一言なのに長いのだから作文はなおさらだらだら、
そのてん手しごと感想お知らせはだいぶん短め。


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『少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて』読了。
簡単にまとめると通学電車内での痴漢被害の体験を小説化したもの。
読みながら私は家族間で起きる事件のことを考えていた。ほぼ同じ構図が生じている気がするから。
痴漢被害に遭った少女(著者)は「あなたにも非(隙)がある」「あちらも反省して謝ってるんだし」と加害者を許すことを求められる。
私も最終的に父親に首を絞められてついに警察沙汰にするまで何度そんなことを言われてきただろう。「家族なんだから」「育ててもらったでしょ」「本当は愛情があるはず」
普通に殺人未遂です。親子だろうと。
はじめは家族トラブルで済まされそうだったのが私が障害者手帳を所持していることで事態は一変した。「障害者虐待」として事件化できたわけだけど、結局は「寛容な処遇を望みます」とかいう書類にサインしなければならなかった。
事件化してもらっただけで良しとしなければいけないのか?書面上とはいえ寛容にならなければならないのか?私は徹底的にやってほしかった。私が十歳ぐらいの子どもで青あざや傷だらけなら良かった?生まれてから家族にぶつけられた言葉が目に見えるなら無傷なところなんて一つもない。殴られた痕が消えていない子ども時代に通報しなかった私が悪かったのか?時代が悪かったのか?社会がまだ整っていなかったのから仕方ないのか?大学までお金を出してもらって育ててもらってしまったから私が悪いのか?
この本の著者は連日の痴漢被害に苦しみ自殺しようとまで思いつめる。一部の人からすれば「痴漢ぐらいで?」程度の意識なのかもしれない。でも毎日毎日「私が悪いのだろうか」と自問し「そんなはずはない」と自答し続けた結果、「こういう社会なんだから、周囲は理解してくれないんだから、希望も持てないから、死のう」となっても何も不思議なことはない。
もちろん痴漢被害そのものも酷く辛かっただろうが、自尊心の喪失に人間はそう長く堪えられるものではない。著者はほんの数ミリの偶然で自殺には至らず、更に六年間を堪え忍び、のちに国外移住に踏み切ることで「痴漢」という存在からの避難に成功した。しかし長年の被害による深刻な感情の傷や不信感が癒えたとは、少なくとも明確には書かれていない。
電車も通学も家族も家庭もすべて狭い世界だ。うまくやっている人にはそこで不穏な何かが起こるなんて想像も及ばないのだろう。それも含めて狭い狭い世界からは逃げた方が良い。世界の広さをも疑うようになる前に、動けなくなるほど打ちのめされる前に、全速力で。たとえ逃亡先で力尽きてしまうとしても死体蹴りぐらいは何とか免れられるだろう。せめてそうであればと願う。

220803 2209
感想


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「ティファニーで朝食を」、読み終えた。短編集の中の一本なので本そのものはまだ読了していない。
予想と全く違う話だったけど良かったなあ。最後ちょっと泣いた。村上春樹訳であることも忘れて。
これが映画になっているのが今はまだ不思議な感じ。どうなるんだろう。あるていど原作のままならヒロインは社会進出はしないしどちらかというとその逆だし朝食の場面もないし本当どうなるんだろう。気になるけどしばらく読後感に浸っていたい。

220728 2048
感想


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「ガンダム00」の二次創作小説を書きました。
ブシドー×「ミッションでアロウズの軍服を着ている刹那」の話です。

ツイッターのタグで「ブシアロ刹」のリクエストを頂いたのですが、「アロ刹」って難しいというか、難しいんです。私には。
というわけで、上記の「いつもの刹那がアロウズの軍服着てるだけ」ということでご勘弁頂きました。
そしてギャグになりました。

時間軸は二期です。

続きに前書きがあります。
前書きにネタバレ、腐要素があります。
くれぐれもご注意ください。
続き

190324 1932
感想、二次創作小説(BL)。


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##amz_408881729X##
(ちょっとネタバレしますのでご注意を)
いやあ、こういうの待ってた!ラスボスっぽい神候補!
最年少ノーベルダブル受賞者でとにかく変人な教授!
スタイリッシュ料理は「デスノート」の魅上の削除のセルフオマージュだろう。
ベタといえばベタだけど、これこれ、これくらいじゃなきゃ面白くない。
もうメトロポリマンが小物に思えるレベル。自殺願望少年を遥かに凌ぐ中二病っぷりがたまらない。まさしく最強。
この人を神にしてほしい。是非とも。地上に全く未練がなさそうだし、あるならあるで興味深い。
続きを一刻も早く読みたいのに次は夏だと?もう雑誌で追いかけたいぐらいだ。
そういえば「デスノート」終盤は毎週ジャンプを買ってたなあ。懐かしい。
何かのインタビューで読んだが、大場つぐみは「デスノートにこめた意味は何ですか」と聞かれるたび、「そういうものは何もない、ただこの設定が面白そうだと思っただけ」と答えていたそうだ。
マンガがエンターテインメントにのみ留まることをやめて哲学を持つことに私は違和感を抱く。だから大場つぐみのそういった姿勢が好きだし、「プラチナエンド」の今巻での自殺論議も是非を問うつもりはない。
ただ、神候補のうち複数人が自殺未遂の経験があったり、死者への偏愛があったりすることは、物語上で何らかの意味があるのだろう。神になることはかなり退屈な状況で、それを知ったら却って神になりたがる者が出てこない展開も妥当だ。ここを覆す条件が明らかになれば主人公が神になろうとするかもしれない。そのためにあの最強中二病教授と争うのだとしたら!
ただひたすらわくわくする、深くない作品。「プラチナエンド」も最後までそうあってほしい。
(手塚治虫の「火の鳥」なども哲学というよりコマ割りがすごかったり話がとにかく面白かったり、そういうところに尽きる。だって手塚治虫はマンガ家だからね。何度もこの言葉を使うけど、マンガは面白さがすべてだ)

190206 0045
感想、マンガ。


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「ドラゴンクエストビルダーズ2」のクリアをここに宣言する。
といっても三日前のこと、あくまでストーリー部分のクリアである。
その意味するところは、ものづくりに終わりはない!(この作品の決め台詞)からである。
実際、ストーリー後にちょっとしたエピソードが展開され、素材あつめや建築、街の発展がこれまで以上に可能になる。
恐らく二〇一九年、まるごと遊べるぐらいのボリュームがあるものと思われる。
センス皆無でも、ものをつくっていくのは楽しい。
ものづくりとは何も立体に限らない。
たとえば文章を書くことも充分にものづくりだろう。
ストーリーの終盤はさすがドラクエ、あまりの熱さの余韻に何か一つ書きたくなっている。
ストーリーに関する感想やゲームそのもののレビューは後日ゆっくり。
とにかく今はドラクエビルダーズ2と、はいたっち!である。
最高に楽しかった!

190111 0011
感想、ゲーム。


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