
パイロットGノック 極細ブラックLGK-10EF-B 10本
パイロットゲルボールペンレフィル0.5mm黒LG2RF-8EF-B 10本
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マーケットプレイス品
多くのノック式ボールペンは前軸が外れる構造になっており、力加減を知らずにねじを締めすぎたり握力をかけたりすると、その接ぎ目に負担がかかって割れることがあります。
丈夫な金属軸にするとこんどはねじがゆるんできたりします。
かといってへたに接着なんかすると替芯交換できなくなります。
それなら始めから軸が一体化していればよいのでは、というわけで、今回のGノックは軸がほぼ一体成形されたノック式ゲルインクボールペン。エコマークつき。全7色。日本製? ※2015年5月11日追記:2014年か2015年に製造中止となった。


軸材は、この種の筆記具に使われる合成樹脂としてはポリアセタールに次ぐ強度を持つ再生ポリカーボネイト。
ゴムグリップは堅く長く、短く握るにも長く持つにも適しています。
クリップのかたちはなんというか見てくれがよろしくないうえ、ワイシャツに挿すには緩く、やっぱり百円ボールペンですね。
またパイロットにしては珍しくペン先がガタつくのが難点。金型をちょっと削って修正しないものか。

替芯交換するにはクリップ基部を回して外します。
替芯LG2RF-8(φ5.9×110.5mm,ペン先径2.5mm,JIS水性C型及びゲルL型に近似)は同社Gシリーズ(キャップ式G3除く)との共用品。
ボール径0.38mm〜1.0mmの四種。全7色(ボール径によっては4色)。発売当初は不具合が多発したそうですが、現在は改善されています。
同社LHKRF-8C,LVKRF-10替芯と互換し、また
ラミーM66替芯の代用になります。逆は不可。
書き味は良好ですが、筆記角度が浅いと.5mmはザラつく。
インクの性能は黒赤青の3色各々で違います。
黒赤では裏ぬけ(裏移り)や滲みは見られず、耐水性は黒と青がやや低く、赤は無し。
アルコール(トゥールズコピック用カラーレスブレンダ)に対しては判読性(可読性)を維持するものの滲み、マーカーイラストレーションのペン入れには使えません。

Gノックは上三行
1.無為
2.日光曝露(一ヶ月)
3.水(2時間浸漬)
4.アルコール(滴下)
ブルーブラックがないのが欠点。
ノック式ゲルインクボールペンは店頭陳列時、インク乾燥を防ぐ樹脂玉がペン先についてますが、私が見た限りGノックは無い場合が多いです。
ねじを締めすぎると凹ねじ周縁部やねじ溝が変形萎縮し、空所が生じて摩擦力が落ちる、つまり、あまりにも強くねじを締めると逆に緩みやすくなってしまい、さらに強く締めると、軸が割れることもあります。
そんな、いつのまにか軸を割ってしまうような輩は、このほぼ一体成形された軸を試してみるとよいでしょう。
一体軸はほかにぺんてるビクーニャ、
三菱パワータンクスマートとスタンダード、金属軸ではカランダッシュ849とエクリドールなどがあります。
三菱ジェットストリームやゼブラ スラリも一体軸に数えてよいかもしれません。
パイロットのゲルインクといえばハイテックCですが、知ってのとおりペン先が強度不足、最後まで使いきれなくて苦労している場合は他社製かこれをお薦めします。