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ライオン事務器 消ゴムではがせるミスノン A-18R
2014/11/30 06:00



ライオン事務器 はがせるミスノン A-18R 27442:Amazonマーケットプレイス

 文字を修正した箇所から修正液が剥がれたら困ると思うんですけど、それができるのが今回の「消ゴムではがせるミスノン」です。18mL、2011年2月28日発売、日本製。グリーン購入法対象品。

 紙面にゴム状の膜を形成するらしく、消しゴムでこすればおもしろいように剥がせます。
修正テープも専用の消しゴムで剥がせますが、あれより簡単に、ふつうの消しゴムででき、それでいて普段は剥がれません。

 塗膜がゴム状だからか、上書き(再筆記)するとき、筆圧を弱める必要がないのが長所。
また修正液は刷毛で塗るから不定形に修正できるのも長所、点だけでも修正できます。
 いっぽう、はみ出さず均一に塗ることが難しく乾燥に時間がかかり乾くまで臭いのが短所。
塗布量にもよりますが、本品は2分から3分で乾きます。
乾くのが待てないときは修正箇所のわきに書いてしまうのがよいでしょう。


左画像上から
ゼブラ クリップオンマルチ、SK-0.7、染料系旧油性
ぺんてるエナージェル、LR7、染料ゲル
ゼブラ サラサクリップ、JF-0.5、顔料ゲル
パイロットGノック、LG2RF-8、染料ゲル
サクラ ボールサインNX、R-GB、顔料ゲル
三菱ノック式シグノ、UMR-85N、顔料ゲル
右画像上から
サクラ ボールサインNX(重複)
三菱ノック式シグノ(重複)
ぺんてるハイパーG、KLR5、顔料ゲル
パイロット ジュース、 LP2RF-8、顔料ゲル
三菱シグノRT1、UMR-85Nエッジレス、顔料ゲル

 修正液でも修正テープでもいちばん相性がいいのは旧油性ボールペン。
ゲルインクはインク乗りが悪いのが大半で、「中抜け」が起きて描線品質が落ちたりしますが、本品はサラサクリップと相性いいようで明瞭に上書きできます。
次点でぺんてるエナージェル(ただし染料系なので色が薄くなる)、三菱ノック式シグノ及びRT1(ただしゆっくり書かないと中抜けする)。

 昨今流行る低粘度油性ボールペンインクには対応しておらず筆跡が滲出。
いまは冬なのでこの程度で済んでますが、夏はこんなものではなく数度塗り直しても滲出します。
 前述どおり旧油性ボールペンとは被覆でも上書きでも問題ありません。



 修正テープと異なり容易に剥がせないのが修正液の特長ですが、その存在意義を問い直す本品は実に特異な製品で、その特異点をいったい何に使うのかと思えば様々あるでしょうが、ひとつは漫画じゃないでしょうか。
修正液を厚盛りせずに済み、やり直しがしやすくていいんじゃないかと思います。

 そこでゼブラGペン(つけペン)で上書きしてみました。
ペン先が鋭いため削られることもあるものの、剥がれることなく書けます。
 右画像の修正テープはSEEDピーモC。SEED製修正テープは皮膜が丈夫なほうだと思いますけど、それでもつけペンにはたやすく削られてしまいます。

 最近はマンガもデジタル化が進んでおり、アナログ文具不要な世界になりつつありますが、有用ではあるんじゃないでしょうか。


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