【企画SS】

ネタ元:学生戦争ったー
Twitter上で派生した【学生戦争二次創作企画】をメインに、その他の企画やタグを題材にして白妖(@LadyBlue_xxx)が書いた(書かせていただいた)小話を置いています。キャラの設定メモも載せていく予定。

企画っ子・関係纏め一覧
関係纏めもコチラ。

※無断転載や自作発言等の常識を逸脱した行為はお止めください。



【薙智くん(@ko_me0217)×あげは】
薙智×あげは、1ヶ月記念小説(短編)になります。

小説は追記に。


追記
2014/08/25


【由狩SS】
1 「復讐の後はどうすんだ」と。そんな問いかけをしたのが誰だったのかは忘れてしまったけれど、俺はただ一言「さぁね…」と答えにならない答えを口にした。その後のことなんて考えたことすらなかったからだ。きっと、すぐに死にたくなるだろうと思ってたから。

2 「やっと、終わった…」とても長くて、深い夜が明けたかのように清々しい心。こんなのは本当に久しぶりで。柄にもなく、らしくないことばかりが頭に浮かぶ。今思い返してみれば、そんなに悪いものではなかったと。「…ほんと、勝手でごめんね…」今更だと、怒られるだろうけど。

3 可愛くない物言いをするくせして、本当は裏でいろいろ助けてくれていた皮肉屋の彼女。ずっと理解し合えないと思っていたのに、こんな俺を弟だと言ってくれた片割れの兄。すべてを知っても復讐については何も言わずに、変わらず隣にいてくれた相棒。今なら素直に、心から感謝できるよ。

4 一体俺は、どれだけの人の心を置き去りにしてきたんだろう。気付いてしまうのが嫌で、目を逸らしてきたものは少なくないんだろうな。「ごめん…、それから――」ありがとう。失うのが惜しいと思うくらいには、君たちと過ごした時間は幸せだったみたいだ。もう二度と、望めやしないけれど。


2014/08/22


≫犬塚×輝一(@s_nyah) 短編
BLカプのお話になりますので、苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

犬輝短編小説は追記に。


追記
2014/08/01


『朱鷺羽SS』
1 彼の綺麗な緑の瞳には、いつも諦めの色が帯びている。「何を言っても、どうせ僕の言葉は届かない」それは彼、空木梔の口癖だった。アタシはそれなりの罪を犯したから特別隔離室にいるわけだけど。梔は言われのない罪、いわば冤罪でここに収容されてしまっている。

2 それは梔自身が容疑を否定しなかったから――いや。彼は、口を開くこと自体を拒絶し、沈黙したからだ。「…アタシ、梔のそーいうとこ大嫌い」何も思わなくはないくせに。最初から全部諦めてしまう彼は嫌いだ。そして、梔を「口無し」だと嘲笑ってきたヤツらを全力で殴ってやりたいと思った。


2014/06/01


『梔SS』
1 「…また喧嘩したの?」傷だらけで色々と酷い有様となった徒木朱鷺羽に溜息をつく。そこそこ可愛い部類に入る顔立ちなのに、その顔にまで傷を作るなんて、君はそれでも女子なのか。「だってアイツらが…っ」ぶすくれて言い訳しようとする様は、僕より二つ年上とは到底思えない。

2 「アイツらが、梔を悪く言うから悪いんだ!」告げられた理由に目を見張る。ただ、それだけのことで喧嘩して、こんな傷だらけになったというのか。そんなの放っておけばいいのに。「僕は、朱鷺羽が傷つくほうが嫌だよ」そう言うと彼女は嬉しそうに微笑し、僕は二度目の溜息を零した。


2014/06/01


『徒木朱鷺羽』
朱鷺羽の設定メモ。

追記
2014/06/01


【鷹尾(@akirarera)×妖if SS】
1 自分が可愛げのない女だってことは重々承知しているつもりだ。だからこそ、恋人にだって多くを望んだりしない。望むことが間違いだと、わかっているから。「せめて聞き分けのいい女でいたいの。だから、先輩は先輩でお好きにしてください」余計な口出しをして嫌われたくないものね。

2 例え、他の人の匂いを、彼が纏っていたとしても。鷹尾先輩の彼女になれただけで幸せだから、と私は笑ってみせるわ。「相変わらず、可愛いくない女だね」そう呟くように口にした先輩の表情は読み取れなかったけれど。そこそこ酷い女のほうが、あなたにも都合がいいのでしょう?


2014/05/24


【琉狩×音葉(@s_nyah)SS】
1 急ぎでと頼まれた資料を探しに資料室へと来たものの、この目が最初に捉えたのは見慣れた後ろ姿だった。「音葉…、――っ!?」恋人の名前を口にして一歩踏み出そうとした刹那。ドンッと不意に背を押され、その勢いのまま前に突っ込んでしまった。「る、琉狩くん…?」

2 戸惑った声に呼ばれて顔を上げれば、困り顔の音葉と目が合った。幸い床に倒れることはなかったが、書棚に突いた僕の両手は彼女の顔の横にあって、思考が一時停止する。「っ、す、すまない…!」あまりの至近距離と、まるで迫っているかのような体勢に耐えられず離れようとした、のだが。

3 「待って…っ」背に絡められた両腕に引き止められ、熱っぽく揺らぐ彼女の碧眼がやけに綺麗で心臓が痛いくらいに脈打った。そんな瞳で見つめられたら、もう平静など保てるわけがなくて。「……少しだけ、なら…」誘われるように彼女の唇に自分のを寄せ、ゆっくりと目を閉じた。


2014/05/23


【妖・由狩・琉狩SS】
1 黒制服に身を包む三人が刃を交えていた。妖のレイピアの護拳と由狩のナイフの刃がぶつかり、睨み合う二人に琉狩が長刀で斬りかかる。その攻撃を躱した由狩が投じた数本のナイフを長刀で弾き落とすも、すかさず背後から妖のレイピアによる急所狙いの追撃が琉狩に迫っていた。

2 鉄臭い赤色が相手を染め上げても彼らの猛攻は止まない。その光景は鍛練や模擬試合といった生易しいものではなく、研ぎ澄まされた殺気が飛びかう正真正銘の殺し合いである。では何故、同じ黒色同士が争っているのか。それは、この三人のなかで最も聡明な妖ですら正解を答えることは不可能だった。

3 それでもあえて理由を上げるなら、三人は同様に「そういう運命だったから」と口にするだろう。因縁という糸が何本も複雑に絡み合い、もう解くことが出来なくなってしまっていたのだ。その結果、彼らは自身の正しさを証明するために命懸けの戦いをすることとなり、今に至るというわけだ。

4 殺気も刃も、本来なら向けるべき相手ではなかったのに。どこで違えてしまったのか――なんて、今さら愚問だろうか。三人の激しい攻防は誰かが最後の一人となるまで続けられる。例え、何が正しかったのか確かめられず、何一つ成し遂げられもせず、誰一人残らないという結末を迎えたとしても。


2014/05/08


【風萬琉狩】
琉狩の裏設定。

追記
2014/05/07


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