わりと予告なく年齢操作なテニス



流星群とアクタカ

「今晩は流星群が見れるんだって」
 俺は見れたことないんだよなあ、こういうの。至極残念そうに、しかし既に諦めもついたように呟く河村に、対する亜久津は特に言うこともないという様子である。今回もさ、明日店があるからなぁなどと河村は勝手に続けているが、やはり亜久津が彼に応えて口を利くことはなかったので、ほとんど河村の独り言だ。カウンターに備えられた石のように無言を通す亜久津にひととおり河村が話し終えたところで、亜久津はようやく口を開いた。
「勘定」
「あ、今日はお金あるんだね」
 嫌味のつもりも無く言っていることは河村のひととなりを知っていればわかるが、舌打ちして亜久津は適当に財布から札を出してカウンターに投げ出した。




 わざわざ流星群などというものの為に夜空を見上げるのは初めてだった。そもそもこんなふうに星を見ようと空を眺めること自体、初めてだったのだと思う。
 ひとつ煙草をふかしているうちに、星が流れた。流星群とは名ばかり、一筋であったが、生まれて初めて見たそれに亜久津は暫し思考を止めた。これが河村の見たがっていた光景か。
 そういえば、流れ星には願いを掛けるのだとか、聞いてもいないのに河村が教えてくれた。




「えっ、昨日見れたのか。良いなぁ。亜久津は何かお願いとかした?」
 新しいたんしゃとか?仕込みを進めながら笑う河村に、亜久津は欠伸をかみ殺しもせずにさぁなと答えた。
 はは、夜更かし慣れてるんじゃないのかよと河村が笑う。うるせえと苦虫を噛み潰すようにぼやく亜久津の願いはとうに叶っているのかもしれない。


アクタカ 2015/01/12


ももおし温泉


「忍足さんってイタリア!とかそういう感じかと思ってました」
「まあ、嫌いやないけどな」
 ページをめくりながら、忍足は答えた。普段彼が没頭している文庫の小説よりもずっと大判の紙面には、青々とした自然や郷土料理が並んでいる。
「つまらんか?」
「や、俺もスキーとかでしか行ったことないし、楽しみっすよ」
 やはり大判の雑誌を手にした桃城はからからと笑う。ページをめくっては、うまそう!だの、すげーなあだのと賑やかになる彼とは対照的に、忍足は黙々と、しかし着実に角の折れたページをせっせと増やしていた。
 ひとしきり騒いだ桃城はふと、東北と大きく銘打たれた表紙から頭半分を覗かせて、忍足を見つめる。その瞳に、思いつき、という言葉が揺らめいた気がした。
「二人っきりだからって、襲わないでくださいよ?」
「・・・・・・安心せえ。安全日や」
 きゃー、と桃城が両頬を手で挟んで喜んだ。
「あの忍足さんがこんな下世話なことを!こわい!」 
「そうやって喜ぶから言いたくもなるんやけどな」
「俺のせいにしないでくださいよー。あ、お茶取ってきますね」
 やはり人懐っこい笑みを浮かべて、桃城が腰を持ち上げた。


桃忍 2015/01/11


桃忍再会編社会人

前に考えた桃忍再会編のパターンは社会人になってから、忍足さんが帰り道(うわ酔っ払いおるわ〜近寄らんとこ〜)って思ったら桃ちゃんで結局拾って帰るやつでした
桃ちゃんはいつもそんな道で気持ち悪くなったりしてるわけじゃないんだけど、たまたまその日はそうだったの(弁明) そんなときたまたま通りかかるなんて忍足さんデスティニーじゃないすか・・・はは
あの桃城もいつの間にか大人になったんやなぁ・・・とかしみじみ思ってたら、桃城くんが 忍足さん全然変わんないっスね!変わんねえなぁ〜変わんねえよ〜!って笑うから、やっぱお前こそ変わらんわって忍足さんは言うの
「忍足さん昔からフケ・・・大人っぽかったっスもんね〜!」「もうそれ言うとるのと同じやろ・・・」「スンマセン!」という太陽のような桃城武の笑顔で〆 蛇足オチでポーカーフェイスファイター忍足さんもパターン



 


桃忍 2013/11/02


おおみそか

「でも大晦日なのにさ、優紀ちゃんはいいの?」
「ババアなら今年は彼氏と過ごすんだと」
「えっ」
「何赤くなってんだ」
「いや〜驚いた、今年一番のニュースだったよ」
「もう終わるけどよ」
「あっほんとだ。来年もよろしくな、亜久津」
 テメエだって彼氏と過ごしてんだから今更赤くなるようなことじゃねえだろコラっていう亜久津の思いは置いといて来年もよろしくお願いします



アクタカ 2011/12/31


無題

「俺たちってさあ」と河村がごにょごにょ言い出すので、顔をしかめながら何とかその先を聞き出してみると、「付き合ってるんだよ、な」だと。その通りだと声を大にしてやりたいところをつまらないプライドが邪魔した。さあなと冷めたフリをすると、分かり易く落胆した。から、してやった。
何の準備もしちゃいなかった河村の歯に当たりガチンと嫌な音がした。河村は驚いているらしい。柄にも無い事をした後悔に早速囚われ始めた頃、河村がまた馬鹿な事を言う。「もっかい…頼めるかな」だと。今度は目も唇もしっかりと閉ざして奴は待つらしい。アホ程突き出された唇が笑える。
少し惑って、アホの唇を指で摘んでやった。
「痛い」
「だろうな」
暫くそのまま頬ごと奴の顔をむにむにと弄んでいると、やめろって、と遂に抜け出された。何となく手の内が寂しくなった感覚に戸惑いながら煙草に手を伸ばそうとしたときガチンとやられた。歯が、痛え。河村が笑っていやがる。
/「ちゅーしよ。」


アクタカ 2011/12/06


無題

じわりと涙腺が刺激された。テレビ画面の犬は健気に主人が居るであろう方向をじっと見つめている。これはもう、泣いてしまうかもなあなんて情けなく思いながらちらと隣を盗み見た。あ、と気が付いたときすっかり涙は引っ込んでしまった。
不自然な程にしかめられた顔は、彼の我慢を教えていた。
/きみが泣くなら、俺が笑うよ


アクタカ 2011/12/06


鉄の誕生日

石田鉄くんが好きで好きで仕方なくて一日中ツイッターで彼女ぶっていたときのログです。
ひどく痛々しいドゥリームです!!!ドゥリィーーム
パスは鉄の誕生日4桁です


追記
不動峰 2011/12/04


受け側がポッケに入るくらい小さくなってしまった時の2人について

「先輩、風呂の間はデータ取るのやめて貰えないスか」
「えっ」
「えっ…」
「そうか……」
「いや、いいっスよ!どうぞ俺なんかのデータで良ければ!!!」
「えっ!(嬉しそう)」
小さくなる必要ないかな?と思ったけど小さくなったからこそ四六時中海堂のデータ取るきらきらした少年の眼鏡の乾が可愛い


「先輩は珍しいデータが取れたなら誰でも良かったんすね…!」
「待て、海堂…!あ、やっぱりすぐ捕まえられたな」
「この歩幅が憎い!!!!」
数日後、そこには小さな歩幅でも素早い走りを身につけたマムシの姿が―――…!
さらに体の大きさも戻ったら物凄い足速くなってて薫ちゃん大勝利!?


乾海乾 2011/11/29


福引で当たった温泉旅行に行った2人について

「すごいじゃないか、優紀ちゃん喜ぶだろうな〜」
「お前ついてこい」
「えっなんで?だって優紀ちゃん」
「ババアはなんかアレがアレで来れねえんだよ!!!!」
「そ、そう…」
「そうだ!!!」

温泉で河村の裸にゴクリとする亜久津…勝負服着てくる亜久津…そして夜は布団がくっついてて…♂
河村「小学生のときお泊まりしたのおもいだすな〜」


アクタカ 2011/11/29


人気芸能人と一般人になった2人について

マムシ系アイドル(不人気)とそのアイドルオタクの月9のような恋ですね… たまげたなぁ…

もしくは色々あってクイズによく出る系芸能人と化した乾先輩と有名人な先輩とこんな俺とじゃ釣り合わないっ…って勝手に走り去る海堂なんだけど いつか努力して同じステージまで這い上がって来そうで怖いですね… ハッピーエンド……たまげたなぁ…


乾海乾 2011/11/28


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