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　1秒以内にインクが乾く速乾性染料系ゲルインクボールペン。
2016年2月0.4 / 0.5mm発売、11月0.7mm発売、日本製。

ノック負荷約300g。
　ポケットクリップは二色成形で可動式。
サラサクリップよりクリップ位置が下がってノックボタンを押しやすくなりました。
サラサクリップと異なりクリップばねに巻きばねが採用され、それを取り出そうとしましたが、思いのほか頑丈でクリップを分解できませんでした。

このペン軸、三菱ジェットストリームSXN-150に似、替芯も互換します。
SXN150のクリップが折れやすいらしいので、このペン軸に換えてもよいでしょう。

ペン軸接合部が変わり、口金を外して替芯交換。
替芯復座ばねが替芯に嵌まって出てきますが、外して再利用します。


各紙片、上がサラサドライJLV芯、下がサラサクリップJF芯
◆替芯JLV芯 φ6.1mm×111, ペン先径2.25mm, JISゲルK型
ボール径/筆記距離；0.4mm/400m
0.5mm/650m
0.7mm/500m
染料系ゲルインク、黒赤青
書き味はサラサクリップJF芯よりいいかもしれない。
0.4mmになるとJF芯同様書き味が落ちますが、それでも十分に感じます。

　宣伝通り速乾します。左利きにも好まれるでしょう。
この速乾性は紙へのインク浸透性を高めたためで、ぺんてるエナージェルより速く、エナージェルより裏抜け(裏写り)して乾く。
ほかの裏抜けしやすいボールペンと併せてオキナ プロジェクトリングノートに書いてみました。

1) ゼブラ サラサクリップ1.0mm
2) 同サラサドライ0.7
3) ぺんてるエナージェル0.7
4) 同1.0
5) パイロットVボールRT0.7
6) 三菱シグノ307 0.7
7) 同エア0.5
サラサJF芯は太字1.0mmでも裏抜けしませんが、サラサドライJLV芯では0.7で抜けます。

上 サラサドライJLV芯
下 サラサクリップJF芯
修正テープ上では速乾性が落ち、インク色が淡くなります。
JLV芯は染料系ゲルインク、JF芯は顔料系ゲルインク。

替芯型名がものすごく見やすくなり、サラサクリップJF芯も同様に見やすくなってました。

互換品：サラサクリップ用JF芯、ぺんてるエナージェル用LR/LRN及びハイブリッドテクニカ用KFRN、三菱鉛筆シグノノック式用UMR-80系及びR:E用URR-100

代用品：ゼブラ スラリ用EQ芯、サクラクレパス ボールサインNX用R-GB及びボールサインノック用R-GBP、三菱鉛筆ジェットストリーム用SXR-、
そしてミランP1用替芯を約14mm延長すれば転用できます。

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　サラサの新型ながらもサラサクリップと方向性が異なり、改良型というより姉妹品が増えた、というかんじ。
インクも方向性が異なり、耐候性を失った代わりに速乾性を獲得しました。同じ替芯形状なので互換します。

　こんなに速く乾くなら、インクづまりしやすいかもしれない、と思って開封後三ヶ月くらい放置したんですけど、まったく問題なし。三年くらい放置しないとダメか。

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