筆跡を蛍光マーカーで上書きしても滲みにくいインクを採用したサラサクリップの改良型。
2018年3月発売、日本製。替芯MJF芯。
ノック負荷約300g。
ペン軸はサラサクリップと同一。ゴムグリップだけがちょっと軟らかくなりました。
ボールペン筆跡は上から
サマ)本品黒0.5mm
同赤0.5
サク)
サラサクリップ黒0.5同赤0.5
同ブルーブラック1.0
サド)
サラサドライ黒0.7同赤0.4
ゼブラの説明によれば筆記後五秒待ってから(
→サラサマークオン│ゼブラ公式YouTubeチャンネル)、というのでそんなふうにして上書きした蛍光マーカーは左から
- モジ)ゼブラ モジニラインWKS22
- 完璧に近かった。ただしモジニラインインクの乾燥に30秒ほどかかります(※新品時のみ)。
- プレ)プラチナ プレピーCSCQ150
- サラサクリップで滲み、サラサドライで少々滲む。輝度が高い。少々裏ぬけする。
- フリ)パイロット フリクションライトSFL-105SL
- サラサクリップとサラサドライで少々滲む。色が淡い。
- ブロ)シヤチハタ アートライン ブロックスKTX
- サラサマークオンで僅かに滲み、サラサクリップで滲み、サラサドライで少々滲む。輝度が高い。
- トリ)ステッドラー トリプラス テキストサーファー362マーカー
- サラサクリップとサラサドライで少々滲む。輝度が高い。
- トリド)ステッドラー トリプラス テキストサーファードライ128 64蛍光色鉛筆
- モジニラインと同等。
- サク)ゼブラ サラサクリップ ネオンイエロー0.5
- マーカーではなく蛍光インクボールペン。サラサクリップで少々滲むが目立ちません。輝度が高い。ただし線が細い。ゼブラは蛍光サラサ太字か蛍光スラリ太字をつくってもよいと思います。
*紙はコクヨ さらさら書けるキャンパスルーズリーフノ-837S-5
*全般的に、黒より赤が滲みにくい傾向が見られました。
サラサマークオンの新型インクが他社製蛍光マーカーでも滲まず、蛍光マーカーペン先汚れもほとんどなく、完璧に限りなく近かった。
実のところサラサクリップもインクがちゃんと乾くとけっこう良好で、後日ノートを見返して復習するときにマーキングするんだったらあまり滲まないんじゃないでしょうか。ただし蛍光マーカーと紙によります。手持ちの品で滲んだらマークオンを試してみるとよいでしょう。
替芯交換もサラサクリップと同じ。
各紙片、上から本品
サラサクリップJF芯
サラサドライJLV芯
◆替芯MJF芯/RMJF φ6.2mm×111.5、ペン先径2.25mm、JISゲルK型、日本製
ボール径/筆記距離;0.4mm/不明
0.5mm/不明
顔料系ゲルインク、黒のみ。
耐光性など遜色なく、書き味もインク色もJF芯と判別できず、修正テープ上でも色が淡くなりません。画像の修正テープはゼブラ クルティア。
互換品:
サラサクリップ用JF芯と
サラサドライ用JLV芯、
ぺんてるエナージェル用LR/LRN及びハイブリッドテクニカ用KFRN、
三菱鉛筆シグノノック式用UMR-80系及びR:E用URR-100
代用品:ゼブラ スラリ用EQ芯、
サクラクレパス ボールサインNX用R-GB及び
ボールサインノック用R-GBP、三菱鉛筆ジェットストリーム用SXR-
ばねがちょっと長くなっていました。
サクラクレパスR-GBPの中には0.1mmくらい長い品があって、それを入れると長いばねが干渉してノックボタンを最後まで押せない場合があります。ばねが短いサラサクリップではノックできます。
裏ワザというかちょっとした工夫には、先に蛍光マーカーで塗ってからボールペンで書く方法があります。
ただしその方法では蛍光色鉛筆使用はあまり勧められません。芯粉がペン先をつまらせるおそれがあるんです。
サラサクリップは代表的な顔料系ゲルインクボールペンの一種。
顔料系インクは耐光・耐水・耐アルコール性が高く、滲みも裏ぬけも起こさず公文書にも使えます。紙繊維深くへ浸透しない色素なんですね。
そんな顔料系インクも擦過には弱くて、マーカーで上書きすると紙面から顔料粒子が剥がされて滲みます。
そこを改良したのが今回のマークオン。結果は上々、良品に思います。
初回限定勉強セットにはチェックシート(暗記シート)つき。
赤いチェックシートを載せると赤字が読めなくなる現象を利用して、文章穴埋め問題をします。
出題されそうな、つまり重要な用語や年号を赤字で書き、赤いチェックシートを載せて自分のノートを穴埋め問題へ変えるのです。