各短編 / 企画夢小説
@18zzz_hq
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「時間通りに来なかったら怒るからね!!」
記憶に新しいさつきちゃんの大声が脳内を掠める。さつきちゃん、というのは大学に入って初めて出来た、隣で少しイライラしているわたしの友達だ。桃色の髪がふわりと靡いて、髪の色と同じ桃の匂いが
大学に入ってすぐに誘われたカラオケ合コンとやらに、俺と真ちゃんは無理矢理数合わせとして入れられていた。つーか、真ちゃんなら絶対行かないと思っていたし、それに乗じて俺も行かないつもりだったのに、真ちゃんは今日のラッキーアイテムがカラオケボックスだからと謎のやる気を見せていたのだ。
続きを読む 「夏休みにサークルの新歓キャンプなんてついてないよねえ…」
「君はさっきからそればかりだね」
「しかも蒸し暑いし、虫が多いし、痒い」
「苗字の血は美味しいということじゃないか? 俺は蚊に一度も刺されたことがないよ」
「それ多分蚊の方が畏れ多くて赤司君に近寄れないんじゃないかな…」
「それはそれで好都合」
わたしの隣にはとても大きいお屋敷がある。というより、わたしの家がこの高級住宅街にあること自体が不釣り合いではある気がするのだが、そんなこと両親からしたらどうでもいいらしい。良い場所に我が家を。それが念願叶ったらしい今、両親共に必死で働いている。
続きを読む と う と う き て し ま っ た !
どれだけわたしはこの日を待ち侘びていたのだろうか、と思う程には早起きした。現在五時、もちろん朝の。昨日から念入りに確認していた勝負服と化粧道具が枕元に備えてある。備えあれば憂いなしとはまさにこのことか。