あかいりんごとあまいはちみつ

□ 2012/06/26 19:38 幸せってどんなかたちですか


「俺と、アッシュと…、ガイ?」
「どうしたんだルーク」
「あぁガイ。今考えてたんだよ。もし、皆がふつうに、ホド戦争とかなくってさ、ガイも復讐に俺んちに乗り込んだりしないで、姉ちゃんと暮らしてたら、って」


ふと思ったことを述べると二人の動きが止まる。
何かいけないことでも言っただろうか。

「ガイ?…アッシュ?」

名前を呼ぶと、怒った声でガイが言った

「お前、それどういうことだかわかってるか?」
「え…、だから、アッシュがここで暮らしてて、ガイはマルクトで姉ちゃんと」
「お前はどうなるかわかってんのか屑」

眉間にしわいっぱいつくったアッシュに言われやっと気付く。

「あ、ほんとだ。ホド戦争がなければヴァン師匠はあんなこと考えなかったわけだし、俺がつくられないのな」

はは、忘れてた。なんて笑うと顔をまっかにしたガイにげんこつされた。そのあとにおもいっきり抱き締められた。アッシュのげんこつも頭に衝撃を与える。


「馬鹿野郎…お前また自分を否定するつもりか?」
「…………ごめん。わざとじゃあないんだ」
「次んなこと言ったら…どうなるか覚悟しとけよ」

「なにするつもりだよ」
「ナニしてやろうか」
「ふざけんな!やられてたまるかっつーの」
「お前が変なこた言わなければいいだけだ」
「まったく、普通に言えんのかね。これだからツンデレは」
「誰がツンデレだおい!くそっガイてめぇ使用人のくせに!」
「今はマルクト貴族なんだけどな」



こんな毎日が俺達の幸せ。

  


□ 2012/02/20 03:50 ※ここから先自己満足※

※現パロ


がちゃり。
兄弟二人暮らしのアパートに第三者が来た。兄のルークはすっかり部活疲れで寝入っていて、起きているのは勉強している弟のアッシュだけだった。こんな時間に来るのは一人しかいない。

「…こんな時間に…」
「るーくー!」
「………」

アッシュの予想通りべっろべろに酔って泊まりに来たガイだ。ガイとルークはいわゆる恋人同士で、ガイはしょっちゅうルーク達の家に泊まりにきていた。反対に、ルークがガイの家に泊まることもしばしばあったが、アッシュが一人になるから、と言う理由でそちらの方が少なかった。

「ルーク!きょうはなァ、じぇーどが……あれ」
「もう少し静かに帰ってこれないのか?」
「んー…るーくは…、?」
「寝た」
「うーん…」

酔っていても酔っていなくとも彼の性格は変わらない。いつもルークを気にかけていて、でもまわりへの気遣いも忘れない。
ルークを気にかけているのはともかく、いつも優しくて気がきいて、兄のように接してくれるガイのことがアッシュは気になっていた。ガイには兄がいるから、とずっと隠してきたが。こんな日は兄もいいものだと思えた。

「そっか…う…気持ち悪ッ」
「吐くなよ…おらごみ袋」
「悪い…っ」




「はぁ……」
「落ち着いたか?」
「ごほっ 悪ィな…」
「俺はもう寝たいんだが」

嘘。本当は二人きりなんて耐えられないだけだった。着崩したガイがかっこいい。

「ほんとーに悪かった。深夜に押しかけてごめんな?」
「………べつに」
「そんなに眉寄せてると皺になるぞ?ほら、お前もキレーな顔してんだからしかめなさんな。あ、俺のせいか」


やばい

「…アッシュ?」

なんかむず痒い。気ィ抜いたら表情に出そうだ。

「…ふーっ。ほら、夜ぐらい力抜けよ。気の抜き方も知らないのか?」
「……っ」
「ほーら。お前はもうちょい触れ合うことを覚えろ。おにーさんが教えてやろ〜」

ぎゅう


酔っている勢いなのかよーしよしとアッシュを抱きしめるガイ。アッシュの思考回路はパンク寸前だった。すごくすごく久しぶりに人の体温に触れたのと、自分より大きい体に包まれて安心したのと、もう一つは。
ガイが満足して腕を放した頃にはアッシュの耳は真っ赤になっていた。  


□ 2011/11/08 20:02 これはひどい

※ギャグ


「人肌が恋しい…」

「暖めてやろうかレプリカ!」
「暖かくしてやるよルーク」


「お断りさせてもらいマス…」

普段仲悪い癖にこんな時だけは息が合うんだよなこいつら…。もう俺の言い方が悪かったってことにしよう。テイクツーだ。

「違うんだ、言い方が悪かった。寒い」
「「暖めてやろうか」」
「いいから!お前らキモいよ!なんで意気投合してんの!?普通に毛布とかくれよ!」
「うるさいレプリカだな…仕方ねぇな……ほら」
「よく見てそれはお前の教団服!何故脱いだ!?スカートスタイルきもいから着て!」

前言撤回。アッシュは教団服かぶせてくるし!絶対俺のせいじゃねぇ。こいつらいつもに増して気持ち悪い。そんなに俺に突っ込みたいか!…俺はなんなんだよ。

「ん?どしたルーク」
「ガイ…」
「あんなアッシュなんかより俺の方がいいだろ?」
「…うう……ガイのばか!アッシュも教団服かぶせんな!」
「わっぷ」

教団服をアッシュに投げ返して叫びたてた。お前ら二人とも俺の身体ばっかり目当てで俺の気持ちなんてどうでもいいんだと。つむっていた目を開くと予想を裏切らない気色悪い顔で本当に剣を振りたくなった。

「レプリカ…!お前…」
「ルーク…かわいいなお前!今そこにベッドがあるか」
「馬鹿野郎お前らなんか知るか!!」

思っていた以上に変態だったガイにブチ切れてレディアント・ハウルを噛ましたルークのおかげで数日間ガイとアッシュの姿を見た仲間はいなかった。
ルークは戻ってきた二人に見られるなり襲い被さってきてひどい目にあったと言う…。

  


□ 2011/10/30 02:12 滑稽な騙され合い

※R18アッシュ→ガイルク
 ガイ気持ち悪い
 アッシュも受けです
  ...追記




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