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　万年筆⇔サインペン⇔蛍光マーカーの三種にヴァリエーション展開するシステマティックな製品、プレピーの蛍光マーカーです。全5色、13g。日本製部品、中国組立。
以前紹介したプレピー万年筆とペン先、クリップ、インクが違うだけで他の部品は同一。
　インクは水性顔料系蛍光インク。
本来裏抜け(裏写り)しにくいインクですが、インクが溜まる箇所では、2枚めにインク移りしないものの裏抜けしがち。
他の水性インクを滲ませることもありますが、インクが生乾きでない限りは問題視するほどではありません。
ただ、パーカーローラーボールとはどうも相性が悪い。

　胴軸に「ずっと使えるカートリッジ&チップ」と印刷されているように本品はカートリッジ式。ペン先交換もできます。
　インクカートリッジは独自規格かつ旧い設計ながら完成度が高く、インク容量は1.2mlで欧州型の1.3倍。3本150円税別。日本製。
　インクカートリッジ1袋に替チップ(替ペン先)1本が付属し、プレピーサインペン用ペン先でも代用できます。
ペン先は平凡なチゼル型で線幅約3mm。
店頭陳列時はカートリッジ未開封。なので試し書きはできません。
装填するとインクが徐々に浸透していきます。

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　筆記距離は150m。
ほぼ同型カートリッジを用いる三菱鉛筆プロパスカートリッジPUS-155(線幅4mm,カートリッジ40円)は125m。
三菱の直液式プロパスネオ(100円)が165m,
中綿式プロパス(100円)は150m。
これを価格で平均化すると50円あたり
プレピーカートリッジ150〜187.5m
プロパスカートリッジ156.25m
直液式82.5m
中綿式75m
となります。(替チップが付くプレピー用カートリッジは単価が40〜50円となって計算結果が揺らぐ)
3本以上使うなら詰替え式で節約できます。

　個人向けではなく法人向けのことになりますが、カートリッジ式は費用も廃棄重量も小さく、事業所ゴミが有料化された現在、継続使用ならこれ以外に選択肢はありません。
しかし、廃棄費用は他の事業ゴミに比べ大きな違いはなく、またプレピーは両頭式(ツイン型)でもなく、更に低廉な詰替式トンボ蛍コートの存在もあって、選ばれることは少ないようです。

　なので、費用節減よりも組み換え可能な拡張性あるシステム製品と捉えてみたらどうでしょうか。
そして極細ペン先や水性ボールペンペン先、三菱鉛筆と技術提携しているならプロパスウィンドウ型ペン先も加えたらいろいろ遊べるのですが、それは高望みというものかもしれません。

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　ちなみに、同方式のプロパスカートリッジはエコマークつき。プレピーにはついていませんがキャップや胴軸の再生樹脂使用率は高く、グリーン購入法適合品(エコ商品ねっと掲載品)です。

　グリーン購入法ガイドラインは筆記具に対し、詰替可能を要求しているのに(エコマーク品は除外)、その替芯やインクカートリッジは対象外のため、適合筆記具購入率100%を達成している事業所は詰め替えずに使い捨てていることになります。
　使い捨てカメラのように生産者が完全回収するなら丸ごと使い捨てるのもよいのですが、使用者が自ら替芯交換する筆記具等はそうはいきません。
やはりここは替芯の消費税率を基準税率未満にして購入動機付けを……
または替芯やカートリッジ、詰替インクを適合品にして、軸を準適合品にしたらどうでしょうか。

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