蝶の物語
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“蝶女巫女
―――夷坐浪

銀色の妖魔を操り、穢れの妖魔をその身に刻まれし巫女。
夷坐浪の笛音は風となり、血は神聖なる彩りとなる。
銀の羽衣に焦がし、朱の涙を砕き、蛟の紋様に哥う。”


伍嫦の夷坐浪五つになる年霜月七日、呪いの化身、神苑の鎖から抜け出した。
世の穢れ纏いし巫女、金色の男に浚われた。

そしてその夷坐浪は今…。




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