Twitterの小ネタをまとめるところ。
※「神の内/花の内」以外の主人公のデフォルト名が出てます。

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SUCH AND SUCH
赤い実、断面
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エイプリルフール @SUCH AND SUCH
2021/04/04 10:39

どうぶつになる のろいを うけた!
サッちゃんハムちゃん(韻)


「小さないのち……」
「握り潰しそう」
「ヂッッッ」

助けてママパパ恵くん。
一般成人男性よりも固くてゴツゴツしている一般術師男性の手のひらで震えるしかない。近くて興味深そうに覗き込んでくる黒い目隠しも怖い。ちゃんと六眼で解析してくれてるんだよね?面白がってるだけじゃないよね?

「私のことをなんだと思っているんだ。サッちゃんを握り潰すわけないだろ」

そう言って軽く握り込むのやめてくれません?普通に怖くて小さな心臓バックバクなんだけど。
いかに私が“ハムちゃんの頬袋”という術式を持っているからって、まさか本当に頬袋を持つことになるとは。ヘケッとする気力もない。
幸運なことに特級二人の目の前でボフンッとなったからすぐに保護してもらえたけれど、この感じからしてあんまり幸運ではなかったかもしれない。端的に言って怖い。怖っ。五条がツンツンしてくるのはまだマシで、夏油の小さな瞳孔がカッ開いているのが怖い。

「呪霊だったらずっと一緒にいれるのに……」

オマエに自称ママの矜持はないのか!?
「ヂッッッ」「あっ」ゲ油の手から飛び出して、腕、肩、お洋服を伝って大脱出。五条の「嫌われてやんの」の笑い声を背に全速力で逃げた。ハムちゃん意外と動ける。正直人間の体よりすばしっこい。

「リコ! どこだリコ!」

恵くんが私を呼ぶ声が聞こえた。
恵くん! 恵くんならあの二人から匿ってくれる! サッちゃん恵くんだいすき!
「チチッ!!」何もかも大きな障害物を避けて通って駆け抜けて、恵くんの声が近くなったところで。──ぬるっ。顔ほどの大きさの、ぬらぬら光る黒い物体。クルミの殻の断面に似ているソレが風を吸い込んだ。
玉犬の鼻だ。鼻さえハムちゃんの顔くらいあるなら、体は恐竜じみた大きさ。本能からふるふると体が震える。カパリと開いた口とその中にある長い舌、鋭い牙。いつもふわふわ撫でさせてくれる黒くんはワンちゃんみたいに大人しいけれど、今はキュッと絞られた黒目が、まるで、まるで獲物を見つけたみたいで。

「いたか?」

いま『食っていいぞ』て言われたら、私って即死……。

「ヂュヂュッッッ!!」

死にとうない死にとうない死にとうない!
来た道を逆走して、私は初めて自分から五条に助けを求めた。「うぉ!?」190cmをよじ登って上着の首元に入り込みプルプル震える。夏油が何か言った気がするけど余裕がない。

「小さないのち、服の下に入られると動けない……」
「だろ? 悟には荷が重いよ」
「そのよこしなさいって手やめろ」
「うちの子が心配なんだよ。うっかりやらかさないとも限らない」
「傑は僕がハムスターに乱暴すると思ってるの?」
「人間だって潰せるだろ」
「“できる”と“やる”は違いますぅ」

オマエらほんとさ、ほんとさオマエら。
プルプル震えているうちに呪いは解けたけれど、私はしばらく五条の腰にしがみつくことになったし、恵くんはなんかショックを受けて間接的に落ち込む事態に発展。

「小さないのち……」

夏油はいつも通りでやっぱり怖いなって思いました。




@SUCH AND SUCH
2021/03/30 18:52

生理ネタそんなに得意ではないんですけど、早めの初潮が来て赤ちゃんでいたいのに大人の体になっていくことにパニックになるサッちゃんと、慄きながらも「大丈夫」「普通のことだから」「オマエはそれでいいんだ」て恐々背中を撫でる恵くんは見たい。

→五条と夏油はサッちゃん(○○ちゃん)から血の臭いがすることが地雷。死にそうな顔で硝子さん呼ぶ

→「ごめんねサッちゃん……ごめん……ママなのに力になれなくて……」
「むしろ力になってたら私が引っ叩く」
「釘崎、真希さん、頼む」
「任せろ。オマエは悟を抑えてくれ」
「五条さんなら勝手に死んでるので大丈夫です」
「塩」
「すげえ静かで逆に怖いな」
「五条センセー生きてるー?」
「むり……」




@SUCH AND SUCH
2021/03/30 18:51

サッちゃんの術式はお腹いっぱいになったら自動的にパァンッなので等級高い呪霊ほど短時間で追い出されてしまう。呪胎兄弟を留めるためにはお腹の許容量を増やす必要があり、原作開始時でギリギリ特級二人が入れる程度。血塗くんが兄者じゃなく兄弟って言ってたら九人分まで拡張しなきゃいけなくて詰んでた。




簡単プロフィール @SUCH AND SUCH
2021/03/30 18:31

五条理子さとこ
「こんなママは嫌だッ!!」
呪術師

年齢:11歳
誕生日:8月
等級:三級術師
術式:「蛇の丸呑み」、「ハムちゃんの頬袋」
趣味・特技:恵くんと散歩、ジッとしていること
好きな食べ物:シチュー
苦手な食べ物:椎茸、ゴーヤ(食べたことない)
ストレス:ママに会えないこと、夏油がママを自称すること



Q.趣味はありますか?

恵くんとお散歩。時々昔住んでたあたりを歩き回っています。パパとママは引っ越したのでいません。知ってても術式に反映できるくらい見て回ってます。


Q.いま欲しいものは?

新しいポシェット。もう“黒い”のはいいやって思ってます。壊れた時悲しかったので。


Q.友達はいますか?

放課後任務で遊べないから一緒に遊べる友達はいない。でも休み時間に仲良くしてくれる子は三人くらいいるので別にぼっちではない。


Q.どんな服を着ますか?

選ぶ人による。五条の日は大人しめのシンプルなワンピースだし、夏油の日はなんかフリルや小花柄の甘めワンピース、恵くんの日は大きめトレーナーとストレッチパンツ。サッちゃんは五条のセンスだけは信用してる。


Q.得意料理は?

恵くんに割ってもらった卵でホットケーキ作れます。ひっくり返すのは恵くん。以上。


Q.初恋の相手はいますか? いない場合タイプは?

ママが恋しくて恋愛どころじゃないです。甘えに行ったら同じだけ甘やかしてくれる人が好きなので、前(々)世の記憶がなかったらトシノリくんが初恋になってたかも。


Q.告白された時の断り方は?

「いちど持ち帰ってママとけんとーします」(※この場合のみママは特級術師とする)




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