アフィリエイトの文具評論家ブログ
デザインフィル ミドリカンパニー しおりメモ 1140*004
2017/01/15 06:00



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Amazon.co.jpにもYahoo!ショッピングにもありませんでした。

 本を買ったとき、書店員が抜き取る売上票(スリップ)を象ったメモ兼用しおり。30枚綴り、表紙あり。柄が四種。2014年7月発売、日本製。

 メモ用紙表面には浴衣のような模様と3mm方眼、裏面は白紙。
この47mm×185mmの紙片を二ツ折り47×92.5にして、本のページをはさんだり、ページの間にはさんだりします。
文庫本A6判105×148に十分差しはさめる大きさ。それでいて付箋紙より面積が広いメモ用紙兼用しおりです。横倒しにしても差せます。

 紙質がよくて、パイロット万年筆インクでも滲まず裏抜けもほとんどありません。
三菱ユニボールエアはよく滲んでいますが、あれは滲まないほうが珍しいのであまり気にすることはありません。
画像の筆跡は上から
三菱UMR-85E(シグノ307)
同UMR-85N(シグノノック式)
同ユニボールエアUBA-201
ぺんてるLR7(エナージェル)
パイロット ブルーブラック万年筆インク



 しおりとしては薄い紙だから、長持ちしないと予想されますが、二ツ折りにすれば0.2mm厚(一般的なしおりと同等)になり、またメモ用紙として活用するなら気にすることはないでしょう。

 強力な競合品はやはりポストイット等の糊付き付箋。
それらへの対抗はとくに思いつかないんですが、あるとすれば糊が付いてないことに思います。
 ポストイット登場以前の付箋紙はペタッとくっついたりしなかったそうで、読書ノートを作るにあたっては、ページに差し挟むだけのくっつかない付箋紙が好都合に思います。
読書ノートには抜き書きを書くんですが、読んでる最中に逐一書き写し始めると読む勢いが削がれるため、ある程度読んでからまとめて書き写します(本には書きこまない)。
そのために付箋を差しはさんでおくんですけど、それは貼りつかなくてよいし繰り返し使えるほうがよいから、糊が付いてない紙片で十分いやそちらが好都合に思います。

 読書ノートを作るまでもなくちょっとメモる程度だったら、本品を数枚はさんでおくだけでもいい。
 気になる点は、長期保管した際にメモ用紙に書き込んだ字が本のページに移る(写る)可能性です。
インクに耐水性がなかったり、耐水性があってもインクが濃縮されていたり十分乾いていなかったりすると移る場合があるから注意しましょう。
また油性マーカーに含まれる溶剤は浸透力が強くて裏写りすることで有名ですが、その筆跡に別の紙を重ねておくと、経年でその紙へ移ることがあります。
二ツ折りにする際、筆記面を内側にすれば安全かな。

 次回は同じように売上票を象ったメモ用紙、ダンサイワークス スリップメモブロックです。

 数年前Amazonで買おうと思っていたけれど品切れになって以後再入荷されず四ヶ月、ふと立ち寄った書店で見つけて買いました。現在は在庫があります。
 1954年のビキニ水爆実験と第五福竜丸事件を受けて行われた俊鶻丸(しゅんこつまる)調査と、日本の原子力研究周辺に関する本。放射線防護学についての記述は少ない。

 その調査では、海洋放射能汚染が薄まることなく偏在すること、核種がプランクトンを通じて生体濃縮されることなどが確認されました。
現在でも海洋放射能汚染は問題ない、濾過していない汚染水でも問題ないとさえ言われますが、この調査では都合よく無毒化されないことが報告されています。
もうそろそろ原発推進派の言うことを擬似科学認定してもよいのでは……。また1954年の放射能雨(米ソ双方が原因)に関し左翼側の誤謬についても記されているので、ネトウヨのみなさんも読んだらいいと思います。

死の灰と闘う科学者 (岩波新書):Amazon.co.jp

 1972年に出版されたこの本では線量単位がカウントやレントゲンで、ほかにも時代を感じさせる表記が現れます(その修正を要求しているのではない)。
ロンジェラップ/ロンゲラップ、オーストラリヤ/オーストラリア、アイゼンハウアー/アイゼンハワー、とおの昔/とうの昔、カザック/カザフなど。
少し古い本を読むとこの類いの表記ゆれがしばしば見られます。いまは手書き原稿が減ったのか編集が修正してしまうのか、見られなくなりました。
代わりに増えたのが意外/以外などの誤変換、一応/一様、延々/永遠などの誤用。聞き間違いに由来すると思われ、若年層の手書き文で見られる。そういえば、間違いと間違えはどちらが間違って、いや新しいのか。


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