あとがき(言いたい放題)

■なんでもないアラカルト 斎宮宗

二人ともよくも恥ずかしげなく言えたものだ、こんな絶対的な愛の科白。

あとがき

■私だけの秘めやかな痛み 斎宮宗

さよならと同義なのだと、すぐに解った。

あとがき

■とっておきのフルコース 斎宮宗

そして思い出した。彼女はこういう女性なのだということを。

あとがき

■鍵のない部屋 瀬名泉

「泉になら殺されてもいいかも」

あとがき

■太陽の夢を見る 守沢千秋

私は何度だって想像する。苦しくても虚しくても想像する。千秋がホストじゃない世界を。

あとがき

■少女密葬 三毛縞斑

生きていくということは、これを、受け入れるということだ。

あとがき

■もうずっと遭難している 斎宮宗/天祥院英智

私の中にも咲いてはいけない花が芽吹こうとしていた。咲いたって、枯れるのを待つしかないのに。

あとがき

■グラスの底に沈んでいく 瀬名泉

泉はああ言うけれど、私はきっとどこまでも、男に泣かされる女なのだろう。

あとがき

■恋の病と酸性雨 斎宮宗

でも、ファッションモデルになれなくても、ランウェイを歩くことはできなくても、宗のそばにいられる存在でありたかった。それだけが私の価値だった。

あとがき

■とっておきの地獄を頂戴 青葉つむぎ

喪失感、なんておこがましい。つむぎは私のものでもないのに。

あとがき

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