ステッドラーには三角太軸鉛筆が二種、ゴム塗装された前回のエルゴソフトシリーズと、従来のラッカー塗装がされたトリプラスシリーズがあります。
今回は後者のうち黄色と黒に塗り分けられたノリスクラブ トリプラス、それのかきかた鉛筆Schreiblernstiftです。発売年不詳、ドイツ製。
φ10mmφ9.8mm (内接円径約8.4)×175, 芯径4mm, 約8g, 先付け鉛筆、封蝋ナシ、PEFC認証材使用、@190円税別
銘が金文字と白字で二面にあります。
金字:MADE IN GERMANY [ステッドラーロゴ]STAEDTLER Noris Club jumbo HB
白字:[バーコード] Art. Nr. 119
●芯硬度HBのみ。
舶来鉛筆芯は全般的に日本製より硬く色が淡いのですが、本品は三菱ユニとトンボ モノに較べても遜色なく、北星9500とアイボール ハイニューに較べれば色が淡いけれども、なめらかさにおいてはそれらに優り、「砂を噛む」こともありません。
違いが全然わからない画像ですが……。
上左)
ノリスエルゴソフト153/2B、上右)本品/HB
以下ステッドラー ルモグラフ100
三菱ユニトンボ モノ北星鉛筆9500アイボール ハイニュー
芯だけを削り出してみると2Bのノリスエルゴソフトより太芯。前回にもまして芯折れを心配することはなさそうです。
右端は
次々回のKoh-I-Noorトリオグラフ1830。
●三角軸は従来通りのラッカー塗装。
エルゴソフトシリーズに対し、滑り止め効果が低いため筆圧緩和効果も低い。
その代わりに、汚れにくくべたつきません。
かきかた鉛筆の名称を与えられているけれども、エルゴソフトと違って名前欄がなく、芯硬度HBと相まって少々異なるコンセプトなのかもしれませんね。
●鉛筆削りは、ノリスエルゴソフト153と同じく
ファーバーカステル 182797、
M+R602、
同社512 001,
512 128, 510 20などなどが合います。
左)512 001
右)北星鉛筆かきかた三角鉛筆専用削り器
先付け鉛筆なので、始めから芯先が削られているんですが、その芯の稜線部が鉛筆削りの刃に引っかかるため、削る前にここをカッター等で削って丸めておきましょう。
それができたらカッターでも削れるようになるので、新たに鉛筆削りを買うことはないかもしれません。
新年度が始まってから鉛筆を紹介しても売れそうにないから、アフィリエイトブログとしては鉛筆をさきに紹介して鉛筆削りを後回しにすればよかったですね。
ノリスクラブ119はHBのみですが、赤と黒に塗り分けられたトリプラス1285-1に2Bがあります。
またノリスクラブには色鉛筆もあり、次回はそれから派生した
テキストサーファードライ蛍光色鉛筆です。
2021年5月29日追記:2021年、ノリス120周年記念サイト公開される。
→Happy Birthday, Noris!→Happy Birthday, Noris! STAEDTLER feiert 2021 den 120. Geburtstag eines Klassikers