3文字の媚薬
笑顔の裏の枷
ぬぐったはずの溜息を
冷静になればなるほどに
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