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　十年ほど前に紹介した鉛筆削り二コめ。→ステッドラー512 001第一回
一コめは蓋の開閉が堅くて、蓋が割れてしまいましたが、現行品は旧品より開閉しやすくなっています。
2000年代後半発売、中国製。

二穴式、細太二種の鉛筆を削れます。
左側の水色は前回の513 001。

φ8.2mm、∠21°〜23°/とんがり係数約0.8、削りくず厚約0.25〜0.3mm

公称∠23°ですが21°くらいにも削れます。口径が同社六角軸鉛筆φ7.4〜7.6mmより大きく、挿入孔内で鉛筆がブレるため。この欠点を逆用して切削角度を変えられます(後述)。口径が大きいのは三角軸約φ8mmを削るため。

φ10.2mm、約∠30°/とんがり係数約0.6、削りくず厚約0.25〜0.3mm

同社ノリスジャンボ119やトリプラスジャンボ1285-1、ノリスエルゴソフトジャンボ153を削れます。月光荘8B鉛筆や北星鉛筆三角かきかた鉛筆も削れます。ファーバーカステル#9000ジャンボやステッドラー ルモグラフジャンボ100Jは削れません。#9000ジャンボは魚型183520及び角型182797で、ルモグラフジャンボは513 001で削れます。

削れ味は良くも悪くもなく。
新品時はあまりきれいに削れず、十数回使うと削りやすくなると思います。

　中身が少し変わってました。基本的には同じで、内蔵鉛筆削りも共用。
刃に社章入り。替刃ナシ。
内蔵鉛筆削りは別売りされており(品番510 20)、替刃代わりになります。
また二穴のうち片側しか使わない場合は、使わない刃を予備にできます。
　なおソニック ラチェッタシリーズ(ラチェッタ、ラチェッタカプセル、ラチェッタワン)と刃を交換できます。

削る際に、鉛筆をこころもち1)方向へ傾けて削ると鋭く尖り、3)へ傾けると鈍く芯先を尖らせずに削れます。
裏ワザみたいなものなので、ちょっと慣れを要します。

　現行品で三角太軸鉛筆を削ると、稜線部に削り残しが見られますが、支障ありません。

　蓋を折り返せます。
閉め忘れに注意。

　コクヨC2旧型に入ります。
本品を鞄に入れて運ぶと、細かな削り粉がわずかに漏れるのが欠点。
気づかないひとは気づかないくらいわずかなので、気にしなければしなくてもいいです。

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　蓋が割れた一コめは今も鉛筆を削れます。新品よりうまく削れる。

替刃代わりに内蔵鉛筆削り510 20も買ってありますが、まだ交換してなかった気がする。
前回の513 001と並べて撮るために、蓋が割れてない新品を揃えたのでした。

　同社二穴式鉛筆削りは四種。
細軸用は全てφ8.2、太軸用は切削角度が各々異なります。

510 25BK-C

φ8.2∠20°＋φ9∠33°

本品

φ8.2∠23°＋φ10.2∠30°

512 128

φ8.2∠30°＋φ10.2∠30°

513 001CBK

φ8.2∠23°＋φ11.2∠33°

＊画像内の切削角度は実測

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