||| Nov 23, 2012 マサラは まっしろ はじまりのいろ。
その文字のごとくポケモントレーナーはここマサラタウンから始まる事が多い。
ここにはオーキド博士の研究所があって、オーキド博士から最初のポケモンとポケモン図鑑を貰って出発する。
もちろん俺もそうだった。
「ねえ、本当に明日言っちゃうの?」
赤い瞳が行かないで、と訴える。
俺はレッドの黒い髪をわしゃわしゃと撫で回し抱きしめる。
「ああ。お前たちと出発したかったけどね」
「じゃああと5年ぐらい待ってくれよ!」
「5年は流石に長いよ、グリーン。俺だって旅はしたいんだ」
レッドとグリーン。
彼らはマサラタウンの中でもちょっと不思議な子供。
周りの子供たちも2人とは進んで遊びにやってこない。
そんな姿を見かねて俺は旅の出発を3年引き伸ばした。
もう13歳。そろそろマサラタウン以外のことも知りたい年頃。
最近はレッドもグリーンも周りの子供たちとも普通に遊べるようになってきた。
「っじゃあ5年後。カントーの何処かで俺とバトルしてくれ!」
「俺も・・・」
「いいよ。じゃあお前たちが俺に勝てたら―――」
pkmn
・年上ロケット団幹部主
・レッドとグリーン