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ソニック ラチェッタカプセル SK-878
2014/02/24 06:00


ソニック ラチェッタカプセル ハンディ鉛筆削り レッドSK-878-R

ソニック ラチェッタカプセル ハンディ鉛筆削り ブルーSK-878-B

Amazonマーケットプレイス品

 なんと、ラチェッタかるスピンを取り込んで進化してしまいました。
芯先調節機能つき。全5色、2013年9月発売、中国製。設計はたぶん日本。

口径8mm、前回紹介したカランダッシュ グラフウッドとダーウェント スケッチングはギリギリ削れません。
切削角度約22°、
とんがり係数:尖0.83、鈍0.75
削りくず厚約0.2mm
 刃の削れ味(切れ味)が以前のラチェッタより向上しているような気がします。おそろしい……
昔のアメリカ人も日本製に同じ気持ちを抱いたんだろうか。

●ラチェット(逆止)機構
 鉛筆削りで鉛筆を削るには鉛筆を回し続けねばなりませんが、人間の前腕は180°くらいしか旋転できないため、鉛筆を握り直して回し続けます。

 ラチェッタシリーズの特長は握り直さずに鉛筆をぐりぐりするだけで、既存品より素早く削り続けられるところ。
1)鉛筆を回して削る
2)鉛筆を逆に回すと、鉛筆削りも回る
3)鉛筆を回すと、鉛筆削りが止まって鉛筆が削れる
4)鉛筆を逆に回すと、鉛筆削りも回る

内部で鉛筆削り本体が30°ずつ回る仕組み。
作動が渋くてうまく回らないこともありますが、それでも削れます。

●芯先調節機能

 スイッチレバーを切り替えて鉛筆が入る深さを変え、芯先の太さを変えます。
・鋭い芯先は先端φ0.2mm以下、それ以上尖らず、空転し始めます。
・鈍い芯先は先端約φ1mm、色鉛筆のほか前述通りマークシート用に好適な芯先になります。

●スピナー
スピナーは短い鉛筆を削るための補助具で、かるスピンから継いだ機能。キャップ兼用。
鉛筆全長約43mmまで対応。

 2013年の愛用文房具を総括する〈1〉鉛筆と削り器と消しゴムとルーズリーフ|たこぶろぐに指摘されるように、かるスピンはさらに短い鉛筆を削れます。


 削りくずを捨てるには、尖頭型削りくず容器を144°回して外します。

 刃と削りくず容器との隙間が狭いと、ファーバーカステル182797のように詰まって削りにくくなってしまうのに対し、
ラチェッタは鉛筆削り本体が内部で旋転し、削りくずを払いのけるため詰まりません。

とはいえ、画像のように十回ぶん削りくずが貯まるとさすがに詰まりやすくなってきます。

 欠点は机上で転がりやすいところでしょうか。
一応は切替スイッチが転がり止めになり、最大直径部が十角形に面取りされて転がりにくくなってますが、ぞんざいに置くと転がりやすくなるため、そうしないようにしましょう。



 ラチェット機構で素早く削れるといっても、ふつうの鉛筆削りだって鉛筆を握る手をいったん離して握り直せば同じことができるから、本品の優位性は実のところ小さい。
しかしこの小さな差が入試や資格試験で優位になるでしょう。
 さらには、芯先調節機能によって芯先を鈍らせたまま削れるため、マークシートを塗りやすくなります。

 上述の二点(素早く削れることと鈍い芯先のまま削れること)をもって、本品はマークシート試験に好適いや最適な製品です。




左)三菱ハイユニHB
右)アイボール鉛筆ハイニューHB

左)三菱ハイユニHB
中)アイボール鉛筆ハイニューHB
右)ダーウェント スケッチング鉛筆HB

 HB鉛筆の標準的な芯径は約2mm、対しハイニュー(ハイクラス)は3mmあってそのぶん芯露出が大きく、マークシート試験において塗り残しなく素早くマークできる鉛筆。
しかも通販以外では非常に入手しにくくアフィリエイトブログにとても有利なのでぜひもなくおすすめします。
※訂正2015年2月21日;アイボール鉛筆の芯径はφ3mmではなくφ2.45mm(2.5mm)
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付録:対マークシート芯硬度をロト6で選別する


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